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時の流れは早い。2022年の3分の1がもう終わったという衝撃。

待ちに待ったゴールデンウィークが始まった。行動制限のないゴールデンウィークは3年ぶりらしい。そのためか、街に人が溢れているような気もする。

この記事を書いているのは2022年4月30日。4月最後の日である。ついこの前、年越しをしたと思ったらあっという間に4月が終わった。時の流れは早い。

「桜が咲くのはまだ先かぁ〜」と、春の到来を待ち望んでいたのが、つい先日のことのようである。桜はとうに散り、気温も上がってきた。日本は夏に向かっている。

そんなこんなで振り返ると、もう1年の3分の1が終わったことになる。1月、2月、3月、4月。2022年が始まってもう4ヶ月も経ったのだ。あと2ヶ月もすれば今年も折り返しである。

大学を卒業し、社会人になり、そして退職し、今は個人事業主として暮らしているが、年々時の流れを早く感じる。学生の頃は1日1日がもっと長かったような。

4月が終わりを迎えるにあたり、そんなセンチメンタルな気持ちになっている。この「年々、時の流れを早く感じる」現象は「ジャネーの法則」というらしい。

〈ジャネーの法則〉は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられる」という現象を、心理学的に説明したものです。

例えば、50歳の人間にとって一年の長さは人生の50分の1ほどですが、5歳の人間にとっては5分の1に相当します。つまり、50歳の人にとっての10年間は、5歳の人にとっての一年間にあたり、5歳の人にとっての一日は、50歳の人にとっての10日にあたることとなります。

簡単にまとめると、〈ジャネーの法則〉は「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)」ということ。生きてきた年数によって一年の相対的な長さがどんどん小さくなることによって、時間が早く感じるというわけです。

https://tenki.jp/suppl/rsakai/2018/11/10/28569.html

なるほど、そういう理由があるのか。ただ、時の流れを早く感じる理由はこれだけではないだろう。

毎日同じことを繰り返していると、日常の中に新鮮さがなくなり、1日があっという間に過ぎてしまう。

逆に、普段経験しないような非日常的な体験の中にあっては、1日1日の記憶は鮮明である。時間の流れもゆっくり進んでいるように感じる。

今の私の生活は、朝起きて契約しているコワーキングスペースに向かい、夜には自宅に帰る生活である。これをほぼ毎日繰り返している。

こうしたルーチンは日々の仕事を安定的に進めることができるが、悪く言えば新鮮味がない。毎日同じことを繰り返している。

会社員時代の頃は、時々出張もあったし、趣味の海外旅行にほぼ毎月行っていた。退職し個人事業主になった今は、仕事柄出張もない。コワーキングスペースに入り浸りである。

まぁ、仕事で外出しなくなったのは、リモートワークが浸透したことや、「非接触を増やすべし」という社会の要請も大きい。

いままで直接会って進めていた仕事が、別に会わなくても進むことに気づいてしまったのだろう。効率的といえばそうだが、人と人との関わりが減って味気なさも感じる。

1日の流れが早いのは、人との触れ合いが減ったせいもあるはずだ。

趣味だった海外旅行に行かなくなって随分経つ。先日、パスポートを見てみたら有効期限が切れてしまっていた。

会社員時代はよく弾丸旅行に行っていた。土日に加えて1日の有給を加えて2泊3日。近隣のアジアの国々への週末旅行を楽しんでいた。たかだか3日間の旅行だが、その記憶は鮮明であった。

非日常的な刺激が強かったせいだろう。時間の流れは遅く感じた。一方、最近では、3連休が一瞬で過ぎていく。このまま年を取るのは非常によくない。

個人事業主になって3年目。少しずつ色々なことに余裕が出てきた。仕事一辺倒だった暮らしからシフトチェンジして、「1日1日を大切に長く生きる」ことを大切にするべきか。人生には刺激が必要である。

おしまい。


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