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若者を雪山でパンイチで送り出さずに済んだ社長たちの話。

久能@経営コーチです。今朝は早くから将来起業したいという若者の相談をzoomで受けていました。僕だけじゃなく現役バリバリの経営者が4人集まってたかな?着実に事業を成長させている社長さんたちにアドバイスがもらえる贅沢さよ・・・。

将来独立したいフィットネスジムのインストラクター

若者はフィットネスジムのインストラクター。ちょっと尖ったコンセプトのジムで働いており、彼の地元にはそのコンセプトはまだ来てないらしい。なので「ぜひ地元に一番に持って帰ってトップになりたい!」という構想。面白そうじゃん!

そして、個人的にヴィーガンに凝ってるらしく「まだまだヴィーガン料理や素材が手に入りにくい。そんな世の中も変えていきたい!」うんうん、アツくていいよね!

ベテラン社長からの鋭いツッコミが・・・

夢を語る若者はいつ見ても気持ちのいいものですが、夢は持ってるだけじゃ実現しない。実現させるための計画や作戦、どこまでコミットするのかという覚悟、などが当然必要になってくるのですが・・・

案の定、歴戦のツワモノ社長たちからツッコミが入りはじめました!笑
いや、僕も含めてね!

「ジム作って機械いれるのにいくらかかるの?資金あるの?」

「それじゃ作って終わりになっちゃうよ。集客と運転資金も計算しとかないとね」

「集客とか営業とか経験あるの?ないなら独立前に練習しといたら?」

「計画がぼんやりしてるな~◯◯くん手伝ってあげたら?タダでw」

と、ものすごい優しくも厳しいツッコミが飛び、ちょっと元気なくなる若者・・・。

このまま独立させたら、雪山にパンイチで送り込むことになる

4人それぞれ、苦労しながら事業を育ててきた経験があるので親身になっちゃうんですよね。現実の話をせずにいいねいいね~とおだてるだけだと

雪山にパンツ一丁で送り出す

ことになりかねんぞ、と。現実的なお金の計画、営業・集客の経験(これは失敗たくさんしないと身につかない)、何より経営者視点でものごとを見ること。これらは本読むだけじゃ感覚値として身につかないですからねー。

ということで、疑似体験だけじゃダウンジャケットまでは着させてあげられるか分かりませんが、せめてロンTとセーター、うまくいけばヒートテックくらいは着させてあげられるのではないかと、伝えてあげられる経験は伝えてあげよう、となったんですね。

最後は具体的なアドバイスで締めるのがシビれた!

で、脅かすだけじゃなく、オレの有り難い教えを聞けよ、で終わるだけじゃなく具体的なアドバイスで締めたのがまたシビれました。

僕らのやってる経営者コミュニティにYou、入っちゃいなよ!会費は多少かかるけど事業失敗して失うお金に比べたら微々たるもんだし、今日みたいなアドバイスがもっと色んな人から聞けるよ!

そして今勤めてるジムの社長に「営業もやらせてくれ」とお願いして、コミュニティの会費も会社から出してもらって、会社のお金で営業経験積んじゃえば一石何丁になるじゃん、って提案したのです。いいと思うけどなー。

若者がそのアドバイスを受け入れてくれるか分かりませんが、ベストな提案だったと思っています。それにしても朝も早よからアツく起業アドバイスしちゃう社長たち・・・好きです笑。

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