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モクコレ2023に[木と和紙の椅子]が出展した話

こんにちは

今回は木と和紙の椅子が展示会に出展したよ、というお話をしていこうと思います。

展示会というのは東京ビッグサイトで開催されていたWOOD コレクション(通称モクコレ2023)という木材関連の展示商談会です。

全国各地の木材団体や関連メーカーが集まり、製品や国産材需要、商業活動の活性を高めることを目的としています。

その中の一つにウッドデザイン賞ブースがありまして、2022年に受賞した作品のパネルや実物展示をし、そこに木と和紙の椅子シリーズ「紙木折々」(しきおりおり)のスツール(柿渋ver.)を出展した、というのが今回のいきさつです。

(※リアル展示会は終了しましたが、オンライン展示会は2月17日までご覧いただけるようです。)

あわせて会場を見て回ったのでその辺りも交えてお話していきたいと思います。

備忘録的な内容ですので日々の合間にのぞいてみてくださいね。


■行く理由になった

柿渋和紙とスギ材のイス

2022年にウッドデザイン賞を受賞させていただいたことで、昨年末のエコプロや今回のモクコレという大きなイベントに自社製品を展示する機会を得られたのは貴重なことだと感じています。

というのも、決して大きくない小規模の事業所という立ち位置から考えていくと自社製品を知っていただく機会は少ないと考えています。

SNS等を活用すれば広まるんじゃないか
そうした側面はあるもののSNSの中には無数のアカウントが存在しています。果たしてそれがどこまでリーチしているのか見ていただいているのかは未知なところもあると思っています。

ウッドデザイン賞のブース

ですので、リアルな現場で実物に触れられることとそのイベントの規模も大きく多くの人が行き来する点を踏まえると、ありがたい展示会ですし、受賞出来て良かったと感じるところです。
さらに、自社製品が展示されるので、ボク自身もモクコレ2023に行く理由(目的)になります。

自分たちに関係するモノゴトがそこにある、というのは行動をする動機に繋がるので、動きが取りやすくなるし結果的に目的以外の情報も得られやすくもなると思います。

地元埼玉県飯能市のブース
ご挨拶させていただきました。

そう、行ってみたからこそ得られる情報があって、実際の声や世間の状況を知り、自分事に落し込めるメリットがリアルの体験の場にはあると感じています。


■日本の木が集まっていた

建築業界に身を置き、木製品を作る会社にいて、設計をしている者として、国産材を実際に感じられる機会というのは貴重な体験です。

一言に国産材とはいえ、北から南まで森はあり、温暖な地域と寒冷な地域では木材の質も異なります。その、土地なり、の育ち方します。
木造はその土地の木を使うと良い、と言われるのはそうした環境に順応した木材だからだと思います。

木の香りが漂う空間
プロジェクターを駆使して森空間を作り、安らぎの演出をしていた

知識として理解していても、普段触れているのは地場産材や洋材が主です。
だからこそ、各地域の皆さんがどのような取組みしているのか、木材の特色を活かした商品はどのようなモノか、などを知ることは大きな意味があります。

モクコレのような場に行くことで全国の木材や商品に触れ、知ることで狭まった視野を広げてくれますし、良い刺激と学びの場になります。

社会の大きな流れはありますが、自分たちの等身大で出来ることは何か?を常に考えながらアイデアをまとめ、木を使って、加工し、形にしていく姿勢は変わりません。

その上で、木以外の素材と組み合わせてみたり、またはご当地材を取り入れてみたり、素材を通じた人との関係性を構築してみたり、モクコレに行ってみて改めて色々やってみたくなりました。

ということで、
そろそろおしまいにしたいと思います。

次回もまたお付き合いくださると嬉しいです。
ではまた


▼エコプロ2022に出展したときのお話はこちら



▼木と和紙の椅子についてまとめたマガジン

▼KURAMOCO SHOP 木と和紙の椅子を販売しています。


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