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辛い失恋に効く、おすすめ書籍5選。立ち直れない気持ちを軽くして、自己肯定感が上がる小説やエッセイ本を紹介

失恋してダメージを受けたとき、あなたはどうやって立ち直りますか?

友達に話を聞いてもらったり、趣味に没頭してみたり、いろいろな方法があると思いますが、読書もかなり有効な手段だと思うのです。

失恋直後って、自分の内側ばかりに意識が集中してしまいがちじゃないですか。ひとり、部屋に閉じこもっちゃったりして。

だけど、読書で、物語の中の架空の人物の恋愛を追っているうちに、意識が外に向かって、客観的に自分を見つめられるようになったり。恋愛に関する世界的ベストセラーを読むと、「愛ってなにかしら?」って、学問的観点が生まれて、冷静になれたり。

気持ちをちょっとだけ軽くする効果があると、わたしは思う。今回は、失恋から立ち直るのに役に立ちそうな書籍を、5冊ご紹介

いま、しんどくてしんどくて折れそうな人に、刺さればいいなと思います。

『4 Unique Girls 特別なあなたへの招待状』山田詠美


自分をよく知る人に別れを告げられると、「あぁ、自分って誰にも必要とされていないのかも」って気持ちになっちゃうものですが、ぜったいにそんなことない!でも、その気持ちもよくわかる!

振られるとそうなりがちな人は、ぜひこのエッセイを読んでほしい。

山田詠美さんという、数々の恋愛小説を手掛ける直木賞作家さんのエッセイで、折れかけた自己肯定感を復活させてくれる内容がたくさんです。

『20代で得た知見』F


2022年、King&Princeの永瀬廉さん主演で映画化予定の『真夜中乙女戦争』の著者、匿名作家Fさんのエッセイ本。

20代で得た知見ということで、恋愛に関する知見もたくさん載っています。あなたに響く知見も、きっとあるはず。

『愛するということ』エーリッヒ・フロム


60年以上、全世界で読み継がれているベストセラー

「愛とは、技術であって習得するもの」という前提のもとに、人類にとっての愛の歴史がまとめられている、論文のような本。自分にとっての「愛とは?」を整理させてくれる1冊です。

たがいに夢中になった状態、頭に血が上った状態を、愛の強さの証拠だと思い込む。だが、じつはそれは、それまでふたりがどれほど孤独であったかを示しているにすぎないかもしれない。

こんな感じで、客観的に恋愛を見つめられる言葉が詰まっているので、知的好奇心も膨らむし、「失恋って、そこまで悲観しなくてもいいかも!」って気持ちになれます。

『運命の人はどこですか?』西加奈子、瀬尾まいこほか

こちらは「運命の人」をテーマに、人気の作家さんたちが描いた短編小説集。どの作品の主人公も、なかなかに大変な現状におかれつつも、ラストは前を向いて進んでいく姿が印象的です。

明るくなれるし、失恋した心にダメージを与えてくるような文章もないと思うので、試しにサクッと読んでみてほしい。

『可愛い世の中』山崎ナオコーラ

こちらも短編小説。4姉妹の次女が結婚することになって、そこからのあれやこれやを描いた作品です。

4姉妹がね、既婚だったりバツイチだったり、家事手伝いだったりと、まったく別のライフステージにいる同士なので、まるで、女友達の縮図をみているよう

とはいえ、その関係性にほの暗さはないので、単純に、女性の人生についていろいろのぞき見できる内容。誰かに話を聞いてほしいけど、なかなか難しい、そんなときに、話し相手になってくれるような1冊です。

以上、失恋してつらいときに読んでみてほしい、おすすめ書籍5選でした。今回取り上げた作品は、以下の記事でもご紹介中です。

気になる作品があった方はぜひ、のぞいてみてください!より詳しく紹介をしています。



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