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時々、コラム。

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1週間に一度程度更新していきます。 島根で活動するNPO・くらしアトリエが考える「未来を見据えた暮らし方」。 明るく、時に凛として未来に向かい、素敵に歳を重ねられる島根でありたい… もっと読む
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#シビックプライド

島根礼賛!ようこそ島根へ。暮らしを楽しむマインドを忘れずに。

4月、出会いの季節。新たなる門出の季節。 この春、進学や就職、異動などで新たな土地での一歩を踏み出した方、多いのではないでしょうか。 この4月から島根で暮らす、という方も、いらっしゃるかと思います。 今年はちょうど桜が見頃で心浮き立つスタートかな、と思われた矢先、週の半ばで雨が降り、なんだかちょっとなあ…と感じた方もいらっしゃるかもしれません。 でも、安心してください!気持ち次第で、めちゃくちゃ楽しい暮らしが満喫できるのが、ここ島根県です。少なくとも、私たちくらしアトリエ

お花見弁当作って、大切なあの場所へ。「かわいいランチ」今年もやりました。

今日の「時々、コラム。」は久しぶりの「かわいいランチ」のことを。 ※「かわいいランチ」とは…自分たちがおいしい!と思う食材でお昼ごはんを作り、風景の素敵なところや気の置けない場所でかわいくディスプレイしていただく、という、くらしアトリエの活動(?)のひとつです。 ここのところイベントの準備にかかりっきりだったのですが、3月のこの時期といえば…自然と「桃源郷、もう咲いてるかなあ」という話になります。 「桃源郷」とは、私たちが2021年12月まで拠点としていた雲南市大東町の

小説の中に出てくる「島根」について考える。

2024年もたくさん本を読むぞ!と、年末年始に何冊か興味のあるものを購入して休みの間に読んでいたのですが、そこで感じたとある思いが、今日の「時々、コラム。」のテーマです。 中島京子さんの「ムーンライト・イン」という小説に、「島根」という言葉が出てきました。詳しく言うとネタバレになってしまうのですが、「介護の仕事をしに島根に行く」という描写があり、「おっ」と思ったのです。 こんな感じで、小説に「島根」が出てくること、けっこうあるね、とスタッフと話しました。 例えば、三浦し

2023年を振り返る。「時々、コラム。」&メリークリスマス!

今回は、今年最後の「時々、コラム。」ということで、1年の振り返りをしてみようと思います。 2021年の冬に出雲市へ移転し、「オープンスペース.美南」さんでの活動も2年を過ぎました。 今年の大きな出来事としては、 ◎NPO法人化15周年記念冊子の発刊と、記念イベントの開催 ◎うつわイベントの開催 といったところでしょうか。 ◾️NPO法人化15周年記念冊子の発刊 前年度からずっとあたためていた法人化15周年の企画として、冊子を発刊することができました! 15周年記念に

たとえそこにいなくなっても、花は咲いていてくれる。

先日、お天気の良かった日に、かつての事務所があった雲南市大東町の「はたひよどり」を訪ねました。 毎年春になると、地区内にある「畑展望公園」で早咲きの桜が咲いたり、オオイヌノフグリなどの野の花が咲き誇ったりして、「桃源郷」のような風景が広がります。 移転してからは、季節のうつろいを知る機会も減ってしまったのですが、どうやら今年は春が早く来そうだ、ということで、いつもよりも少し早めに出かけてみたのでした。 桜は見ごろをやや過ぎた感じではありましたが、まだまだきれいな濃いピン

ローカルなものを勝手に応援シリーズ第3弾・白バラ牛乳!

これまで、くらしアトリエはこの「時々、コラム。」の中で「勝手に応援」と題し、自分たちが大事にしている地元の会社や商品について思いを綴ってきました。 例えば「南目製粉」さんの「ナンメのきな粉」について。 またある時は、一畑電車について。 いいものだから、応援したい、知ってほしい、伝えたい。 そんな気持ちから、誰に言われたわけでもないのに勝手に発信をする、というコラムです。 今日はその第3弾。 鳥取の牛乳ですが、島根の方にも馴染みが深い、「大山乳業農業協同組合」について

読まれたコラム、読んでほしいコラム。

くらしアトリエの立ち上げ記念日は、3月6日。 2005年のこの日に、ホームページ「SLOW+SLOW」がスタートして、活動が始まりました。 今日はそれを記念して…というわけでもありませんが、5年前の3月からスタートしたこの「時々、コラム。」について振り返ってみようと思います。 ※「時々、コラム。」とは…くらしアトリエが週に1度、コンセプトや興味のあること、視野を広げるために考えていることなど、テーマを決めて深掘りしている文章のことです。 今回、あらためてどんなコラムが読

「どこに暮らすか、ではなく、どう暮らすか。」と、2023年の抱負。

2023年、今年初めての「時々、コラム。」です。 この「時々、コラム。」とは、私たちくらしアトリエの活動の中で感じたことや気づいたこと・あるいは悩み迷ったことを少し深く掘り下げて綴っていく、というもの。 今までに書いたコラムは210本。時にはふざけつつも、読んでくださる方にインパクトがあるものを…と、毎週うんうんと頭を悩ませながら考えています。 今回は新年1回目ということもあり、今年の抱負などを…。 個人的な目標で言うと、ここ数年毎年掲げているのは「機嫌よく生きたい」

憧れの日本酒ライフ。「もの」の中に風土がさりげなく内包されている喜び。

今日の「時々、コラム。」のテーマは、シビックプライドを感じた新たな体験について。 少し前から、くらしアトリエスタッフに「夫婦で日本酒を楽しんでいる」という話を聞いていました。おいしい地酒をセレクトして買ったり、旅先で買ったりして、日本酒ライフを飲んでいるとのこと。 え~、何それ、かっこいいなあ、いいなあ、と思いました。 というのも、我が家では晩酌など、お酒を家で飲む習慣がないのです。 私自身がお酒はほぼ飲めない、というのと、オットは数年前からドクターストップがかかってい

いろんなツールで応援を。

日々のnoteを読んでくださっている皆さま、今日の「時々、コラム。」は、NPO法人くらしアトリエの「ファンドレイジング」について書いてみたいと思います。 ファンドレイジングとは何ぞや、という方もいらっしゃるかもしれません。広義では「資金調達」のことを指す言葉で、NPO法人がこの言葉を使うときには特に社会課題の解決、つまり「社会をより良くしていくための資金調達」のことを指すことが多いです。 皆さん、NPO法人の収入にはどんなものがあるか、ご存じでしょうか。 「NPOって非

「人生を楽しむスコープ」を持っている人の話。

つい昨日、パッと視界が改めて開ける、という体験をスタッフとしましたので、コラムでシェアしたいと思います。 5月24日から松江市の「まちなびホール」で開催されている「飯南の輝く女性展」を見に出かけてきました。 タイトルのとおり、島根県飯南町で活躍する女性の皆さんが創作した作品が展示されています。 この中のおひとり「かげやままき」さんは、くらしアトリエで先日オープンした「山の図書室」のマイクロライブラリーにイラストを描いてくださった方。 マイクロライブラリー以外にも、かつ

校歌には地域の魅力が詰まっている。

今日の「時々、コラム。」は、校歌について。 …なんで校歌?と思われるかもしれないので前置きしておくと、4月21日(木)から始まるイベント「島根から大山を愛でる 通称:愛で(めで)大山」の企画段階で、校歌が重要な意味を持っていたのです。 発端は、大山について考えていたとき。「そう言えば子どもが中学校に入学したときに、校歌に”出雲富士”っていう歌詞があってびっくりした」というのを思い出しました。 「出雲富士」というのは、島根の人が大山のことを呼ぶときの別名です。(一説には「

ようこそ。島根へ。〜くらしアトリエ的ざっくり島根の楽しみ方。

今日から4月。新しい土地で新しい一歩を歩み始めた方も多いのではないでしょうか。 ここ島根にも、転勤や進学などでお引越しされてこられた方もいらっしゃるのではないかと思います。そして、引っ越しを終えて一段落した週末に、「さて、島根ってどういうところなんだろう」「休みの日にはみんな何をしてるのかな」と検索をしたり、わくわくすると同時に「ここで楽しく暮らせるんだろうか」と不安になったりされているのではないでしょうか。 そんな方々にまず伝えたいのは、「島根、いいところです!思い切り

自分も地域のひとしずく。

いまさらですが、くらしアトリエはNPO法人。 2007年に法人化したので今年の11月で15年になり、「ひとつの節目だね」と話しているところです。 撮影のお仕事をしたり、いろんなプロダクトをデザインしたり、うつわのイベントをしたり、はたまたサンドイッチのおいしいお店を紹介したり、いろんなことを発信していますが、「くらしアトリエとは何ぞや」と疑問に思った方には、こちらの記事を読んでいただけたらと思います。 この記事の中で、「活動を通して私たちが目指すこと」について、下記のよう