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未来輝くまち

 11月13日(土)から始まる「つばさ通りリノベーション実践塾」の事前レクチャーが先だって行われました。オンラインで1時間程度のレクチャーでしたが、参加された方々の熱量に少々圧倒されながらも、参加者や講師も含めた方々の気概きがいを感じることのできた1時間でした。

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 バリュー・リノベーションズ・さの(VRS)が活動してから2年4か月経過したわけですが、このレクチャーをしている最中に、ふと、あの頃のまちとは少しずつ変わってきたなぁ~としみじみと感じました。

泉佐野駅までの風景

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 VRSが活動しだした時より、ちょっとずつまちが明るくなったような気がします。このまま少しずつでも、まちが明るくなってきて、昔のようなにぎわいを取り戻せたらたらいいのになぁと思いますね。

 さて、今回のテーマは、VRSとして新たな事業(いつも言ってるような気がしますがw)で始める「ひとづくり」について書かせていただきます。

◆ハードル高き事業

 今回の事業は、VRSにとって、とてもチャレンジングな事業でもあります。これまで、人材育成の取組として「なりわいテーブル」を2回開催させていただきましたが、これはこれで、成果を挙げており、ありがたいお話ですが、参加できなかった人からは、「次、いつやるんですか?」というお問い合せもいただいているそうで、一歩踏み出すきっかけづくりとして有意義な取組だと自負しています。

しかし

この「なりわいテーブル」ですが、既にやりたいことや、やっていたことをまちに出てチャレンジすることが大きな目的だったため、例えば、仲間であったり、場所であったり、そういう機会を提供することで、まちに出るきっかけを作ることに重点を置いて、カリキュラムを作っています。詳しくは過去のnoteをご覧ください。

 まぁ、コンセプトは協力しましたが、実際に作ったのは石井ですけどね~

 話を戻しますが、何かをやりたい、始めたいという思いがある人は、そのきっかけをうまくつなげられれば、それほど高いハードルはないのですが、今回の事業は、行政からのオーダーを受けて実施するもので、

しかもテーマは

「女性の就業支援」

その一言だけでした。。。💦

 やり方を任せていただけるのは、ありがたいのですが、どんな人がターゲットで、どうしたいのかという意向がもらえていない中で進めていかなければならないという、かなりハードルの高い事業です。

◆ターゲットをどこに置くか

 今回のオーダーについて、VRSメンバーで課題を整理しました。

①求められている行政からのオーダーは「女性の就業支援」のみ

②ターゲットは「女性」

③VRSとしては、なりわいテーブルとすみ分けが必要

以上の3項目をメンバーで議論して整理しました。

その結果、

①については、就業支援の前に「働く価値」を理解してもらう必要があるのではないか、ということ、②の「女性」は、「なりわいテーブル」のように、男性参加も可とはしないということ、③については、色々と検討しましたが、「なりわいテーブル」のキャッチフレーズは、「やりたいこと 楽しいこと 無理なくビジネス はじめましょ!」としていたことから、「やりたいこと」が明確にある人がまずターゲットになるため、「やりたいこと」が見つからない人を主ターゲットとすれば、①の「働く価値」を理解してもらうところにつながるのではないかと考え、スキームを組み立てていきました。

なりわいチラシ 小

◆ミライ・カガヤク・ワークショップ

 ターゲットは、家族や子どものために外に出て働かなければならない女性のうち、「やりたいこと」が見つかっていない、又はわからない女性としました。また、開催形式ですが、セミナーや講演といった一方的な受け身型のものでは、「伝わりにくいのでは?」という声も上がり、自分も参加でき、周りから気づきを与えてもらえる方法の方がいいということから、ワークショップ形式で開催することとしました。

バナー(変更後)

 そして、ワークショップの名前ですが、一番悩みました・・・

 自己肯定感が低めな女性が来ることを考えると、将来に希望が持てる名前がいいよねということになり、色々と思いめぐらせながら、

ミライ・カガヤク・ワークショップ

と名付け、いよいよ募集が始めます!

◆ミライ・カガヤク・ワークショップのコンセプト

 「ミライ・カガヤク・ワークショップ」のコンセプトは、

 輝く未来への一歩を踏み出すワークショップ!仕事+家庭の“不安”や“悩み”を解決し、あなたの“働く”を応援します。

です。

ミライカガヤクワークショップ

「自分は何の仕事が向いているのだろう」「家事と仕事の両立ができるか不安」「今の仕事からもっと自分を成長させたい」という、特に出産期で社会からいったん離れることになった女性が、社会復帰するときに駆られる不安を、みんなでそれぞれの経験などを通じて解決し、自分を知り、自己肯定感を高め、働く意欲を高めることにてっしたワークショップとしました。詳しい内容は下記のサイトでご覧ください。

 まず、プレ開催として、11月30日(火)14時から、ハローワーク泉佐野様のご協力を得て、『自分の興味・関心のある分野』や、『「強み」「弱み」を知ることで仕事探しに役立てる』ことをテーマにして、自分の職業適性についてワークショップ形式で開催します。

 このほか、まだ調整中のカリキュラムもありますが、自己理解や、個性心理学、コーチングなどの、まずは自分のことを知り、目標を設定していくところを深堀にして、自己肯定感を上げていくことを目標として開催します。(※まだチラシができておらず、言葉だけですみません<(_ _)>💦)

◆なぜひとづくりなのか

 VRSでは、人材育成(=ひとづくり)に力を入れさせていただいています。

それは

遊休不動産をいくら発掘しても、使う人がいないと空き物件のままだからです。

まち再生ビジネスモデル

 以前は、行政が中心となって、ハコモノを造れば人が来るという安易な発想の元、再開発事業などがあちこちで行われました。

その結果

誰も使われていないゴーストタウン化した建物ばかりが残り、結局は行政の庁舎となっている事例が多数あります。最近では都市開発の事例は少なくなりましたが、それでもリノベーションブームにあやかり、古民家をリノベーションすれば、人が利用するといった間違った考えの人があとを絶ちません。

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 リノベーションなどの改装工事する前に、しっかりとリーショングをして使ってもらえる人を確保してから、工事をすることが先決なのです。いいものを整備したからだけでは、人が訪れるということは決してなく、また使ってくれる人ならと言っても誰でもいいのではなく、その改装工事をする物件のコンセプトを理解している、しっかりと事業を継続できるビジネスオーナーとパートナーを組むべきなのです。

 VRSでは、そういうビジネスオーナーの方を発掘し、こちらのコンセプトにあった人に利用していただくことを目的として、ひとづくりに注力をしています。

 そして、その地域で働くということは、そこでなければできない仕事をしたいという対局でもあります。そのことについて、過去のnoteでも触れさせていただいていますので、そちらもご覧ください。

◆未来に輝ける場所としての「まち」

 VRSでは、設立当初からSDGsの取組のうち、「⑤ジェンダー」と「⑧成長・雇用」、「⑪都市」を目標として活動をしています。

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 まちが活性化するか否かは、そこに暮らす人なんですよね。ハコモノをいくら作って整備したとしても、「仏作って、魂入れず」のことわざのように、肝心なものを置き忘れたまちづくりは、続かないのです。

主役はその地域に暮らす人なんです

 VRSは、これからもこの言葉を胸に刻んで活動をし続けますので、応援よろしくお願いします<(_ _)>

◆告知

 冒頭でもご紹介させていただきましたように、いよいよ13日から始まる「つばさ通りリノベーション実践塾」の公開最終プレゼンテーションのオンライン観覧者を募集しています。

募集は11月12日(金)17時までとなります。まだの方は、早めにご応募くださいね。※申し込みは下の画像をクリックしていただくと申込サイトのリンク先に移動します。

2021.09_つばさ通りリノベーション実践塾_観覧者向け※縮小

 では、またお会いしましょう!


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