リセッションでも米国株の暴落が起きにくい理由
今回は、2024年に来ると噂されている景気後退は本当に来るのか、米国株の下落幅はどれくらいを想定した方が良いのかを解説します。
こちらはいつも見ているNASDAQの1970年以降の長期チャートです。
そして、ここにあえてトレンドラインを引くとしたら、こんな感じで引けると思います。
これだけを見るとコロナ後の米国株は上昇しすぎ、今後リセッション入りをした場合、大きな下落余地があるように見えます。
しかし、次にこちらは対数目盛でNASDAQを表示し直したチャートです。
対数メモリとは、価格が高くなるほど目盛りの刻みが狭くなります。
たとえば、200円の株価が、更に200円上がり400円になったら2倍ですが、1000円の株価が200円上がっても+20%にしかならず、同じ上昇幅でも上昇率が異なるのでフェアに見れません。
これを修正するものが対数チャートで、長期間の株価分析に有効です。
そして、ここにもあえてトレンドラインを引くとこんな感じで示せると思います。
これを見ると昨年にNASDAQは既に底打ちをしたように見えますが、これが本当に底なのかどうか見ていきます。
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