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家計|共働き夫婦の家計分担。お金を貯めやすくなるコツ3選

共働き家庭が一般的になり、家事分担などがSNSでも注目を集めるようになった今。家事はもちろんですが、「夫と妻、それぞれが稼いだお金を、どのように使う?」というのも、すごく大切なポイントになりますよね。

皆さんのご家庭では、どのような分担になっているでしょうか。

今回は、共働きの家計管理・貯めやすいコツについてお話しします。

■共働きのメリット

かつては専業主婦世帯が一般的でしたよね。
それが1991年頃から拮抗しはじめ、1997年には専業主婦世帯を追い越しました。2020年時点では「専業主婦:571万世帯」に対し、「共働き世帯:1,240万世帯」と倍近くに逆転しているのです!

共働きなら家計に余裕が出る、どちらかに何か起きても共倒れにならない……といったメリットがありますね。また、同じ年収1000万円世帯でも、共働き(500万+500万)と片働き(一人で1000万円)では税金面で得をする、という面もあるでしょう。

とはいえ、現代においては「片方の稼ぎだけでは、生活がギリギリ苦しい」というのが、実情のような気がしています。皆さんのお宅はどうでしょうか。

■共働きの家計管理3パターン

共働きには家計管理パターンが、主に3種に分けられます。
そして、貯めやすさにも違いがあるといわれているんですよ。

①大黒柱+サブ収入タイプ

夫婦どちらかの収入を主にし、もう片方の収入は貯蓄にまわすタイプ。
メリット:貯蓄がしやすい
デメリット:不公平感が出ることがある

②共同財布タイプ

生活費としてお互いが一定額を出し合い、残ったお金は各自が管理するタイプ。
メリット:生活費の支出が把握しやすい
デメリット:お互いの出費・貯蓄が把握しづらい

③項目別分担タイプ

食費は妻、家賃は夫など、項目別に分担をするタイプ。残ったお金は各自が管理。
メリット:口座を分けたり入金したりする手間がない
デメリット:お互いの出費・貯蓄が把握しづらい

一般的に、①の大黒柱+サブ収入タイプは、貯蓄がしやすく急な出費にも対応しやすいといわれています。一方②・③タイプは残りのお金を各自管理するため、自由が効きやすい反面、貯蓄について不透明になりがちです。


我が家では結婚するとき、②パターンにあたる「夫婦の共同財布(口座)」をつくりました。生活費などをお互いが一定に負担し、残った分はお互いが自由にやりくり。当時はお互い収入が少なかったこともありますが、ほぼ貯蓄はできませんでした。

その後私が妊娠を機に正社員をやめ、①の「夫の収入で暮らし、私の収入は貯蓄」型になりました。お金がためやすいのは、断然今ですね。ただ、これが可能なのは、片方がある程度の収入を得ている場合です。

ちなみに、かつて同棲していた彼とは③「家賃は彼、光熱費・食費は私」と項目別分担でした。彼の方が収入は高いうえ家賃は会社補助が出ていたので、とてつもない不満を感じていましたね……。

■不満を抱えず貯蓄を増やすには

お金の貯まらなさ……それは「お金の不透明さ」にほかなりません。さらに互いの出費に関して無関心であったり、自分の出費に無頓着であったりすると、なかなか貯蓄にはつながりません。

夫婦で家計のマネジメントをするのだという意識を持つこと。
そして、お互いのバランスをとりながらお金について話し合うことが大切。

その、貯蓄を増やすためのコツをご紹介します。

コツ②ライフプランを立てる

まずは先々の暮らしを見据えて、簡単でもいいのでライフプランを立ててみるのがおすすめ。教育費、マイカー購入、マイホーム……何年後にどのくらい出費をするか、ざっくりでもいいのでイメージしておくだけでも違います。

住宅・教育・老後資金は3大資金とも呼ばれる大きなもの。最低限これらについて、夫婦共通の目標をもっておくといいでしょう。

コツ②家計管理タイプを見直してみる

さきほどご紹介した3パターンの家計管理。その分担タイプについて、ライフスタイルの変化とともに見直してみるのもおすすめです。
「共同財布タイプ」「項目別分担タイプ」は、どちらかが貯金しているだろうと相手に頼る気持ちが生まれてしまうことも。

結婚したとき、子どもが生まれたとき、仕事が変わったとき。生活レベルの変化に伴い、やりくりの方法を変えていくのも大切です。

コツ③先取り貯金

お互いの収入、目標となる金額が分かったら、残った分のお金から「先取り貯金」してしまうのです。お互いが同じ目標に向かってお金を貯めるのですね。そのとき、互いの収入に見合った額に調整するといいでしょう。

ある程度出費が把握できるようになると、無駄遣いも可視化されます。あまり生活をきりつめるのも苦しいものです。ほどよいゆとりを確保できるよう、きちんと話し合えるといいですね。


■暮らしを豊かにするために

共働きで世帯年収の高いご家庭は、生活レベルが上がって貯蓄がたまりにくくなるというパターンもあるといいます。

大切なのは「どのくらいたくさん稼いでいるか」よりも、「入口と出口のバランスを整える」ことです。
今このときの暮らしだけではなく、将来的な豊かさもイメージして、夫婦いっしょに目的に向かって進めるといいですね!

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