中国人は率直だって?それは大きな勘違いだよってお話
「行けたら行く」というのが不参加の表明であることに気がついていなかったことについて以前の note に書いた気がします。
さてさて、中国人に私が誤解していた「行けたら行く」の意味について説明すると、失礼だと思うとか「多分行けない」と言うほうが良いとかの意見がでました。
つまり中国人学習者たちは肯定のように見せかけて、実際は断るというのは理解できないと感じたようです。
でも、そんなことを言っている中国人も曖昧な表現が大好きです。
例えば、看看吧 (kàn kàn ba) とか看情况 (kàn qíng kuàng) と彼らは良く言います。
どちらも状況を見て判断しましょういう意味になりますが、本当に検討するわけではない時にも使われます。むしろ今は判断しないと決めたときに使う表現です。
また、問題があっても変更しないといけないよねというニュアンスを漂わせておきながら、実際は何もしないときにも 先这样吧 (xiān zhè yàng ba) と言います。これもかなり曖昧な表現です。
くわえて、有空再说 (yǒu kòng zài shuō) と言われても喜んではいけません。
日本語に訳せば「時間があればまた話しましょう」という意味で、次回への含みを持たせていますが、次の機会なんて現れません。
さらに、我们再联系 (wǒ men zài lián xì) も同じです。
これは「また連絡取り合いましょう」という意味ですが、「また」なんて存在しないのです。つまり 我们再联系 (wǒ men zài lián xì) は「さようなら」という意味です。
この言葉は、お店で断るときに「また今度にします」と言うのと同じですので、美女に我们再联系 (wǒ men zài lián xì) と言われても鼻の下を伸ばしたりしないように気をつけてください。
つまり何が言いたいかと言いますと、中国人だってかなり曖昧ってことです。
良く中国人はストレートでわかりやすいという人がいます。
もし中国人があなたに対してストレートに断りを入れてきたりするのであれば、あなたは相手から気を遣うべき対象と見なされていないだけです。
わたしたち日本人だって同じですよね。
結構ですとはっきりと断れる相手って限られています。知らんけど。
そんな訳で、今日は中国人はストレートだよね〜と決めつけている人を見かけましたので、思ったことを書いてみました。
ちなみに、我が家の家訓は「後でとお化けは出たことない」です。
母はいつも、また今度とか、後でねというのは不正直で不誠実が人が使う言葉だから言ってはだめだと言った後、「後でとお化けは出たことない」と笑ってました。
誰かとお別れするときに、また会いたいと思ったのなら「また今度飲みましょう」と言うのではなくて、「次日本に帰ったら連絡します。飲みましょう」と言い、帰国したら忘れずに連絡するようにと母は言います。
その教えを愚直に守ったために、空気が読めず「行けたら行く」と言う人をひたすら待ってしまったりするようにもなったのですが、多くの人にお時間をいただいておしゃべりするチャンスにも恵まれました。
というわけで、今の生き方も悪くないと思ってますし、今後も基本的にはストレートな表現で生きる在中国日本人でありたいと思います。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!
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