見出し画像

映画録2021年

2022年1月、昨年観た映画感想をまとめておく。
ここ数年はインド映画多め、アジア映画ぼちぼち、アメリカ系は好きな俳優と好きな監督しか見ない(きっぱり)の傾向。ベスト選定できなかったのでmyおすすめ作品はトップ画像を参考にしてください。

ヒッチャー 1986年・アメリカ 4
2021年始早々怖かった。2020年末に観た中南米の”バカラウ"も怖かった。
 フィルムを修復し過去の良作を再上映されるようになり、有難い。

ヒッチャー 不条理の恐怖


春江水暖 2019年・中国 4.5
 初長編映画とは思えないカメラワーク、超長回しの横長ーーーい
 ワンショットに惚れた。


私は確信する 2018年・フランス 
相方は感動してたが、ウチには元妻が証人台どころか、
 最後まで登場せず消化不良。

プラットホーム 2019年・スペイン  4.5

ザ・プラットホーム

 観ている最中も怖かったが、観た後もぞくりとさせられた。
 格差社会。飽食と飢餓が同時に世界で起きていること。
「食べること」×「生きること」を深く考えされられた。

人生は二度とない  2011年・インド 
 精いっぱい生きる、いまを。
 旅モノやっぱ好きだな! 10年前の若者4名は、今やインド映画を
 引っ張るスターに育っており頼もしい。ロケ地旅情そそって素晴らしい。

スパイの妻 2020年・日本 3.5

巡礼の約束 2018年・チベット 3.5
本当は「鵞鳥湖の夜」を見たかったので残念。まぁまぁよかった。

世界で一番しあわせな食堂 2019年・フィンランド/イギリス/中国 
ごめんなさい、ミカさんではなく弟のアキ・カウリスマキ監督の方が好き
 やわ。移民と料理の話は好物だが、話の筋がみえてしまいアカンかった。

ノマドランド 2020年・アメリカ 
 圧倒的!大地と星空に共演賞をおくりたい。素晴らしかった!

花束みたいな恋をした 2021年・日本 
 坂元さん脚本やもん。サブカルチャーも二人のセリフも宝物でした。
 いうことなしの佳作。

一秒先の彼女 2019年・台湾 
 「祝宴!シェフ」「健忘村」の監督だったのね。
 どうりで展開が面白いはず。けらけら笑ってホロリと涙

グンダーマン・優しき裏切り者の歌 2018年・ドイツ 
 期待値上げすぎて滑った... 途中失神し、妻か愛人か同一人物?わからんように?!

唐人街探偵3 2020年・中国/日本  3
 展開が読めてしまうのがちょい難点。オールキャストでビックリ箱みたい
 だった。うまい役者なのに浅野さんが生きてなかった。

少年の君 2019年・中国/香港  

 周ドンユイちゃんは今もっとも大化け女優。
 ”君は世界を守れ、俺は君を守る”
 いじめの怖さもリアル、”これからどうするの?二人はどうなるの?”
 と、最後まで惹きつけられた。

アメリカン・ユートピア 2021年・アメリカ 
 最上級の、超おすすめ、としか言えない。コロナ禍に刺さる秀作。

2021年クリスマスには NYで舞台再開

ワイルド・スピード7 2021年・アメリカ 

イン・ザ・ハイツ 2020年・アメリカ   3.5
  
音楽とダンスがクロスする群像劇。移民でプアーなのに明るい、良き!

ドライブ・マイ・カー 2021年・日本 
 原作のあの短編をよくぞここまで。文句なしに良かった。
 インドネシア語のセリフや中国語のセリフが飛び交って、まるで
 マレーシアにいるように錯覚した。

シャン・チー 2021年・アメリカ 

ムーンライト・シャドウ 2021年・日本  

マスター 先生が来る!  2020年・インド  3.5
観ておいてよかった。可愛い顔でダンスがうまいヴィジャイと、
 両親を惨殺され少年院時代から悪に染まるヴィジャイの、二人の 
 男優の脇で、声が渋いダースという若手男優に注目していたところ、
 囚人ディリではいい役についてた。

イングリッシュ・ミディアム   2020年・インド 
イルファーン・カーンの遺作、劇中の娘の寮生活が我が子とダブって
 ちょっぴりしんみり。

ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年・イギリス 
 ダニエル・クレイグ007卒業 
 喪失感ハンパないわ 号泣 

ナイト・オン・ザ・プラナット 1991年・アメリカ 
 ある一夜の夕暮れから朝まで。LA.NY.パリ.ローマ.ヘルシンキの
 五カ所それぞれのタクシーと客にまつわるショートストーリー。
 30年後のいまでも斬新、旬の役者×ゴタゴタ劇に、こころ踊った。
 あの頃、ウィノナ・ライダーはJディップと恋仲だったんだよな、
 盲目ベアトリス・ダル(ベティ・ブルー)は肉欲的に口紅を塗る…。
 ジム・ジャームッシュって、さすが、超センスええわ。

カダラムの征服者  2019年・インド 
 ヴィクラム主演 超絶オトコマエ。推し!!
 マレーシアのクアラルンプールが舞台で、世界一高いツインタワーから
 落ちそうになったり、120年以上前のレトロビル前をカーチェイスする
 シーンには胸がどきどきした。 

囚人ディリ  2020年・インド 
 観終わった後うなってしまわせるほど面白かった。お代わり希望。
 音楽もストーリーもアクションも、そして役者達も素晴らしかった。
 若者ダース(マスター!先生が来る)が悪党のサブリーダー、
 頭は切れるが腕っぷしダメな上官、小柄で弱っちいが正義に燃える警官、
 素性を暴かれ決死で闘う潜伏警官、団結して戦いに挑む学生達と悪党達。
 そして囚人ディリ。キャラの描き分けが見事で、みんな良いのだ。
 続編があるのでは? の噂があるがどうか。
 実は、ディリ出現は偶然ではなかったのでは…

酒徒  香港 
 60年代のアンニュイな雰囲気、衣装や美術、埃っぽいカメラワーク好き。

マトリックス リザレクションズ2021年・アメリカ 
 あぁデジタルの緑雨、前シリーズで携帯電話社会を予言し、
 今回はメタ社会を示唆するとは。もう一回劇場へ行く,きっと。

シャウト・アウト  2020年・インド 
前半は兄弟姉妹のラブコメディ展開で、しょうもないなぁと退屈しかけた
 ところ、舞台がシリアに移った途端がぜん面白くなり、前のめりで観た。
 若干やり過ぎ感はあるが、むきむきカレールゥの筋肉美をこれでもかと
 見せつけ、接近戦の闘士ぶりは男子が見てもあっぱれカッコよい。
 悪役が最後に「カルト(業)…」と改心し自爆するところでぐっと来た。
 「タイガー・バレット(原題:Baaghi 2)」の続編


注)一般上映でないものも一部あります。インド映画祭/インディアン映画ウィーク、香港映画祭など

2021年こんなもんでしょうか。1-2作品抜けてるかもしれんが、3月4月5月と3か月映画断ちしてたわりには、29本まぁまぁのラインナップだ。2022年は目標40本。

#映画レビュー #2021年の映画 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?