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体を壊さないタスク管理

これまで2回、ひどく体を壊してしましました。
病院で働いていると、常に目の前に体調を崩している人がいるため、
あたかも自分は気力も体力も優れていると錯覚してしまったのです。

がむしゃらに働けば、評価は上がるかもしれません。
ですが、病気のリスクに気づかないまま(あるいは無視して)
働いてしまう可能性があります。

まだまだ少子高齢化が続きます。
働き手が少しでも元気でいられるように、体を壊さない個人のタスク管理方法を考えてみます。(明日の自分のために…)


1.自分の限界を把握する

問題は、たくさんのことを急にやりすぎたことにある。限られたいしと自制心のうえに莫大な「やるべきこと」がのしかかり、自己管理のエネルギーを早々に使い果たしてしまったのだ。

4つのエネルギー管理術|ジム・レーヤー、トニー・シュワルツ

自分が自由に使える時間とエネルギーは思っているより限られている。
まずは自分の限界を認識する必要がある。

(1)その日の行動を予習する

  • 生きるために必要な習慣

  • 遊びの予定

  • やるべきこと、やりたいこと

生きるために必要な習慣遊びの予定はモレやすい。
大まかにでも把握しておこう。

(2)その日の行動を復習する

  • やりたかったこと」と「実際にやったこと」のギャップを確認する

  • 何が原因で、ギャップが生じているかを振り返る

  • そのギャップが今の限界を示す

その日タスクが完了していなくても落ち込む必要はない。どのような障害が残っているか、情報源として活用するだけだ。

もし原因がエネルギーの枯渇であれば、回復するための時間(習慣)をチェックしよう。食事・睡眠・運動・程よい遊びは削ってはならない。

原因が時間の不足であれば、ただそこが限界ということだ。繰り返すが、回復するための時間は削ってはならない。むしろ、そこを足した上で見積もりからやり直す必要がある。

2.捨てる

(1)「本当に大切だ」と思う価値基準に沿っていないタスクを捨てる

  • 価値基準を明確にしておけば決断は早い

  • 価値基準を明確にしていなくてもいい|自分の直観を信じよ

  • やる理由や目的を答えられないタスクは遠慮なく捨てる

(2)デジタルなタスク管理ツールを捨てる

  • タスク管理ソフトウェアから手書きのツールにダウングレードする

  • むしろ何も管理しないという方法もある|自分の脳は優秀な記憶装置

能力を拡張するデジタルなタスク管理ツールは、時に人としての能力を限界を誤認させてしまう。管理はソフトウェアで行えても、動くのは生身の人間である自分自身だ。
ソフトウェアに使われるくらいなら捨ててしまえ。

3.先延ばしする

  • 「明日やる」で問題ない仕事は「明日やる」(マニャーナの法則)

  • やれそうな日に、テキトーにカレンダーに放り込む

  • 先延ばし用のリストに追加する

仕事はやった順にしか終わらない。どうしてもというなら割り込ませて、他を先延ばしにするだけだ。
早く終わらないことに誰かがイライラするかもしれない。それはその人が解決すべき問題だ。

4.返却する

  • 誰かに頼まれたことは、正直に「今は無理です」とお返しする

  • 自分に余裕ができるまで一旦、相手のタスクリストに保管してもらう

これは自分の人生だ。他人ではなく自分でやることを決めればいい。

5.背伸びしすぎたゴールを手前に戻す

6.増やさない|あえて曖昧にしておく

  • 一歩先の課題のみ具体的なTO DOにする

  • フェーズごとに進んでから詳細化する|段階的詳細化

  • プロジェクトリストにして寝かせる

  • TO DOにしたとしても、タスク管理ツールに追加しない

・やるべきこと、気になったことをTO DOにする
・振り返って出てきた反省や課題をTO DOにする
・指示されたことをTO DOにする
・新しい目標を立ててTO DOにする
・本を読んで、いいね!と思ったことをTO DOにする

どれも良い習慣だと思うが、バーンアウトさせる習慣にもなりうる。
人間には限界がある。でも「やるべきこと」には限界がない。

7.全力で逃げる

  • 時間になったら帰る(「家の用事がありまので…」)

  • 途中でもやめる

  • 一旦作業場を離れる

  • 健康上の問題で無理だとはっきり伝える

  • 診断書を提出する

  • 職場を変わる

「この仕事/この職場にい続けたらまずい」そう思ったら、同僚にどれだけ迷惑をかけようと、仕事の責任が残っていようと、全て放り出して全力で逃げてください。人生には逃げるべきときがあります。仕事よりも他人よりも、自分の心身を最優先にしてください。

「繊細さん」の本|武田 友紀


何もしてないわけじゃない。ただ、ペースを現実に合わせるだけ。





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