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023.治療用装具

医師がどの分野をマニアックに得意としてるかってのが患者にとってもとても大事なんだなーと、近年、体験を通して実感中です。

装具が増え2ヶ月くらいたったので記事を書きます。

心は健康な今日この頃です。


1.心構え

お世話になってる医師に相談行って「この分野なら□□医師が専門で、以前、この病院にいらっしゃったけど、今は〇〇病院にいってしまったので、そこに行ってみる?」ってことで、紹介受診しました。医師はとってもいい感じの方で安心しました。

将来大きな障害となるであろう不安要素を現時点で出来るだけ抑えることはこれから数十年生きてく上でとっても大事です。

できることしといてから障害にぶち当たるのと、知らないフリして何も対処せず障害にぶち当たるのでは、心構えが全然違うし経済的負担も大きく変わってきますしね。

2.治療装具

そんなわけで
普段装着している装具が1つ増えました。

最初は戸惑うんですが、慣れたら装着も簡単。

その装具の絵を描いてこの記事のヘッダーにしましたよ。

一般的に、足首を捻ったときなどに装着する固定装具です。

治療用装具というのは、医師が患者に矯正や治療が必要と判断した場合に使用される装具のことをいいます。※治療が終わり障害が固定した後の日常生活向上を目的とした補装具は更生用義肢・装具になります。

装具料金の流れとしては、療養費払いというものが適応されています。一旦、装具事業者に10割負担全額支払うのですが、医師の証明書と装具事業者から発行される書類を後日、市役所にもっていって申請すると、数か月後に病院での支払い負担割合以外が患者に戻ってくるという流れです。

昔、病院事務をやっていたので、その流れはわかっているのですが、患者側からすると、最初から支払い負担のみでいいではないかと思うのですが、、、なかなか複雑な仕組みになってます。

ちなみに、薬局などで売っている腰サポーターなども治療用具ですが、メディカル業界の会社が販売している商品です。病院に行く前に、その商品に頼ってみるのもありですが、医師の意見を直接きいて”その人に合った治療法”を試みた方がトータルコストは低く抑えられる場合もあります。

数年前、足の骨折をした際、ギブス固定が終わった後に装着した装具は大きめのものだったので靴が履けないという問題がありましたが、今回は、靴が履けます。

3.他人の目線

装具の関係で靴の形が変形していて本人的にはすっごい気になるんです。他者からしたらあまり気にならないレベルなのですが、今までの生活がちょっとでも変わると最初は誰しも不安になってしまうものなんですよね。

私は、いろいろ考えてしまって、引っ張られやすい方なので、あえて、第三者に「装具が加わったのだけど、ぱっと見わかりますか?」と周囲の人に聞いてました。

自分から口にすることで、他者がどう思っているかもわかるし、もしかしたら改善点もみつけれるかもしれない。新しい発見があるかもしれない。何より、「自分で自分に大丈夫だよ」と説得しているのかもしれません。

あの時、耳を傾けてくださって意見頂いた皆様、ありがとうございました。心も安定して楽になりました。

本人に直接きかず、勝手な想像で勝手にイメージを作られるというのが子供の頃からすごくイヤだったことも影響しているかもしれません。人のイメージは勝手につくりあげられるのは仕方ないのですが、、、私に関わってくれる方で私を受け入れてくれる人には誤解のままで過ごしてほしくない、、、みたいなキモチがあったりします。

口に出さないと伝わらない事 というのは世の中たくさんあるんですけどね。

4.キモチの持っていき方

本人にとっては、大きなコンプレックスなのだけど、他者からみたら、とても”憧れ”に映る場合もあるかもだし、大したことのないコンプレックスだったりすることもありますしね。

そのコンプレックスを本人が受け入れることができたら、新たな個性の追加になって、大きな武器になるかもしれない。時には、そのコンプレックスに救われることも。

私のコンプレックスはたくさんあって、その全ての原因は、先天性の持病でありその影響で、指が曲がったりしているのですが、理由は分かっていても受け入れるのは難しいもんです。

30歳過ぎて、「もういっか」

40歳過ぎて、「仕方ない。うまく付き合っていこう」

と時間かかりました。私よりもっと大変な状況の方からしたら、笑われてしまうかもしれませんが。

今思えば、変形を現状に留めてくれた医師や装具事業者さんに感謝しかないです。

今は、とっても楽だったりします。

長所と短所は表裏一体と同じで、コンプレックスも本人の考え方によってマイナスになったりプラスになったり。

誰かが見て ”大変そう” だとしても本人のメンタルが楽観的だったり前向きだったりであればなんとかなるし、誰かが見て ”たいしたことない” だとしても本人のメンタルが不安定だったりするとかなり大変です。

どんな病気も、"その人がどんな人なのか" で、だいぶ変わってくるのではないでしょうか。

「病は気から」とも言いますが、当てはまるときと当てはまらないときが存在します。

何かを抱えている場合、キモチの持っていき方というのはとっても大事だと思います。



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