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子育てと介護が重なる「ダブルケア」について知ってほしい!

子育てと介護が重なることを『ダブルケア』といいます。

そして、そのダブルケアな生活を私はしています。

ダブルケア、大変ですね~。
そんな人、あまりいないよね。

と言われることも、あります。(言っている人は、悪気がないです。)


いないのではなくて…
昼間の星のように、その存在が確認しにくい…まわりには気づかれにくいのだと思います。


まず、ダブルケアという言葉があまり浸透していないから、
子育てと介護が重なっていても
「子育てしていて、介護もしてるよ。」という感じかな…別々に考えている場合が多いのではないかなぁと思います。

また、わざわざそのように家族のことを誰かに説明する機会は、あまりないかと思います。

誰からも聞かれていないのに…、まして、特別な支援や優遇などがあるわけでもないのに…「私、ダブルケアをしています!」と名乗り出る人は少ないように思います。
また、とてもプライベートな内容なので、ごく親しい人にしか話されていない方もいるでしょう。

それに、ダブルケアという言葉のイメージで、その言葉の本当の意味を理解されず…、「私は、まだ、ダブルケアではないので…」と言われるダブルケアの方もいます。
ダブルケアの人自身が、ダブルケアだと自覚がないケースが実はなかり多いのではないかと思います。

ダブルケアとは、必ずしも同じ家に住むから家族みたいな捉え方ではなく…同居ではなくても、家族のお世話の場合を含みますので、
別に暮らしている場合の近距離や遠距離に限らず…施設入所や入院中などの場合も含めて、ダブルケアになります。

つまり、ダブルケアの指す介護は、介護の必要性の内容や頻度に応じた定義ではなく、むしろ、その人に子育てとは別に親や祖父母、あるいはパートナーなどの大人のお世話(介護、看病)が重なることを指していて、介護にあてはまる内容の幅はとても広いです。


参考資料に😉💗


だから、ダブルケアのことを詳しく知ると、当てはまる人がまわりにいることに気づけると思います。


特に、私としては、ダブルケアの概念は、今までの家族の中に多様にあったお世話の負担や家族関係が、時代と共に変化して、その負担感にスポットを当て、大変さを肯定し、家族だけではなく、地域で担うべきものだと、説明しているものだと思います。詳しくは『ひとりでやらないダブルケア』という本を。

ダブルケアという言葉ができた背景には、そこに育児と介護の同時進行であることの、(あるいは、広義の複数のケア重なることの)大変さがあるからだと思います。

昔の日本では、家族に関するネガティブな情報を外に漏らすことは恥だとされていた部分があります。

だけど…今は、色々な病気に関しても理解か深まり、家族で抱え込まないで、色々なサポートを受けながら、一人一人が自分らしく生きる時代へと、向かっています。

だからこそ、ダブルケアという言葉をより沢山の人が知って、理解してくれて、ダブルケアしやすい皆が幸せな社会になればいいなと思います。

あなたの側にも、ダブルケアの人はいるかもしれません。

ダブルケアって、特別なものではなく、1つの家族のスタイルだと思います。


おまけ

アイキャッチの画像の四コマ漫画です!
ダブルケアの啓蒙に時々、使用しています。






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