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【パートナーインタビュー】日本酒「矛盾に挑戦した僕の物語を知ったら、君は何を想うだろうか。」岡山県・丸本酒造

こんにちは。KURAND公式note編集部です。

KURANDが販売している約500種類を超えるお酒は、高い技術力を持つ酒蔵と企画したクラフト酒です。私たちは小規模生産でつくられた、個性溢れた新しいお酒のジャンルを「クラフト酒(くらふとしゅ)」と呼んでいます。

今回の記事では、パートナー酒蔵をご紹介します。日本酒「矛盾に挑戦した僕の物語を知ったら、君は何を想うだろうか。」を造っていただいてる岡山県「丸本酒造」の代表、丸本仁一郎さんにお話を伺いました。

丸本酒造(岡山県)
慶応3年創業、岡山県浅口市鴨方町で150年以上酒造りを続けている老舗の酒蔵です。昭和62年より酒米の自家栽培を始め、米作りと酒造りの一体化を図り、平成15年に鴨方町が「酒米栽培振興特区」に認定され、全国で初めて酒造メーカーとして農業参入しました。その後は、有機的栽培を行う「農産酒蔵」として、流行に左右されることのない最高級に完成された酒造りを追求しています。

―丸本酒造さんのお酒造りの方針やこだわりを教えてください。

丸本さん:私たちは、酒造りを米作りから行っています。原料を栽培し、それをお酒にするという、一般的には2つに分かれるこの仕事をシームレスに繋いでいます。極端に言うと、田んぼに肥料を入れる段階で、お酒にしたときに目指す味わいを思い描いています。

現代の日本の酒造業においては、穀物検査という基準を間にいれ、すべて断ち切られているというのが現状です。しかし私たちは、土作りから酒造りまですべて繋がっていると考えています。そうして培ってきた知識やノウハウは、データを蓄積すると同時に、感覚的にも捉えています。そしてそれが、丸本酒造の酒造りのベースになっています。

―丸本酒造さんは、全国で初めて酒造メーカーとして農業参入されたと伺ってます。

丸本さん:はい。酒造りを米作りから行うことが、長く続けてきた最も特徴的な取り組みであり、他の酒蔵さんとは大きく異なる点だと思っています。

さらに、2007年に日本の有機認証を取得し、アメリカとヨーロッパにおける有機認証も併せて取得しています。認証をトリプルで取得したのは2009年、酒造会社ではダントツ1位です。米作りも有機栽培も昔から行っており、常に先々を走ってきたメーカーと言えるのではないでしょうか。

ちなみに日本のJAS法では、有機加工食品と有機農産物ではライセンスが異なります。通常、酒蔵における有機の免許というと、有機加工食品のみを指しますが、丸本酒造では、両方の免許を取得しています。

2つの有機ライセンスで、難しいのは農産物の方です。農業を無農薬にする、循環型肥料を用いるという有機栽培は非常に大事であり、難しいところでもあります。

―有機栽培には肥料も大切ですね。特徴はありますか?

丸本さん:私たちが使用する肥料は、精米所で出る赤糠と、搾った後の酒粕をペレット状に成形したものです。これが素晴らしい肥料なんです。

大量にお米を使うことで出る赤糠、酒蔵でないと出ない酒粕、それをミックスした肥料は、私たちにとって極上品。こういう循環の仕方は酒蔵でないと実現できません。

世界中から有機肥料を集めて販売しているメーカーから売ってほしいとお願いされるほど、最高に良い肥料を使うことができています。

ーお取り組みについて、ありがとうございます。KURANDとパートナーシップを結ばれたきっかけを教えてもらえますか。

丸本さん:きっかけは、都内でお酒のイベントをしていた時かと思います。弊社の取り組みが変わっていたので、お目にかけていただいたのかなと思います。

お取引きをしていて最も感じることは、期待しているし、楽しみということです。「美味しい」ことはとても大事ですが、「楽しい」というのがないと駄目だと思います。

クランドで販売している日本酒「矛盾に挑戦した僕の物語を知ったら、君は何を想うだろうか。」

丸本さん:私のコンセプトとして、ハッピーチェーンを作るというのがあります。幸せの連鎖を作らないと、一時の成功はいずれ消えてしまう。だから、ハッピーチェーンの構築こそが最も重要であると。

人は幸せになりたいわけですし、楽しいところに人は集まります。私たちが提供している日本酒において一番大切なことは、飲んだ方々に幸せになっていただくことです。

どうやってうちのお酒を通じてお客さまに幸せになってもらおうかと考えたときに、KURANDさんの取り組みはワクワクするくらい楽しそうで、幸せそうだと感じました。

お友達と飲んでいても、お一人で飲んでいても、飲んだお客さまが楽しくなれそうな取り組み、それを楽しみに期待しています。

―最後にこれを読んでいる方にメッセージをお願いします。

丸本さん:私たちの蔵のすぐ近くには日本で一番宇宙に近い山、竹林寺山があります。天体観測用の本格的な観測機器がたくさんあり、裏山には東アジアで一番大きい望遠鏡もあります。

その麓(ふもと)でお酒を造っていますので、朝日米という太古からの大地のエネルギーに加え、宇宙からのエネルギーも存分に味わっていただきたいです。

そうしたエネルギーを体に取り入れることによって、皆さんの健康と幸せを願っています。

―丸本酒造さん、ありがとうございました!

※クランドCLUB  ニュースレターより抜粋


以上、パートナー酒蔵の丸世酒造さんのインタビューでした。KURANDでは、お客さまにすてきなお酒と出会ってほしいという思いから、小規模生産でつくられた、個性溢れた新しいお酒のジャンル「クラフト酒」の認知の拡大に挑んでいきます。

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