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道具や糸について

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組み紐を組むのに、習った事や教わった事等を備忘録的に、記載しています。 丸台で組み紐を組むのに基本的な事から、細かい事まで記載しているつもりです。 組み紐を知らない方や、始めたい…
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糸の本数(ミコ数)の不統一時についての提案

糸の本数(ミコ数)の不統一時についての提案

今回は、帯締めや同じ糸(一色で組む)場合には関係の無い内容に成ります。

私は[創作]組み紐として、普段使い出来る紐を組むので、一玉に着ける糸の本数(ミコ数)に影響が結構出ます。

また、組み紐を組まなくなった方から糸を譲って貰う事が多いので、所持している糸の製作元が一定では有りません。

元々、組み紐用の糸の販売元でも、お教室でも基本は16玉用(42ミコ)・24玉用(28ミコ)が多いと思います。

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糸について 『変わり糸』

糸について 『変わり糸』

今回は、私の記事に関して『変わり糸』のルール的な事を記載します。

絹糸(特に染め糸)を使っているのはご承知頂けてるのを前提としています。

基本は1持同色です。

それとは別に糸を染める際にどうやって染めているのかは知りませんが(←職人さんに聞いてください…興味は少しあるが調べる程ではない😅)

1持が同色では無く、染められた糸が在り
それを『変わり糸』『段染め』と呼ばれている糸だと、教室で聞

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糸の結び目につい

糸の結び目につい

一度、組み紐の糸を染めている工房(?)を見学してみたいと思っているのですが…
組み紐を始めて、始めて写真の様に"結び目"を見付けた時は、驚きと共に当然だよな~
と、感想を持ちました。
また、本来の長さはどれくらいなのか、怖くなりました(笑)

本当にたまにですが、糸のなかに写真の様に"結び目"が有ります。

今回は、私なりに(先生から教わったのを思い出しつつ)処理の方法を記載します。

1、結び目

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よりかけ とは?

よりかけ とは?

《備忘記録用》

テキスト(?)等に
「進行方向によりかけ」
「回る方向によりかけ」
「強くよりかけ」
と、記載があります。

今回は、備忘記録的に記載していきます。

「よりかけ」の必要な理由……私が先生から習ったのは、柄をハッキリ出す為
です。

「よりかけ」とは?糸を捻る(ねじる)・捩る(よじる)事です。

「よりかけ」の方法軽い場合は、糸を持ち上げて捻る(ねじる)
 ※移動の時に指で捻る

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房 をキレイにする方法

房 をキレイにする方法

今回は、帯締めや手作りアクセサリーの組み紐等を作成・購入したけれど、房 にクセが付いてしまったり、広がってしまった。
と、いう場合の手入れ(手直し)方法を記載します。
※綿糸ではやった事が無いので、絹糸を使用した 組み紐 の場合です。

蒸気の上で 房 を振るヤカンに水を入れ、沸騰させます。
ヤカンの口から出てきた蒸気の上で 房 部分を振り、しんなりさせます。
振るのは、房 の全体に蒸気を行き渡ら

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組んだ紐をほどく時…

組んだ紐をほどく時…

今回は、必要が無いに越した事が無い
『せっかく組んだ組紐をほどく方法』です!

組み間違いを見付けてしまった時!Σ( ̄□ ̄;)
組み途中で台から外して放置されていた紐をほどく等…

間違えは、直ぐに気付ければ良いのですが、丸台の場合ある程度の長さを組まないと、間違えている箇所が見え辛いのです。
(本人は間違えていることに無自覚なので、気付くのが遅れます。゚(゚´Д`゚)゚。)

そのままほどいても

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糸:太い長尺の取り扱い方法例

糸:太い長尺の取り扱い方法例

たまに、使用しなくなった糸を譲り受けた場合に、通常使用している 16玉用・24玉用とは、長さ・太さが違う糸が混ざっています。

こちらは、玉に付ける糸の量が違う【組み方】(【変り源氏】等)用の糸だと思います。

今回は、この※『長尺』の、太い(1持のミコ数が多い)糸の取り扱い方法を、私が行っている例を参考に記載していきます。

※このサイト上では、通常使用(16玉用・24玉用 2.70m)以外の糸

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台を休ませる方法例

台を休ませる方法例

組み紐を組んでいる途中で、台から離れる事があります。

短時間なら良いのですが、数日以上…台に糸をかけたまま放置すると、玉 や 重り で糸が引っ張られ、伸びて細くなったり、台の端の糸に圧力が掛かるので、かけたままの長時間の放置はお勧めしません。

そこで今回は、台に糸をセットしたまま席を離れる時の 玉 や 重り をどう保存するのかの、例をご紹介します。

短期的には台の上の糸が水平に成る位置まで、

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組み途中で、台から玉をはずす時の糸の始末の方法

組み途中で、台から玉をはずす時の糸の始末の方法

諸々の事情で、台から一度玉をはずす時の糸の始末の方法です。

多くは、糸を巻く為の品(糸巻きや固い紙、段ボール等)を準備しているのですが…

手持ちが無い時や持ち運びのし易さ、玉数が増えた時などにお薦めの方法です。

糸で輪っかをつくる中指と人差し指で輪を作り、そこから糸を出し、きつく締めて輪っかを作る

輪っかから糸を出す輪っかに、親指と人差し指を入れ、糸を摘まみ出す

繰り返す上記を繰り返すと

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糸の端について

糸の端について

今回は、組み紐を組み、終盤を迎えた頃の糸の取り扱いについてです。

糸は玉に直接巻いておくのですが、終盤になると糸が滑り玉が落ちます。(結構な凶器なので!気を付けて下さい!)

その為、玉には綿糸を準備して巻いておきます。

組み紐の糸の方は

この様に結び

綿の糸に掛けて玉に巻きます。

糸の端を引っ張れば、直ぐにほどけるので、“より” が掛かったのをさばいたり、ほどいたりがし易いです。

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丸・平・角

丸・平・角

私の手持ちの台は、丸台と言われる種類の台です。

組紐の台の種類で私が認識しているのは、角台・丸台・綾竹台です。

今回は、台の話では無く、組み紐の種類の話です。

一般的な知識ではなくこの noto の中での、私の記事に必要と思われるものです。

丸・平・角【角組】と言うのは、存在しているのですが

丸組・平組と言うのは聞きません(無知なので)

ただ、創作にあたっては

『これは丸組より平組の

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丸台へのセッティング(後)

丸台へのセッティング(後)

玉に糸を掛ける糸には ”より“ が掛かっているので、よりをほどく為

糸に指を入れて、糸の ”より“ を戻しなから引っ張る

※反対側の糸を引っ張り過ぎない様に気をつける

糸の端に玉を置き、巻いていく

糸で輪っかを作り、玉に掛ける

白(クリーム色)は始末用に糸を抜き(青の本数に近づける為)、長さを調整してセットしました。

糸を分ける

青の糸は地道に数える

何度か数え、多分90ミコかな~

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丸台へのセッティング (前)

丸台へのセッティング (前)

創作にあたってここでは、帯締めではなく『創作組み紐』を組む迄の手順と言うか、セッティングの説明をしていきます。

あくまでも自己流なので、一例として見てください。

糸を用意帯締め用の糸を使用している前提で説明していきます。

今回は、青が1持ち約90ミコ、長さが2メートル80センチ位

白(クリーム色)が1持ち28ミコ、長さが4メートル10センチ位(恐ろしく長い!)

を、用意しました。

太さ

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糸が同じ長さで終わらない

糸が同じ長さで終わらない

残念な事に、組み終わりが近づくと、残る糸の長さが残念な(バラバラで終わる)事が多々あります。

本人の手クセや、組み方、糸の微妙な本数の違いなど、原因は様々です。

そんな時は、

残った糸で【四ッ組】を組みます。

短い糸は、再度セッティングするが大変です。

【結び】にも使えるので、細い紐は有っても困りません。

【創作】に使えるので、台から外すよりも組み進むのがお勧めです。
#組み紐 #組

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