【Audible書評】聴き散らかしリストを公開
Amazon Audibleのおかげで読書量が超絶増えて、吸収する情報のクオリティも効率も爆上がりしました。ずっと読みたくて読めなかった小説も、好きなタイミングで聴き放題です。以前はPodcastでニュースやトーク番組を聴いていたのですが、暗いニュースばかりなこともあり、今ではほとんど聞かなくなってしまいました。。。
年末の大掃除中や、帰省中の新幹線内、買い物時、朝の散歩中など、手が空くときには、Audibleを聴きまくり。
知り合いとのブッククラブで最近読んだ本を紹介しようと思い、Audibleの視聴履歴を見ました(紙の本だったらこうはいかない)。もう、まんま貼り付けます。名付けて、年末年始の「聴き散らかしリスト」。
リバース
湊かなえさんの小説は初めてでしたが、藤原竜也さんがナレーションを務めているのと、コーヒー好きだという理由で聴き始めました。意外に息の抜ける量が多いかすれ気味の声で、最初は若干耳障りでどうしようかなと思ったのですが、結局は慣れて、最後まで聴き通すことができました。藤原竜也さんは、最後まで藤原竜也さんです。
肝心の話のオチは・・・・「え?それ?」でした。
ダビデの星を見つめて
イスラエルとパレスチナの問題を機に、ちゃんと向き合ってみようかと思って聴き始めました。日頃TVは全く見ないのですが、MX TVのMキャスで、朝の報道番組「モニフラ」と共に「寺島実郎の世界を知る力」は見ていました。そこで、この寺島さんの本をじっくり読む(聞く)ことにしました。
寺島さんといえば日本総合研究所のイメージが強かったのですが、元々は海外を渡り歩いた大手商社マン。 世に「ユダヤ人の富豪の教え」的な本はいくつかありますが、寺島さんは、ビジネスでがっつりユダヤ人と向き合ってきた実体験を交えながら、民族の迫害の歴史など何が今のユダヤ人と文化を形作っているのかを説明してくれています。島国でずっと土着してきた日本民族と、歴史の中で土地を追われ続け世界各地でサバイバルしてきたユダヤ民族との違いを、思い知らされます。
中国経済崩壊宣言!
対話録を1人のナレーターが読み分けるため、いちいち発言者の名前が読み上げられるのが聴きにくいところです。ナレーター2名にして、発言者名を飛ばした方がよかったのでは。
賛否両論色々あると思いますが、中国経済が今後全く楽観できないことだけはよくわかりました。
今こそ、韓国に謝ろう
〜そして、「さらば」と言おう〜
百田さんらしい皮肉たっぷりです。日本統治下以前の、韓国の風習などもリアルに描かれています。一部、とても気持ちが悪くて耐え難く、聴き飛ばした箇所もあります。見出しを見ればすぐわかりますが、お食事しながら聞かないことをおすすめします。。。
中国・韓国に対する批判的な書籍が並びましたが、私自身は、各国政府の政治的な態度には思うところあっても、「人」単位では個性や考え方の違いがありますので、一概に「○○人は 〜だ」と一般化して言うつもりは一切ありません。日本と近隣諸国に対する知識の枯渇を感じて聴いているまでです。
1行書くだけ日記 やるべきこと、やりたいことが見つかる
人に何度も勧めてきた書籍「1分で話せ」などの著者で知られる伊藤羊一さんの本。年末に出会ったのは好タイミングでした。
ざっくり言ってしまうと、毎日その日を振り返って次のアクションを練る、というサイクルを繰り返し続けることによって、成長スピードがあがるということ。
ちょうど、お気に入りのキャラのノートをもらったところなので、冒頭に2024年の目標をいくつかのジャンルに分けて書き、そのあと一行日記を始めました。今のところ2週間以上続いています。ワタクシ的にはかなりの快挙。
実際には一行ではなく、その日の出来事を1〜2行、それに対する振り返りと1〜2行ぐらい、寝る前に書いています。残念なことがあった日も、そこで前向きに整理して、その日を終了することができます。
深い河
かつて、遠藤周作の代表的な作品をいくつも新潮文庫で読んだのですが、Audibleに全然なくて、長らく待ち侘びていました。そこへ、2023年12月に「沈黙」と共に「深い河」のAudibleが登場しました。後者は、聞いたことがないタイトルでしたので、早速聴き始めました。
三浦綾子さんと同様にクリスチャンだった遠藤周作の作品には、神の存在あるいは宗教的なテーマが登場するものが多く、「深い河」もその一つでした。複数の登場人物のそれぞれのストーリーが、偶然居合わせたインド旅行で絡み合って展開します。その描写からは、私がまだ見たことがないインド、特にガンジス川の、風景やにおいまでもが伝わってきそうでした。
2024年2月以降、他の作品もAudible化されるようなので楽しみです。
同志少女よ、敵を撃て
冒頭のスクリーンショットには入っていませんが、12月に聴きました。明らかに戦争に関する話なので気が重く、なかなか聴き進められなかったのですが、ある日をさかいにハマりだして、一気に聴きました。
親の仇討ち、仲間の仇討ち、国の防衛、自分自身の生存・・・という大義名分があったにせよ、自分が人を殺したという事実を背負いながら生き残るとは、一体どんな心境なのか。エピローグが最も心に突き刺さりました。
これを書いている間にも、他の新しい作品を聴き始めています。
今年も、色々な本に触れていきたいと思います。