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キャリア迷子のひとり反省会

キャリア迷子シリーズで、果てしなく自分のキャリアを振り返ってますが、まだ終わらなそうなので、先に結論から書いちゃいます。
自分が悩み歩んできたことに全く後悔はなく、私らしいなと思うのですが、とはいえ、とはいえ、他の悩み方もあったのではないかとも考えるのです。

国が、日本の方針としてキャリアカウンセリングを推し、個々が自立してキャリアを考えられるよう支援するというのは、とてもいい時代になったものです。

反省1:ずっと一人で考えていた

長々とキャリア迷子話を書いていてあらためて思ったのは、話の中に、「自分」以外誰も出てこない。驚くほど、誰にも相談していなかったのです。

キャリコンのトレーニングコースで、2人1組になって、人生のアップダウンをグラフ化したものを共有する場がありました。その時に、相手の方から「きっと誰にも相談されてこなかったんですね」と言われて、思わずぐっと胸が詰まってしまいました。その通りなのです。

実家の家風として「自分のことは自分で考える」「自由にしていいけど、決めたことを責任もて」というのがありました。自分の人生は、自分で決めるものだから、人に相談しても答えなんて出ない、とも思っていたかもしれません。とにかく、あまり人に相談する習慣がなかったのです(今も)。キャリアカウンセリング、というものの存在も知りませんでした。プロの第三者に話を聞いてもらい、鏡のように返してもらうだけでも、もしかしたら、悶々と思い詰めていた気持ちが軽くなったりしたのかな、と思います。

反省2:人脈を広げていなかった

言い訳はいろいろありますが、一人で考えてばかりいて、会社の外の人脈を広げようとしていなかった、というのも反省点です。趣味でも勉強会でもなんでもいいので、もっと外に出て、いろいろな人に触れて、いろいろな世界を見て、刺激を受けてもよかったのかなと思います。

外部研修やイベントで一瞬つながれた方もいたのですが、人脈は、ゆるやかにキープし続けるための努力をしないと、連絡が取れなくなってしまいます。時に、断捨離しつつも、大事なご縁だと思う方には年に1回でもメッセージするとか、SNSの投稿にいいねするとか、存在していること・あなたを気にかけているということを、さぼってはいけないなと思い直しました。

反省3:棚卸&客観視が足りなかった

知り合いに、社内で異動するたびに、職務経歴書をアップデートするという人がいました。転職しないのに、です。こういうの、とても大事ですね。実績や身につけたスキルなどを、きちんと記録しておく。時々それを眺めて、自分の強みや軸みたいなものを再確認する。

国が推奨する「ジョブ・カード」がまさにそれなわけですが、フォーマットは何でもいい。ちゃんと記録して、時々眺めて、損することなんて何もない。

私は、長期的・戦略的な視点での、振り返りと計画が足りなかったように思います。



今はネットも普及し、さまざまな人材サービスや、キャリア支援のサービスや本やその他、リソースがあります。キャリア・コンサルタントも増えつつあります(その仲間入りしたい自分)。キャリコンと壁打ちしながらキャリア形成がすることがもっと普通になっていったら、より幸せな人生を送れる人が増える気がします。

反省4:優先順位が逆(好きなことより、得意なことにフォーカス)

心が望んでいるものに没頭して、突き抜けて、結果として人の役に立ってお金が入るのが理想。キャリアの絶頂期は、それができていた瞬間だったと思います。これは今後も同様です。

いまのライスワーク vs ライフワーク の二項対立より、やはり一致していたほうが幸せ。そこを思い描くことが足りてなかったかなと思います。今の課題です。わくわくする未来をできるだけ具体的に描いて、心と体が自動的にそっちに向くようにしていきます。


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