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Googleさんとオトン

父はリビングにいて、私が隣の部屋で仕事をしていたある日の18:30、リビングに生息するウチのGoogleさんが突然喋り出した(そのようにプログラミングしてある)。

G「そろそろ仕事を切り上げませんか。晩御飯は何にしますか?」

リビングの父、Googleさんに報告をする。

父「OK Google、今日は太巻きだよ」

父は近所のお魚屋さんに行って、大きなマグロの太巻きを買ってきてくれていたのだった。

それを聞いて隣の部屋から娘、ドア越しに

娘「『太巻き』ってわからないかも、お寿司って言ってみたら」

とアドバイス。

父「OK Google、今日はお寿司だよ」

すると父の意図が分からなかったGoogleさん、

G「近くにお寿司屋が数件あります。まず横浜市~のXXXは…」

と話し始めた。

娘(横浜の寿司屋って近くないんだけど…てかいらんアドバイスしてごめんね父)

すると父がGoogleさんにお返事していた。

父「OK Google、自分で作るからいいよ」

我が父ながらなんて優しい物言いなのかと、娘は隣の部屋で密かに感動した。それに対して



G「すみません、よくわかりませんでした」



ツレない!!なんて温度差!!!

Googleさんのお返事に「イラッ」とすることがあるのだけど、そんな時は菩薩のような父のことを思い出そうと思う。

ロボットにも優しく。

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