見出し画像

フィンランド生活1ヶ月め

ここまでのあらすじ

妻(育休中)子(出国時3ヶ月)とともにフィンランドに留学(2年)にきました

フィンランドのエスポーにあるAalto大学のInternational Business Design Managementというコースで修士号を取るために2年間留学しています。
受験記はこちらをご覧ください!
Aalto大学とIDBMについてはこちらをご覧ください。
0歳児(しかも一人目なので育児そのものが手探り)を抱えての渡航はなかなかにハードでしたが、何とか新居(寮)に落ち着いたので、ここまでの1ヶ月について記録を書きます〜。
ついでに、なんかアフィリエイトっぽかったアイコンとシンプルにあんまりかっこよくなかった自作のヘッダー画像を変えてみました(Canvaすごい・・・)。

出国までの手続き

3月末に合格通知が来て以降、子供が5月頭に生まれて育休に入ったり、6月に復帰早々激務に見舞われたりとやや記憶がおぼろげな部分があるんですが、概ね以下のような感じ(全部完結したら一回まとめて書きたい・・・)。
4月 Aaltoへの書類送付や学費他色々振り込み等
5月 新生児育児で記憶が薄いけど子のパスポート取得、妻パスポート更新
6月 大使館訪問予約して書類準備や保険加入等々
7月 大使館に出頭、物を一生懸命処分し始める
8月 ほうほうのていで出国

フィンランド生活1ヶ月目(週ごと)

 W0渡航

所属組織の都合上、大学が始まる1週間前に出国と決まっていたので月夜の便で出国。13時間のフライトに子供がいい子にしてくれるか、在留許可証受け取れてないけど大丈夫か、妻と席が別々で当日キャビンクルーに相談するしかない等、色々不安でしたが無事入国成功。
席をかわってくれた親切な若者とだいじなところでいい子にしてくれた息子の健気さに感動・・・。
荷物は住所とか受け取り方とかが不安だったので船便も航空便も送らず、3人でスーツケース4個というストロングスタイルで渡航(結果これでよかった気がします)。

結構ちゃんと美味しかったディナー
朝ごはん/意外と()美味しかった
ロシア上空を避けて北極圏を通過
荷物は送らず全部持ち込み。もう一個スーツケースあります(超過料金を許容)。

W1仮住まいに住みながら手探りで生活立ち上げ

寮が8/1からで申請してたのに9/1からということになったので、渡航後の部屋を運よくこのテレグラムのグループでゲットhttps://t.me/otaniemisubleasing
まあまあ不安で家主とビデオ通話してIDを見せあったり話したりしたものの、想像以上に部屋はかっこいいし便利な立地のLeppävaalaというとこだし、何より憧れの部屋サウナがあって最高でした・・・(来週末家主とごはんを食べに行くことになっており、多分めっちゃ運のいいケースだったとは思う)。
翌週の引越しに備えて近隣のモールに行ったり(日本の感覚で言うと地方の小さいイオンくらい)中古ストア(Fida)で家具を見たり。そして早速Baby Bjorn のバウンサーを格安でゲットしたり。物を中古で売るのもテレグラムメインで、ソファとかダイニングテーブルとかを着々と格安で抑えたりしてました(楽しかった)。
週末には金曜はヘルシンキでKY(Aalto大学スクールオブビジネス)のパーティがあってみんなでクラブに行ったり、翌日のIDBMイベントは平和なピクニックだったので家族みんなでお出かけしたり、必死でフィンランドに慣れようとしてましたが体力的にきつかった・・・。

8月だけど早速ダウンを着せられた息子
良すぎた家サウナ(ロウリュしまくり)


🇫🇮の大学生が伝統的に着るつなぎ。学部ごとに色が違ってスクールオブビジネスは緑。
ここが伝統的なクラブや!と言われて連れて行かれた。Käärijäはながれず。
ランプと棚と絨毯はFida。ソファとダイニングはテレグラムでゲトる。
ランプまじで気に入ってます。

W2オリエンテーション

オリエンは初日から豪雨で幕開け。大学側の主催イベントがあったり、2年生が連れて回ってくれるサークルの新歓みたいなのもあったり。なんかしら毎晩パーティが企画されるが、30代の体力と育児のため夜のパーティはそんなに参加せず。朝のちょっとしたイベントや学部、専攻の友達と話して結構歓談する分には英語が通じたので安心してちょっとハイになる。
日本にいた頃に仕事であった🇫🇮人の方がこっちでの知り合いを紹介してくださり、ヘルシンキ大でスタートアップについて教えている日本通の方とサウナに行くという神イベもあり。有名なサウナに早速行けてよかった・・・。金曜に新居の鍵をゲット。週末にIKEAの運送を受け取ったりちょっとずつ部屋っぽくなっていく。ちなみに、IKEAの配送は部屋に居たのに不在連絡して帰ろうとして、きたと思ったら荷物を隣の建物の前で渡して「受け取るところまでしか運ばん契約や!」と謎強弁されたり、Fidaは普通に「忘れてた⭐︎」と待ちぼうけくらわされたり、来たと思ったら一部荷物が足りない等段々とFinnish/European Hospitalityの洗礼を受け始める。

有名なとこ。最高だった。
アアルト大学ARTSとBIZのメイン校舎。かっこいい。
オリエンイベントの会場がなんかイケてる

W3授業開始

基本まだ仮住まいでの生活。はい、ごめんなさい。先週、オリエンで雑談してる限りはめちゃくちゃ話せたので「いやー、勢いで喋ってたりしたら通じちゃうから逆にこれ以上英語上手くならないかもな〜」とわかりやすく調子に乗ってましたが、全然授業聞き取れないし、グループワークになると全くついていけなくて自信が粉砕(というか不安が爆発)。
そんな中でもみんな優しくてちゃんとフォローしてくれたり意見を聞いてくれたり、何ならライトが一個足りないと言ったら電灯をくれたり・・・。
現状足を引っ張っているだけなのでなんとか貢献しようとデスクトップリサーチ頑張ったりしてます涙
そんな中、(多分みんな全然読んでない)課題のリーディングを一生懸命ちゃんと読んで引用したりしつつ毎週のエッセイを書いてたりしたら満点評価をもらって、学部時代いい加減にしか勉強してなかったので今更勉強の楽しさを知ったり、デザイン思考とか仰々しくいうけど、ビジネスシーンではみんな当たり前にやってる事ばっかりなんちゃうん?という疑問に対する答えの糸口みたいなものを見つけられそうな気がしたり。(当たり前だけど)勉強もめっちゃ真面目にするぞおおおおという気分になれたのは収穫です。
あと、アマゾンはドイツのアマゾンから買うしかないんですが、複数注文したら「全部まとめて9/8に届くよ!」と通知が来たのに、荷物①は9/3に急に届く。②は9/7に急に届く。そして③に至っては家に居たのに9/7に「今行ったけどお前不在やからピックアップセンターにおいたわ。じゃあな。」の通知。完全に洗礼を浴びる。

ネパール料理屋もMarimekko
学食だけが安い(2.95€)
朝ごはんはこういうので結構おいしく過ごせている。
シナッピは既にハマって3本目。

W4授業2週目

新居に完全に移転。授業も慣れてきつつ、放課後は17時からとかでイベントがあったりするのでSU系のものをちらほら覗いて見たりする。
とにかくイベントも盛んだし、そこに参加する学生の数もすごい。イベントも正直なところピンキリがある感じも(実際にSUをやっている学生と話すイベントは面白いが、なんか偉いっぽい人がきて話すだけのイベントだとイマイチその人のありがたさもわからないのでピンと来なかったり)。ただし、どのイベントも協賛がすごくてすぐピザとかハンバーガーとかアイスとかジュース(この国ではコーラもすごく高い)とか出てくるのはすごい。
なんとなく生活に慣れてきて新たなコンフォートゾーンができつつあるので、新しいことをと思って渡航前から興味のあったフィンランド野球:ペサパッロのクラブの新歓練習に参加してみる。ペサパッロ自体も面白かったのだけれど、完全にフィンランド語のコミュニティで、一部の人が通訳してくれたりもしたが、圧倒的な心細さをたいけんできたことと、普段のクラスメイトたちが自分の国にいながら英語でコミュニケーションしてくれているんだよなあということに改めて気づくなど。
金曜に今年からアアルトにきた日本人留学生の方何人か(Kosukeさん上田さん夫妻とお子さん、IDBMのクラスメイト)とご飯を食べて情報交換したりしました。

ペサパッロ練習風景。
監督らしき人が「何年か東京おったんや。息子も東京生まれや!」
と気に入ってくれて要衝サードを任されてちゃんとエラーした。
図書館のサイバーパンク自習室。意外と快適だし意外と集中できる。
勉強後はサウナ。
近所の寮的な建物もサウナがあるところがあってほぼ日替わりでどっかしらに入れる(Googleカレンダーに全部かいた)。

W5授業3週目

大体生活も落ち着いてなんとなく睡眠サイクルも固まって来たかに見えた息子が急に荒れ始めて、毎晩妻と交互で細切れに起きては寝かしつけ。先週急に寝返りできるようになったりして成長著しいから大変なのだろうなあと思っているけど、本当に生まれてすぐに大移動ばっかりで迷惑かけている中健気に笑ってくれるだけで感謝感謝。なかなか予約の取れなかったDVVにやっと出頭し、Family-tieの証明ができたので、Kelaの申し込みもできて、やっと翌週ネウボラに到達できることになりました。
Aaltoは(🇫🇮は?)5ターム制で1ターム6週+評価期間なので、今学期も早くも半ば。今学期はIDBM必須の授業2つのみを履修しているのですが、片方が10単位、片方が5単位とまあまあなボリューム。リーディングやレクチャーについては一生懸命くらいついているものの、グループワークについてはリサーチなどのindivisualにできる作業でしか貢献できず、interactiveな作業については完全に周りに助けてもらっている状況。悔しさや焦りもあるけれど、英語ができないのはもともとわかっていたし、その克服自体が今回の留学の目的の1つでもあるので少しずつ成長しつつ、プログラムの主眼である多様で学際的なチームでどのようにイノベーティブな成果を出すかということを一人言語で縛りプレイさせてもらっているつもりで一生懸命頑張ろうと思っております。明日もポットラックで持ち寄りブランチしながらグループワークの議論しよう!等、本当にチームに恵まれているのはありがたい限り。
ちなみに、子供の誕生前後からほぼ行ってなかったジムにこちらでついに復帰!1年で176€と円安の影響含んでも激安なのはありがたい。サウナがないのは痛いけど結構設備はしっかりしてて(フリーウェイトのラックがおおい)嬉しい。
そろそろ冬に備えて現地民も鬱対策で筋トレに励んだりするそうなので、健康維持のためにも楽しんでマチョ活しようと思います。

DVV帰りのヘルシンキ風景。
この国結構グラフィティ多いけど、これは目立つ笑
かっこいいレコード屋。
これもヘルシンキ。
DVVはめっちゃ混んでた。
🇫🇮の大学のフィットさんとマッチョさんは全員入っている(ワイ調べ)ユニスポート
ヘルシンキ大学とかも共通なのでちょっくら街歩きのついでにマチョ活が可能。


急に授業のワークショップで描いたアーティスティックな肖像画(作成途中)

まだまだヘルシンキ界隈すらほぼ散策もできていないけれど学生の本分をしっかり果たしつつ色んなところ見ていろんなことできればなと思っていますので、引き続き発信していきまーす。

(もっとこまめ、かつトピックごとに書いた方がいいねこれ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?