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CPAP(シーパップ)のすすめ

コラム580:CPAP(シーパップ)のすすめ。

 睡眠時無呼吸症候群をご存知でしょうか?寝ている時に呼吸がしばらく止まり、苦しそうに再開する病気で、眠りの質が悪くなり、日中の眠気につながったりします。新幹線の運転士が眠ってしまった事例で有名になりました。

 私は、ウツで大不眠なのですが、それは横に置いておいて、その睡眠時無呼吸症候群なのです。二重不眠です。肥満や体質が原因らしいです。

 診断は面倒くさくて、数日間、寝る時に呼吸をモニターする装置を装着しないといけません。私は一度で、医師から「深刻な症状です」と宣言されてしまい、嬉しいのか、がっかりなのか分からない経験をしました。

 で、診断が下ると、医療機器取扱店の方が機械をもってきてくれます。旅行にも対応した小型(といっても砂糖1キロパックくらいありそう)のものから、私が使っている漬物石のようなものまで、幅広くあります。欧米で使う人が多いようで、私のものは、オーストラリア製です。データは医師にメディアを提出するタイプと、勝手に機械が通信してレポートを作成するタイプとがあります。こちらは便利です。

 旅行の時に持っていくのは、実際には難しいので、私もイタリア1週間旅行には、置いていきました。手荷物で持ち込んで、セキュリティー検査の際は「シーパップ」と言えば、すぐに分かってもらえるそうです。私の場合は、眠りの質がもとから良くないので、なくてもそれほど困りませんでした。

 しかし、ぐっすり眠れる時間が増えることは確かで、やめられない充実感です。問題は、上記のように診断がめんどくさいことと、1ヶ月に一度、必ず内科などを受診しなければならないこと、そして費用が、1ヶ月に5千円程度(3割負担)もすることです。あと、鼻にマスクをつけるバンドなどが「ジェイソン」のようなマスクっぽくて、寝顔が怪しい、という問題もあります。

 費用は大問題ですが、眠れる、ということの大切さを分かってくださるメンタルの方には、少しでも助けになるものがある価値を分かっていただけるのではないかと思います。

 もしも、ご家族に「いびきが止まってるよ」とか、「日中、異常にうつらうつらしてるよ」、などと言われるようなら、受診を検討してもいいかもしれません。

 あまり実体験を知る機会がなかったので、ここに書いてみました。ご興味があればぜひ。ではでは。

以上

2023年11月16日

クララ

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