見出し画像

春節の帰省:家族団らんは楽しみだけど、殺伐とした雰囲気にもなるお話

先生、明日から故郷へ帰ります。

最近、いろいろな人から春節休みに家族とともに故郷へ戻る人のお話を良く聞きます。

そして、春節と言いますと家族からの妙なプレッシャーを受けるシーズン。しかも、わたしたちの友人たちはなぜか独身女性ばかり。彼女たちの悩みは「結婚」です。

以前、note に書いたように結婚に関する考え方も変化しています。

ある年齢になっても恋愛対象が見つからない場合、適当な人ととりあえず結婚するという人が多かったのが、最近では無理に結婚しなくてもいいと考える人も増えています。

親と子が同じ考え方であれば良いのでしょうが、何時の時代にもジェネレーションギャップというのは存在するモノで、楽しい団らんのはずが、殺伐とした状況になることもあります。

そして、意見が違うので話し合いましょうとなればよいのですが、そんなうまい話はないようです。

普段、娘に結婚してもらいたいと思っている親が、自分の兄弟や祖父母たちを味方につけて一斉攻撃をしかけてきます。

変な空気になっても逃げ場もないし、家族との間に絶望的な壁を作るのも良い方法ではないと思うので、攻撃された側だけが傷つくという状況。

面倒くさそうです。

ただ、この状況で自分にとっては見覚えのあるものです。

わたしの両親は中国で言うところの「鎮」つまり郊外のそのまた郊外の生まれです。正月には親戚一同が集まり、穏やかなマウントの取り合いなどが行われます。

しかも、わたしは父方においても母方においても最初の孫で、何事もわたしが先に体験することが期待されました。

進学にしても、就職にしても、結婚にしても、子どもを持つことにしても、親族が集まった場所で、叔父叔母たちからアレやコレや言われて面倒くささを感じたモノです。

その10倍くらい強烈な奴を中国の若者たちは味わっているのだろうと思います。

春節に実家に帰る人に、どうするのと聞くと、7日間だけのことだから親孝行してきますと言います。

健気だなと。

大人になって、親族からのイロイロ言われるのが面倒になったのと、距離もあって実家にも故郷にも戻らなくなった自分とは違うなと感じました。

でも、その健気さは立派だけど、息苦しくさせてるのかもしれないよと言いかけたけど、それはきっと自分でも重々承知しているでしょうから、言いませんでした。

みんな、無事に帰ってきてもらいたいです。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

皆さんの「スキ♡」が私の原動力です。メンバーでなくてもタップ可能、しかも無料です!下の「スキ♡」をクリックして応援してください。


以前に書いた、結婚に関する記事です。良かったらご覧下さい。

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。