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最優先事項 第二部 第4章 (7つの習慣)

〜3121文字(6分で読めます)〜〜

第二部〜大切なのは最優先事項を優先すること〜
から、読んだところまでをまとめます。第二部は第4章から第10章まであるけれど、そのうち、最初の1章分(第4章)を読んだのでまとめていく。
まずは読み進める上で理解が必要な3つだけ以下にまとめておく。

1.優先順位の考え方

前回の復習になるけれど、まず優先順位は、ものごとを4つの領域に分け他場合に、すでに明確に決まっている。

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第1、第2、第3、第4領域とある中で、明確に、
第2領域>第1領域>>>>第3領域 であり、第4領域はやらないこと。
今回の第2部では、「分類の項目はわかったよ。じゃあ分類の判断を間違えないようにしたり、具体的にどうすれば第2領域に集中しやすいの?」というところを、具体的な記帳方法などを使って解説している。

2.人間の4つのニーズ(4側面)

この本のサブタイトルでもある、「生きること、愛すること、学ぶこと、貢献すること」という項目にも通ずるけれど、人が幸せに生きていくために4つの側面からバランスを取らなければいけない。4つとは以下のもので、ざっくりこういう理解をしている。

・生きること(肉体的側面)
→健康であること、バランスの取れた食習慣など
・愛すること(精神的側面)
→友人やパートナー、家族などの愛する人との様々なこと
・学ぶこと(知的側面)
→自分が学び、新たな知識や技能をつけていくこと
・貢献すること(社会・情緒的側面)
→誰かのためになり、感謝されたり、貢献したりすること

3.『シナジー』とは

第1部の後半から第2部にかけて、多々出てくる単語。最初はよくわかっていなかってけれど、おそらく「インパクトの大きいところにアプローチすることで、相乗効果が出る」ことっぽい。

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例えば、
仕事で必要な対人関係スキルをつけること(知的側面の向上)で、職場の人間関係が良くなり(精神的側面)、部下や上司から信頼されて感謝されるようになり(社会的側面)、収入が上がりより健康的で快適な生活ができる経済レベルに上がる(肉体的側面)

みたいに、1つのことで4つ総取りする、ということができるよね。という話で、そういう領域を狙うことと、応用して他の領域にも活かすこととどちらでもできそう。そういうことを「シナジーを起こす」と言っているっぽい。

ゲームっぽいけど「急所をつく」「クリティカルヒット」とか、ビジネスなら「ボトルネックをつく」「芯を食う」そのほかにも「複利効果」「副効用」「棚ぼた」「再利用」とか、そういうものに近いと思う。

6つのステップに沿って、週ごとで計画を立てよう

実際に最優先事項を上手に進めながら自己管理をしていくための方法が説明されていた。順に6ステップ追いながら、自分がやってみた結果を添えてみようと思う。

①ミッションステートメントを決める。
→個人の信条。生きていく上での自分にとっての憲法のようなもの。「自分によって最優先と思えることを3つ」とか「あと半年で死ぬとしたら何を成し遂げたいか」という問いを元に、長期的にで良いのでこれを成し遂げたい、こういう自分でありたい、というビジョンを作る。

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自分の場合は、以下のミッションステートメントを挙げてみた。
【自分に対して】
<専門性>心理、教育、人間関係の専門家として価値が提供できる
<粋>知識やスキルの探求を継続してそれ自体を楽しんでいる。本質的に大事なものを最優先できる人間である。
<信頼>自分が、人生の灯台として他者の相談役になる。自分主体で1つ以上の問題解決コミュニティを維持・提供している。
【社会に対するビジョン】
<仲間>どんな人にもメンターの存在や、それに替わるコミュニティの存在が当たり前になる。
<教育>あらゆる人に、対話できる素地があり、教育的観点がある。(褒めて伸ばす、見守る)
<探求>自分個人のプロジェクトを各自が考えて取り組んでいる。大人こそが、知識やスキルの探求をずっと続けて、それ自体を楽しんでいる。
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②自分の役割を明確にする
→人は生きていく上で様々の人と関係して生きているので、それぞれの役割がある。例えば、会社では「部長」、家では「父親」「夫」、実家では「息子」、みたいに、様々あるはず。それらの役割別でタスクが変わってくるので、まずは果たすべき役割を明確に並べよう。
役割の1つに「刃を研ぐ」というものを必ず入れる。(自己研鑽や第2領域に集中したりするための自分に対する役割のことらしい)
数は7つ以下にまとめること。
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以下の役割リストを挙げてみた。
・刃を研ぐ
・パートナーにとっての家族の一員(家庭)
・校舎運営(仕事)
・新部署の見習い(仕事)
・長男
・自分の周りの人にとっての灯台(何だろう?仲間?友人?)
・バレーボールのチームメンバー
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③各役割ごとで第2領域に含まれる目標を決める

緊急ではないが、最も効果の高そうなことは何か?と考えて、役割ごとに第2領域に入る項目、目標を挙げる。

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以下の目標を役割ごとで挙げてみた。(1月第3週)
・刃を研ぐ
→7つの習慣 最優先事項を読み進める+読後まとめ書く
・パートナーにとっての家族の一員(家庭)
→週に1度ゆっくり対話する時間を取る(お酒飲みつつとかいいよね)
・校舎運営(仕事)
→理系講師育成のため、彼の学習計画の策定までいく
・新部署の見習い(仕事)
→課題図書リストを入手する+ステークホルダーを明確にして報告を行なっていく
・長男
→母の誕生日祝いの連絡を入れる
・自分の周りの人にとっての灯台(何だろう?仲間?友人?)
→くめゼミを実施し、2月開催分について何をするか方針を出しておく
・バレーボールのチームメンバー
→月水金の中で1回は自主練をする
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④プランニングの枠組みを作る

第1部でもあったけれど、第1領域と第3領域に押されると第2領域が全く進まなくなる。優先順位は常に 第2領域>第1領域>>>>第3領域 なので、まず第2領域を週の計画の中に入れ込む。
週の計画はタイムラインがはっきりしているものを使うべきで、もう計画上で入れてしまえば問題なし。自分はgoogleスケジュールを使っているのでそれで先に入れてみた。日時のはっきりしないものは、曜日くらいだけ決めて、あとは成り行きに任せることに。。。笑

⑤選択の瞬間に誠実な態度を取る

なんか急に概念的。要は、緊急で本当に重要なことが起きて計画を修正する必要があったり、逆に細々した雑務に押されそうになっても第2領域を死守したり、ということが必要。コツは以下の3つをやること
・その日1日を思い描く
・優先順位をつける(まず領域分けをして、必ず第2領域から)
・スケジュール帳を参照して調整をする。

この辺りは、まぁ普通はそうだよねという感じがあるけれど、予め4領域の話などが終わっているのでスムーズに判断ができそうかな、という感じがある。

⑥1週間を振り返る

計画の修正などもある中で、「その時に優先事項を考えて判断したか?」「流されていないか?」などをチェックしていく。できなかったら、次の週で改善しましょう、という流れ。ここはかなり内省的で、自己正当化や合理化が癖になっていると難しいように思う。あとはルサンチマン的に勝ちをひっくり返したり、訳のわからない理屈でできない理由を並べてしまう人も難しいと思う。その辺りも『どうなりたいか』を含めて内省していく必要がありそう。


実際にやってみよう。

まぁ、こうやって読むのは楽だし、図解なんかも良いかもしれないけれど、多分人生それでは変わらないので、実際にやってみるのが良いと思います。
まずは1週間自分がやってみて、またレポートします!

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