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外に出たら次にすること

この話の続きです。

外に出ることは、エネルギーを回復するための大事な習慣の一つです。
単に外に出るだけでなく、その効果を最大限に引き出す方法があります。

そのために具体的に行なっていることをまとめておこうと思います。
実践しながらバージョンアップしていく予定です。



体の不調が起きるまでは、外に出ることが大切だなんて
全く思っていませんでした。

仕事に行く

買い物に行く

子供を送り迎えをする

外に出ることは、目的を果たすことに付随してやってるだけで
それ自体に目的はないと考えることもできます。

むしろ、目的地への移動時間=ムダ、退屈な時間 
と考えていたかもしれません。

外に出ても、頭の中では

その日何をしようか

あれはどうなっただろうか

また仕事で失敗するかもな

など、ぼんやり考え事をしたり悩みや不安を浮かべたり

スマホで気になることを調べたり

メールの通知を確認したり

意識を常に「気になるあのこと」に向けることで

ムダな時間、退屈な時間を補おうとしていたように思います。

体は外に出ていても、頭の中に閉じこもっている状態です。

そうしているうちに、目的地に到着しているといった具合です。


しかし、体調を悪くしたことをきっかけに

外に出ることの重要性と効果に気づきました。

もし物理的に閉じこもりがちであれば、単純に外に出るだけでも
活動機会が作れるというメリットがあります。

それだけでなく

視点を自分の「外」向けるトレーニングの機会にすることで
「気になるあのこと」から意識を離し
頭の中に閉じこもっている状態から外に出ることが出来る。

ということが分かりました。

道具も何も必要なく、いつでも、気軽に行える
シンプルな習慣です。


視点を自分の「外」向けるトレーニング



1.見る

スマホなどで手元に固定化されてしまっている視線を動かします。
目玉だけでなく、首や胴体も動かしながら
おすすめは上から。そして左右から下の方へ。

遠くの山、空の様子、建物の上の方、飛んでいる鳥…

視線をあまり動かさずに、周辺視野を使う見方もできます。
ぼーっと何かに視点を固定して、視界の端の方に注意を向けて見ます。
意外と見えますよ。


2.周りの音を聞く

いつもイヤホンをして歩いているなら、時々外して自然の音を聞いてみます。出来るだけ静かなところで、自然の音を聞きます。

鳥の声、虫の鳴き声、風の音、水の流れる音…

話し声は気になっちゃうので、人がいないところがいいかもしれません。


3.香りを感じる

場所によって案外香りも違います。呼吸に少し意識を向けて香りを感じてみます。意識を向けることが大事なので特別な香りがなくてもよいです。

お花の香り、植物の香り、パン屋さんの前を通った時の香り…


4.触れる、感じる

太陽の暖かさ、風の冷たさ、自転車なら風を切る感覚…

植物の手触り、水の温度、歩いている地面の感覚…

顔で感じる、手で感じる、背中で感じる、足の裏で感じる


注意点
刺激が強すぎるもの、不快に思うものにあえて視点を向ける必要はありません。


「今」を味わう幸せな時間


視点を自分の「外」向けるトレーニングを続けていると分かるのですが

「気になるあのこと」から意識を離し、頭の中に閉じこもっている状態から外に出ることは、それだけで幸せな瞬間の連続であるということです。

まさに「今」を味わう幸せな時間です。

今この瞬間にnoteを書いていることや、誰かからのフィードバックがあることはとても嬉しいのですが

外に出て「今」を味わう時間には勝りません。
そこにはリアクションも評価も何も無いのですが
それがいいのです。

そのことが分かってからは、エネルギーが枯渇してしまうことは
無くなりました。

仕事が嫌になるナンバーワンの理由は、多分人間関係だと思います。

私が働く病院は人間関係で機能しています。しかも、基本的に具合が悪い方問題を抱える方の対応が中心です。家族関係のトラブルも絡みます。
医療職種同士、経営者と現場のコンフリクトも常にあります。

エネルギーはどんどん削られていきます。
これをいつまで繰り返さないといけないのかと辛くなることもあります。

それでも辞めることなく今日まで来れたのは
ここまで説明してきた習慣のおかげです。


まとめ
物理的に外に出ることに加え、視点を自分の「外」向けるトレーニングを行うことで
・「気になるあのこと」から意識を離すことができる
・「頭の中に閉じこもっている状態」から外に出ることが出来る
・「レジリエンス(回復力、しなやかさ)」を養うことができる
・トレーニング自体が、「今」を味わう幸せな時間になる



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