見出し画像

新しい考えの受け入れ方

どうもkumanutsです。

父と少し話すことがあって、

価値観が違うと本当に全く相手の考えが分からないんだな。と実感しました。


異なる考えを理解するのは非常に難しい。
お互いに歩み寄って、相手の理由を聞いて、なお意味不明なぐらい難しい。

こういう時は話し合うことが大切だとよく言われる。話し合うことで相手の考えが理解できるからだ。


だが果たして本当にそうだろうか?
その場で議論をしてもすぐに相手の考えを理解できるとは思わない。なぜならば人の思考はそこまで柔軟性に富んでいるわけではないからだ。その人の人生全てをかけて作られた価値観が、一朝一夕で大きく変化することはほとんどない。こだわりが強い人ほど、議論が白熱し、脳がうまく働かなくなっていく。


そこで、自分にはない新たな考え(Aとする)に出会った時、Aを理解したいと思うのならば次の3ステップを行うべきだ。


最初のステップは「ただ聞くこと」である。聴く力が大切だと言うが、まさにその通りである。耳を塞げば何も入ってこない。


次に「時間を置く」。この時間で自分の考え(Bとする)とA(新たな意見)に境目がなくなっていく。この時、理解できなくともAを意識し続けることだ。

最後に、それでも混じり合わない部分、どうしても矛盾する部分を突き詰めていく。すなわち、A(新たな意見)とB(自分の意見)をぶつけて闘わせる
他人と議論してもいいし、自問自答してもいいだろう。

以上の3ステップだ。



従来の、意見を闘わせる(話し合う)という部分を一番最初ではなく、一番最後に持ってくるのが良いと思う。


人は慣れる生き物だ。慣れている=安心する。安心すればそれを直視することができる。

だから新たな考えに出会った瞬間は多少イライラする。イライラは脳の働きを悪くする。そして新たな考えを拒絶するようになる。


これでは異なる考えを理解することなどできない。

そこで、ステップ2「時間を置く」が力を発揮し、新たな考えに対して慣らすことができる。


まとめ

理解できないことを理解するための3ステップ

1.聞く

2.時間をとる(慣らす)

3.議論する



相手の考えも自分の考えも粘土みたいにぐちゃぐちゃに混ぜて、納得できる一つの作品を作る。原型はほぼ残らない。

それがあなたの新しい考えになる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?