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バラの世界が教えてくれること。

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バラの世界が教えてくれること。(その3)

バラの世界が教えてくれること。(その3)

前回のような理由により、バラの世界の中心はケニアになるのである。

5-6年前、バラの世界にかかわるようになって以来、この事象が不思議で仕方なかった。

コロンビアの生産者にも聞いた。

”なぜケニアみたいにもっと取り組まないの?”

”育たないから。品種を開発するには効率が悪すぎる”

と言われたときにビビッと来た。

これ、人間と同じではないか。
いわゆる人材開発とも同じではないか。

最近で

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バラの世界が教えてくれること。(その2)

バラの世界が教えてくれること。(その2)

なぜ、世界のリーダーオランダをはじめ、バラのプロはなぜケニアに集まるのだろうか・・・その答えは、”南米では標高が高すぎる”のである。

僕自身もジムで経験あるが、低酸素トレーニングというものがある。
仮想的に標高3000m級の酸素量を設定してトレーニングするもので、これがなかなかハード。なぜならかなりリアルな環境だから。
僕は、これをやった後に酒を飲むと酔いが回り、

(ああ、エクアドルと同じだ)

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バラの世界が教えてくれること。(その1)

バラの世界が教えてくれること。(その1)

バラの世界がいろいろなことを教えてくれる。

私たち「世界の花屋」でも、ケニアのバラが人気。

とにかく、大輪で茎も太く生命力が強い。
さらに、バラエティ豊か。

たまに聞かれる。
バラは標高の高いところで栽培すればよいのか。
それであれば、同じような赤道直下。南米コロンビアやエクアドルのほうがよい。

コロンビアは2600m
エクアドルは平均で3000-3200m、高いところでは3400m
(ち

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