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【風林火山①】最初からそうだったわけじゃない

大河ドラマ『風林火山』を見ている。

「いきなり!?」と思うかもしれないが歴史は割と好きで、日本史、特に戦国時代が好きである。

だから今年の大河ドラマ『どうする家康』も見ていて、丁度家康が武田信玄に攻められているところである。

(僕はリアルタイムで見てないので進行が少し遅いの把握よろです)

そこでふと、「武田信玄ってどんな人生歩んでいたっけ?」と思った。

だから武田信玄の軍師である山本勘助が主人公の大河ドラマ『風林火山』を見ようと思ったのだ。

それを見ていて感じたのは、「強い人も最初から強かったわけじゃない」ということ。

『どうする家康』での武田信玄像は、とても強大な相手である。

しかし『風林火山』での武田信玄は、今のところ父親を追放した謀反人だ。

このドラマを見るまでは知らなかった。

武田信玄って謀反で甲斐を乗っ取ったんだね。

でもその謀反は、家臣や弟を全員丸め込んでのことなので、割と父さんが可哀想な感じになっている。

そういうところを見ると「武田信玄」という人は最初から知略に優れていて、家臣からの信頼も厚いように見えた。

人となりはそうだと思う。

だけど彼を取り巻く「環境」は向かい風だ。

天才だから父に恐れられ、嫡男であるにも関わらず廃嫡&追放されかけた。

甲斐を乗っ取った現時点でも、甲斐は飢えている。

今川が味方であるとはいえ戦国時代の真っ只中。

四方が陸地の武田家は、いつ裏切られ攻められるかわからない。

そんな枷を付けたままで甲斐の運営を父から奪った。

でもその枷を見事外し、『どうする家康』では織田信長に「信玄を怒らすな」と言わしめ、家康に危機をもたらす強大な敵となって登場している。

どうしてそうなったかはこれからドラマを見ていくんだけど、「そうなった」ということだけは変わりない。

この現状は僕らと似ている。

僕らもこの先、どんな人生が待っているかはわからない。

だけど「楽しかった」と言えることだけは決まっている。

どう楽しくなるのかはわからない。

でも「楽しかった」と言うことだけは決めている。

強い人が最初から強かったわけじゃない。

だけど「強くなる」ことだけは決めていたはずである。

武田信玄が甲斐を豊かにして、最強の騎馬軍団を作り、家康を恐れさせたように。

だって強くなきゃ民は守れない。

民がいなきゃ国は立てない。

ゴールははっきりと見据えること。

なんかそんなことを作中でも言っていた気がする。

以上!くろだでした。

読んでくれてありがとうございました。

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