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時々、コラム。

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1週間に一度程度更新していきます。 島根で活動するNPO・くらしアトリエが考える「未来を見据えた暮らし方」。 明るく、時に凛として未来に向かい、素敵に歳を重ねられる島根でありたい…
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記事一覧

"ていねいな暮らし"の呪縛からの解放、からの、結果「ていねいな暮らし」

この夏、何度目かの「ぬか漬け」デビューを果たしました! 毎日きれいな色の野菜をぬか床から出してカットして、ごはんと一緒においしく頂いています。ぬか漬けライフ、とっても楽しい! ぬか漬けには今までも挑戦したことが何度かあったのですが、ことごとく失敗していました。 変な匂いがしたり、うまく漬からなかったり、「これが正解なのか?ぬか漬けってこんな味だっけ…?おいしくないけど…」みたいなのができたり…。 失敗のたびに結構な量のぬか床を捨てなければならず、匂いとかもあいまってす

暮らしのヒント、のようなもの。お料理、インテリア、人生のあれこれ。

くらしアトリエは名前のとおり、「暮らし」をとても大切にしています。 活動を気持ちよく継続するためには、まずスタッフが自分自身の暮らしを楽しみ、より良くしていくことが大前提だと思っているからです。 「心地よく、楽しく暮らしていくこと」にこだわってるからこそ、今まで綴ったコラムの中にはそういった「暮らし」にまつわること、お料理、インテリア、そして人生のあれこれについて‥などがけっこう、あるのです。 きょうの「時々、コラム。」は、過去のコラムから「暮らし」にまつわるものをいく

旅先の後悔から学ぶ~山陰のおすすめスポットを添えて。

あすから3連休、という方も多いのではないでしょうか。夏休みもそろそろ始まり、旅行の計画を立てていらっしゃる方もおられると思います。 私自身は、老犬を飼っていることもあって近年はなかなか遠出ができないのですが、旅行自体は大好き。 旅行好きなスタッフもいるのですが、旅先の話を聞いたりお土産をもらったりするのも、醍醐味ですよね。お土産を考えるのは私も大好き!自分のものを買うよりもわくわくします。 「旅の思い出」で今でもよく思い出すのが、「奈良の木の実のタルト事件」です。事件っ

誰も頼んでない…のに勝手に応援シリーズ:津和野町「ざら茶」の魅力を紐解く!

くらしアトリエは今までも何度か「勝手に応援」と称し、何の見返りもないのに勝手に特定の商品や企業のPRをさせていただいたことがありました。 なぜなら「いいものがある」と思うだけで、この土地に暮らすのが楽しくなるんじゃないか、と思っているから。 あるときは山陰を代表する乳業メーカー、「白バラ牛乳」こと「大山乳業」さん。 またあるときは、島根県唯一の私鉄である「ばたでん」こと「一畑電車」。 そしてまたあるときは、あまりに浸透しすぎていてローカルフードだということを知らない人

「1円も生まない仕事」は本当に1円も生んでいないのか

「1円も生んでないのに頑張っちゃってる」 この言葉、最近私たちスタッフの間でよく交わされるのですが、決して悲観的に言っているわけではない、というのが今日のコラムです。 くらしアトリエではNPO法人として現在、「WEB発信事業」「地域のものづくり支援事業」「地域デザイン事業」という3つの事業を行っています。 それぞれが関連性を持ちつつ、随時イベントを企画したり、パッケージやプロダクトのデザインを担当したり、という具合に事業を遂行しているのですが、この中で「活動の一番の核なの

まさに今が楽しみどき!きれいなあじさいが楽しめる場所をまとめてご紹介します。

ことしの4月、新年度を迎えて進学や就職、異動などで島根に来られた方へ向けて、こんなコラムを書きました。 「島根礼賛」という言葉には私たちが常日頃から「島根ってすごくいいところなんです!」と訴えている思いを詰め込んだつもり。 この時に動画も作り、YouTubeで観ることができます。 今回はその続編とでも言いましょうか、「島根」に限らず「山陰」という土地でこれから見ごろを迎える「あじさいを楽しめる場所」をまとめてご紹介しようと思います。 新しく島根(山陰)に来られた方も、ず

島根は東西に長い。そして、南フランスとの共通点とは…?

島根と南フランスの思わぬ共通点を知った、という話。 先日、津和野町の「香味園上領茶舗」さんに出かけた時のこと。 山陰道の「大田・静間道路」と「静間・仁摩道路」が3月に開通したことで、以前伺った時よりもかなり早く津和野に着いた気がしました。 「香味園」のオーナーさんとも「ちょっとは早くなりました?」「そうですねえ、けっこう早く着いた気がします」という会話をしたのですが、あとで調べてみたら、3月の開通でおよそ10分の短縮となったそうです。体感的にはもっと早かった印象ですが…。

好き、が溢れる世界。〜推しが推しを連れてきた!

イベント「好きな人の好きなものは好き」の開催から1週間が経とうとしているのですが、なんだかまだ、イベントが続いているような気がするぞ?と、不思議な気持ちの中にいるスタッフたち。 お客さまも、そして、協力してくださった作り手の皆さまもにもイベントの余韻が残っているようで、楽しい後日談がいろいろ聴こえてきます。 今日のコラムはそんなお話を。 毎回、イベントを開催するとそれぞれに反響がありますが、今回は特に、なんというか…じわじわと温かな波がやってくる、という感じで、とても興味

好きな人の好きなものを聞いたら散財しちゃって、結果、暮らしが豊かになった話。

ここ数週間で気がついたら、かなりの散財をしておりました……。 急にどうした、と思われるかもしれませんが、来週23日から始まるイベント「好きな人の好きなものは好き」のありがたい弊害(?)が、散財に繋がっている、というお話です。 このイベント、タイトルを聞いただけだと「なんのこと?」みたいな感じでよく分からないのですが、趣旨を説明すると皆さん「面白そう!」と興味を示してくださいます。 私たち(=くらしアトリエスタッフ)が常日頃「素敵だな」と思っている方に、「好きなものを教え

「プライスレスな収入」という価値を作る。「嬉しかった」を積み重ねた2023年度のこと。

今日は「お金では計れない収入についての報告」なるものを行うことにしました、というお話です。 私たちくらしアトリエはNPO法人で、通常、年に1度の定期総会が義務付けられています。 今年度も、その総会に向けて準備を進めているところ。その中で感じていることを、今日はコラムとして綴ってみようと思います。 総会では活動計算の報告を行うのですが(企業で言うところの決算報告)、これとともに、「お金では計れない収入についての報告」も行おう、ということになりました。 もちろん法人として

瓶が変われば…。

「瓶」に入っている加工品はいろいろありますが、こういう「保存食」ものに並々ならぬ思いを持っている私たち。 旅先でかわいい瓶ものがあればつい買ってしまうし、瓶に保存食を詰めてキッチンに並べて…みたいな暮らしに憧れを持っています。 今日はそんな「瓶」に関するお話。 いつもお世話になっている雲南市の「うすの会」さんに、ジャムと一緒に「いちじくコンポート」を発注しました。 「うすの会」さんは、雲南市掛合町でお餅やジャムなどの加工品を製造されているグループさんです。「いちじくコ

山菜に対する見解の相違~ロマンと現実。

4月も半ばを過ぎ、ここのところ産直市などに行くと、わらびやたけのこなど、山菜が目につくようになりました。野菜の種類が少ない今だから余計に目立つというのもありますが、こうした山菜を目にすると、自然と気持ちがそわそわしてきます。 この時期になると、思い出すことがあります。 それは、以前拠点にしていた雲南市大東町の「はたひよどり」にいた頃のこと。 地元に住んでおられるお隣のおじさん・おばさんと私たちとの「山菜採り」に対する思いの食い違いが、今でもスタッフとその話題になるほど印象

「天国に一番近い里」から学ぶ「続ける」ということの意義。

今年も行ってきました、「天国に一番近い里」。 何のこと?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。「天国に一番近い里」とは、島根県邑南町口羽の川角(かいずみ)集落でこの季節に楽しめる、ハナモモと菜の花が咲き乱れるスポットのこと。 白・ピンク・赤のハナモモ2000本に、黄色い菜の花…まるで桃源郷のような風景が広がるため、「天国に一番近い里」と名付けられているのです。 くらしアトリエスタッフは、季節の花々を追いかけて山陰をあちこち動き回っているのですが、特にこのハナモモの風

島根礼賛!ようこそ島根へ。暮らしを楽しむマインドを忘れずに。

4月、出会いの季節。新たなる門出の季節。 この春、進学や就職、異動などで新たな土地での一歩を踏み出した方、多いのではないでしょうか。 この4月から島根で暮らす、という方も、いらっしゃるかと思います。 今年はちょうど桜が見頃で心浮き立つスタートかな、と思われた矢先、週の半ばで雨が降り、なんだかちょっとなあ…と感じた方もいらっしゃるかもしれません。 でも、安心してください!気持ち次第で、めちゃくちゃ楽しい暮らしが満喫できるのが、ここ島根県です。少なくとも、私たちくらしアトリエ