上田 楠菜子 | Nanako Ueda

Visual Artist。公務員(行政職(デザイン))を辞め、2023年秋より🇫🇮アア…

上田 楠菜子 | Nanako Ueda

Visual Artist。公務員(行政職(デザイン))を辞め、2023年秋より🇫🇮アアルト大学アート&デザイン修士課程Visual Communication Design専攻の学生になりました。夫と子ども(6歳)と🇫🇮移住。第13回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2021銀賞。

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自己紹介(35歳、母、アアルト大学院生🇫🇮、元公務員)

こんにちは、上田 楠菜子(うえだ ななこ)です。 1988年に富山県富山市で生まれました(現在35歳)。富山中部高校を卒業後、富山大学芸術文化学部にてデザインを学び、在学中にフィンランドへ1年間の交換留学にいきました。大学卒業後は富山市役所初の行政(商業デザイン)という職種で採用され、12年間勤めました。 市役所のデザイン採用職員として働く傍ら、プライベートで挑戦した世界ポスタートリエンナーレトヤマにて複数回受賞したことをきっかけに、視覚的な表現が人間や社会に与える影響力

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        • 私とフィンランド01 |フィンランド熱発症

          私が初めてフィンランドに行ったのは、今から15年前の2008年8月、20歳の時でした。搭乗したエールフランス機の中で、未知の世界に飛び込み、自分の人生が変わっていく予感にワクワクが止まらず、窓の外に延々と続くシベリアの大地を眺めながら胸をときめかせていたことを昨日のことのように覚えています。 交換留学先はヘルシンキから北東へ100kmほどのラハティという街にあるラハティ応用科学大学のデザイン学部でした。 到着してすぐに、秋が深まる街や公園の美しい景観、森や湖がたたえる光の

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