社会科 授業 「くまさんが授業で一番使う言葉は?」
私が授業するときに一番使う言葉は、
「隣の人とじゃんけんして負けた(勝った)人、◯◯してー」です
え???と思うかもしれませんが、これを1回50分の授業で5回くらいは使うと思います。
社会の授業は先生が50分話をするだけ、生徒は黒板を写すだけ
こんな授業はしている先生は減ってきていると思いますが、これはどうですか?
ただ話をするだけではだめだ。
だから、教師が色々資料を見せる、黒板に書く、ICTを使うなど工夫をしている。
でも、
教師は色々手を変え品を変えだけど、実は生徒が話を聞く、黒板を写すだけになっている
こんな授業結構ありませんか?
そういうくまも1年目のときは、説明しているときに、
あ、ここからが大事なところなのに、これ生徒だんだんねむくなって、話聞いてないな。
授業の一番の山場が最初の導入で、そこから眠さとの戦いになっている
みたいな状態も経験してきました。
そもそも20分以上話しても、集中できないですしね。
そんな時、よく使っていたのは、ペアワークをポップに使うということです。
よく他の先生の授業で見るのは、
先生説明(生徒ぼーっと)→指示「ペアワークして」
→生徒「ん?何するの?」の確認から始まる様子です。
これを防ぐために、授業の説明を上手にするなどの工夫をもちろんするとして、
先生がいつ問いかけてくるかわからない緊張感が大事なんだと思います。
もちろん、この緊張感は、1人に指名していく形で作ることもできますが、私くまがもっていた中学生となると、みんなの前でまちがえたくない、そもそも発表したくないなんてこともあると思うので、すべてにおいて良い手とは限らないと思っています。
そんな時に使うのは、じゃんけんです。
ペアワークするよーじゃなくて、隣の人とじゃんけんしてーといいます。
「隣の人とじゃんけんしてください」じゃんけんさせる
「負けた人、江戸時代の1代目の将軍だれだったか答えてー」みたいな今日の授業の内容を復習する発問をしたりとか、
「(写真を見せて、じゃんけん勝った人、ここはどこか答えてー)その後、負けた人も答えてー」みたいな、導入でできる発問にも使えたりします。
「じゃんけんで負けた人から、これについてどう思ったか書いた内容を話してみてー、逆の人は、聞いて自分になかった部分をメモしてみてー」とか
そんな感じで、導入、展開、まとめで5回くらいは使います。
隣の人でもいいですし、席が縦の2人でーでもいいです。
でもここで大事なのは、
これを始める1回目の授業で、じゃんけんをちゃんとさせることです。
そしてじゃんけんが人数の関係でできなかった人を作らないこと。
自分のクラスでは、このじゃんけんができるように席を配慮したり、
3人でじゃんけんしてーって言ったり、2回じゃんけんしてーって言ったりしていました。
こういう中でも、人間関係を築くのに、使ったり、◯◯さんが▲▲さんにこえかけしていたなみたいに、ほめるきっかけを作るのにも使います。
気軽に使えるので、じゃんけんをぜひ取り入れてみてください。
隣の人とじゃんけんしてくださーいの破壊力はすごい。
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