カムクワット読書会(横浜近辺の読書会)

小説好きが集まる居心地の良い空間を目指して発足しました。主に横浜周辺にて、近刊小説を課…

カムクワット読書会(横浜近辺の読書会)

小説好きが集まる居心地の良い空間を目指して発足しました。主に横浜周辺にて、近刊小説を課題本にした読書会、好きな小説を語る読書会を開催しています。 https://twitter.com/KumquatBookClub

マガジン

記事一覧

【参加者募集】第2回 ゆっくり読む・書く文学部【11月開始予定】

6月から約3か月かけて完走した「ゆっくり読む・書く文学部」の第2回を11月に開始します。 それに伴い、最大で5名の新規参加者を募集いたします。 参加は「読む」、「…

【活動録】じっくり読む・書く文学部

9月22日(日)に「第1回 じっくり読む・書く文学部」の最終回とお疲れ様会を行いました。 本活動は専門的なテキストを読む活動、他者の目を通してフィードバックされる…

【10月26日(土)】第31回 カムクワット読書会【山口守編『パパイヤのある街』】

【開催概要】開催日:10月26日(土)10:30~12:30 募集人数:開催場所(参加費) 1~3名:横浜駅のカフェ(飲食代) 【課題作品】山口守編『パパイヤのある街 台湾日…

【活動録】第30回カムクワット読書会

こんにちは。今回は坂崎かおるさんの『海岸通り』を課題作品に、ユニコーヒージョイナス店にて開催しました。 参加者は2回目が2名、何度も参加してくださっている方が1名…

【活動録】第29回カムクワット読書会

こんにちは。今回は池谷和浩さんの『フルトラッキング・プリンセサイザ』を課題作品に、横浜駅某カフェにて開催しました。 参加者は初参加の1名でした。 最新の技術とと…

【中止】第31回 カムクワット読書会【空木春宵『感傷ファンタスマゴリィ』】

【開催概要】開催日:9月28日(土)10:30~12:30 募集人数:開催場所(参加費) 1~3名:横浜駅のカフェ(飲食代) 【課題作品】空木春宵『感傷ファンタスマゴリィ』東…

【8月24日(土)横浜開催】第30回 カムクワット読書会【坂崎かおる『海岸通り』】

【開催概要】開催日:8月24日(土)10:30~12:30 募集人数:開催場所(参加費) 1~3名:横浜駅のカフェ(飲食代) 【課題作品】坂崎かおる『海岸通り』文藝春秋 【参…

【活動録】第28回カムクワット読書会

こんにちは。本日はマームとジプシーの藤田貴大さんの『T/S』を課題作品に、横浜北幸町のルノアールにて開催しました。 参加者は初参加1名を含む2名でした。 読書会後…

【7月27日(土)横浜開催】第二十九回 カムクワット読書会【池谷和浩「フルトラッキング・プリンセサイザ」】

【開催概要】開催日:7月27日(土)10:30~12:30 募集人数:開催場所(参加費) 1~3名:横浜駅のカフェ(飲食代) 【課題作品】池谷和浩「フルトラッキング・プリンセ…

【2024年6月下旬開始】じっくり読む・書く文学部

こんにちは。カムクワット読書会です。 昨年くらいから始めたい、始めると言い続けていた文学ゼミ的活動を始動します。 コンセプトは「マイペース」です。 活動場所はリ…

【6月29日(土)横浜開催】第二十八回 カムクワット読書会【藤田貴大『T/S』】

【開催概要】開催日:6月29日(土)10:30~12:30 募集人数:開催場所(参加費) 1~3名:横浜駅のカフェ(飲食代) 【課題作品】藤田貴大『T/S』筑摩書房 初読の作…

【活動録】第27回カムクワット読書会

こんにちは。本日は鈴木涼美『YUKARI』を課題作品に、横浜相鉄ジョイナスにあるUNI COFFEE ROASTERSにて開催しました。 参加者は初参加1名を含む2名でした。 どこへ? …

【第二十七回】カムクワット読書会【鈴木涼美『YUKARI』】

【開催概要】開催日:5月25日(土)10:30~12:30 募集人数:開催場所(参加費) 1~5名:横浜駅のカフェ(飲食代)、6~9名:横浜駅の貸会議室(500-1500円) 【課題…

【活動録】第26回カムクワット読書会

本日は川野芽生さんの「無茶と永遠」(『すばる2024年4月号』掲載)を課題作品に、横浜相鉄ジョイナスにあるUNI COFFEE ROASTERSにて開催しました。 参加者はキャンセルが…

なぜ創作に価値が生まれるか

芸術とはなにか最近、立て続けに美術に関する新書を読んだ。その中で言及されていたプロフェッショナルとしての創作論について、本記事ではまとめてみる。 わたしは美術館…

計画中の文学ゼミ的活動について

これまでカムクワット読書会では、多くの近刊小説を課題作品にした読書会を行ってきました。有名な作家の新刊、新人賞作品やこれからの活躍が期待できる作家の作品。 それ…

【参加者募集】第2回 ゆっくり読む・書く文学部【11月開始予定】

【参加者募集】第2回 ゆっくり読む・書く文学部【11月開始予定】

6月から約3か月かけて完走した「ゆっくり読む・書く文学部」の第2回を11月に開始します。

それに伴い、最大で5名の新規参加者を募集いたします。

参加は「読む」、「書く」のどちらかだけでも可能です。

参加をご希望の方は、カムクワット読書会のⅩアカウントへDMにてご連絡ください。

活動はDiscordでのチャットと通話を利用するので、アカウントをご作成ください。

各活動の詳細は、下記の詳細と

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【活動録】じっくり読む・書く文学部

【活動録】じっくり読む・書く文学部

9月22日(日)に「第1回 じっくり読む・書く文学部」の最終回とお疲れ様会を行いました。

本活動は専門的なテキストを読む活動、他者の目を通してフィードバックされる文章を書く活動です。主にDiscordというツールを活用し、オンライン通話やチャットを通してコミュニケーションを取ります。

初回の参加者は3名、両方の活動に参加していただけました。

noteで宣伝した内容とは異なりましたが、参加者の

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【10月26日(土)】第31回 カムクワット読書会【山口守編『パパイヤのある街』】

【10月26日(土)】第31回 カムクワット読書会【山口守編『パパイヤのある街』】

【開催概要】開催日:10月26日(土)10:30~12:30

募集人数:開催場所(参加費)
1~3名:横浜駅のカフェ(飲食代)

【課題作品】山口守編『パパイヤのある街 台湾日本語文学アンソロジー』皓星社

課題作品集から2作品以上を読了していることが参加条件です。
当日はすべての作品は語りきれないと思いますので、参加者が気になった作品を中心にお話ししましょう。

【参加方法】Xアカウント(@K

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【活動録】第30回カムクワット読書会

【活動録】第30回カムクワット読書会

こんにちは。今回は坂崎かおるさんの『海岸通り』を課題作品に、ユニコーヒージョイナス店にて開催しました。

参加者は2回目が2名、何度も参加してくださっている方が1名でした。

答えは人の数だけ以下は、あくまでもイメージの羅列であり、何らかの答えを出すものではない。

クズミとは何者か

物語の語り部・クズミさんは、その素性が明らかにされない。
「蛇みたいな名前」であったり、「頼れる家族がいな」かっ

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【活動録】第29回カムクワット読書会

【活動録】第29回カムクワット読書会

こんにちは。今回は池谷和浩さんの『フルトラッキング・プリンセサイザ』を課題作品に、横浜駅某カフェにて開催しました。

参加者は初参加の1名でした。

最新の技術とともに描かれる人間VRワールド

メタバースと呼ばれる世界はいくつも存在する。VRChatやクラスターなどが有名で、アバターをまとってその世界に没入することができる。

世界への入り方はメタクエストのようなヘッドセットなどを用いた全身で没

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【中止】第31回 カムクワット読書会【空木春宵『感傷ファンタスマゴリィ』】

【中止】第31回 カムクワット読書会【空木春宵『感傷ファンタスマゴリィ』】

【開催概要】開催日:9月28日(土)10:30~12:30

募集人数:開催場所(参加費)
1~3名:横浜駅のカフェ(飲食代)

【課題作品】空木春宵『感傷ファンタスマゴリィ』東京創元社

【参加方法】Xアカウント(@KumquatBookClub)へのDMにて、ご連絡をお願いいたします。

【お願い】宗教やビジネス、一方的な意見の押し付けなどを目的とする方の参加はお断りしております。

初対面の

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【8月24日(土)横浜開催】第30回 カムクワット読書会【坂崎かおる『海岸通り』】

【8月24日(土)横浜開催】第30回 カムクワット読書会【坂崎かおる『海岸通り』】

【開催概要】開催日:8月24日(土)10:30~12:30

募集人数:開催場所(参加費)
1~3名:横浜駅のカフェ(飲食代)

【課題作品】坂崎かおる『海岸通り』文藝春秋

【参加方法】Xアカウント(@KumquatBookClub)へのDMにて、ご連絡をお願いいたします。

【お願い】宗教やビジネス、一方的な意見の押し付けなどを目的とする方の参加はお断りしております。

初対面の方同士で無理や

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【活動録】第28回カムクワット読書会

【活動録】第28回カムクワット読書会

こんにちは。本日はマームとジプシーの藤田貴大さんの『T/S』を課題作品に、横浜北幸町のルノアールにて開催しました。

参加者は初参加1名を含む2名でした。

読書会後、ファミレスにて二次会、各々で買い物などをしました。

演劇・創作とは何かを考えるT/Sとは誰か

本作は「ぼく」と「わたし」、ふたつの視点で物語られる。それをそれぞれ別の人物として読み、創作という連綿とつづく「空間」で創作者であるふ

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【7月27日(土)横浜開催】第二十九回 カムクワット読書会【池谷和浩「フルトラッキング・プリンセサイザ」】

【7月27日(土)横浜開催】第二十九回 カムクワット読書会【池谷和浩「フルトラッキング・プリンセサイザ」】

【開催概要】開催日:7月27日(土)10:30~12:30

募集人数:開催場所(参加費)
1~3名:横浜駅のカフェ(飲食代)

【課題作品】池谷和浩「フルトラッキング・プリンセサイザ」書肆侃侃房

昨年の『銭湯』に続き、「ことばと新人賞」受賞作品です。リンクより送料無料でサイン本を購入可能です。

【参加方法】参加方法:Xアカウント(@KumquatBookClub)へのDMにて、ご連絡をお願い

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【2024年6月下旬開始】じっくり読む・書く文学部

【2024年6月下旬開始】じっくり読む・書く文学部

こんにちは。カムクワット読書会です。
昨年くらいから始めたい、始めると言い続けていた文学ゼミ的活動を始動します。

コンセプトは「マイペース」です。

活動場所はリアルとオンラインを使い分け、頻度は隔月。連絡ツールとして「Discord」を活用し、進捗の確認や開催日時の調整を行います。

活動内容は大きく分けてふたつ。「読む」と「書く」です。ゆっくりと活動をするため、参加は自由です。

読む文学部

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【6月29日(土)横浜開催】第二十八回 カムクワット読書会【藤田貴大『T/S』】

【6月29日(土)横浜開催】第二十八回 カムクワット読書会【藤田貴大『T/S』】

【開催概要】開催日:6月29日(土)10:30~12:30

募集人数:開催場所(参加費)
1~3名:横浜駅のカフェ(飲食代)

【課題作品】藤田貴大『T/S』筑摩書房

初読の作者さん。演劇界の小説家というと、近年では三島賞の岡田利規さんを想起します。とても楽しみです。

【参加方法】参加方法:Xアカウント(@KumquatBookClub)へのDMにて、ご連絡をお願いいたします。
その際に、読

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【活動録】第27回カムクワット読書会

【活動録】第27回カムクワット読書会

こんにちは。本日は鈴木涼美『YUKARI』を課題作品に、横浜相鉄ジョイナスにあるUNI COFFEE ROASTERSにて開催しました。

参加者は初参加1名を含む2名でした。

どこへ? 誰が? 何のために?歌舞伎町は異界か?

『YUKARI』の語り手が生きる場所は、歌舞伎町を中心とした新宿の歓楽街です。「普通」の女子高生だったユカリが学校を中退し、それまでの生活や名前を捨てて飛び込んだ場所で

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【第二十七回】カムクワット読書会【鈴木涼美『YUKARI』】

【第二十七回】カムクワット読書会【鈴木涼美『YUKARI』】

【開催概要】開催日:5月25日(土)10:30~12:30

募集人数:開催場所(参加費)
1~5名:横浜駅のカフェ(飲食代)、6~9名:横浜駅の貸会議室(500-1500円)

【課題作品】鈴木涼美『YUKARI』徳間書店

芥川賞候補に選出されたこともある著者による、第37回三島賞候補作品。

【参加方法】参加方法:Xアカウント(@KumquatBookClub)へのDMにて、ご連絡をお願いい

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【活動録】第26回カムクワット読書会

【活動録】第26回カムクワット読書会

本日は川野芽生さんの「無茶と永遠」(『すばる2024年4月号』掲載)を課題作品に、横浜相鉄ジョイナスにあるUNI COFFEE ROASTERSにて開催しました。

参加者はキャンセルが出たため、2名。1名は初参加の方でした。

「無茶と永遠」読書会招かれざるパーティに出席する

「ティータイムの効用」と題された特集に3作品の小説が掲載されました。本作を含め、2作品がアリスモチーフでした。

本作

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なぜ創作に価値が生まれるか

なぜ創作に価値が生まれるか

芸術とはなにか最近、立て続けに美術に関する新書を読んだ。その中で言及されていたプロフェッショナルとしての創作論について、本記事ではまとめてみる。

わたしは美術館が好きだが、美術方面の知識はほとんどない。何となく油絵を好きだと感じているため、絵画の企画展に行くことが多い。

美術館では、解説でその作品が生まれた背景を説明しているため、ぼんやりと芸術の潮流らしきものを感じるものの、なぜそれが価値を持

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計画中の文学ゼミ的活動について

計画中の文学ゼミ的活動について

これまでカムクワット読書会では、多くの近刊小説を課題作品にした読書会を行ってきました。有名な作家の新刊、新人賞作品やこれからの活躍が期待できる作家の作品。

それらを読んでいると、何だか見えない部分で共有されている問題意識があるような気がするけれど、それを言語化することが難しいことを痛感しました。

何気なく生活していると気づかない違和感を、小説という形式で読者に手渡してくれる作家さんがある種の神

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