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黄体化非破裂卵胞ってなに?

こんばんは(^ ^)クマです!

以前、排卵障害についてお話したのですが、その中に出てきた黄体化非破裂卵胞。

患者様でもたまにこの所見を見かけます。通常、その所見はたまにしか見られません。しかしそれが毎周期続く方も稀にいらっしゃいます。

適切な治療をしていても毎周期続いてしまうと一般不妊治療での妊娠は難しいです。しかし、体外受精であれば問題ありません。実際、毎周期その所見が続く方が体外受精で妊娠して卒業していきました。


前置きが長くなりましたが、今日は黄体化非破裂卵胞についてまとめていきます。


◎黄体化非破裂卵胞

黄体化非破裂卵胞とは、成熟して排卵するはずの卵胞が排卵せずに黄体化してしまうものです。

基礎体温はニ相性で高温化が一定期間存在するので排卵していると判断されてしまうことが多いです。

ただ、実際には排卵していませんので妊娠には至りません。

黄体化非破裂卵胞ですが原因不明不妊の20%くらいの頻度でおこると言われています。


◎原因

黄体化非破裂卵胞の原因には、子宮内膜症による腹腔内癒着や卵巣局所での免疫関連細胞や炎症物質の異常と考えられています。

原因の特定は難しいと思います。

黄体化非破裂卵胞であるのについては排卵前後でエコーを見ることにより判断できます。


◎治療法

治療法としてはクロミッドやhMGなどの排卵誘発剤の使用です。

卵胞発育に合わせ、適切な時期にhCGという排卵を促すホルモン剤の投与も有効です。

しかし上記のどちらも効果がなく、黄体化非破裂卵胞を繰り返す場合には体外受精の適応となります。

一般的に体外受精の際は、顕微受精でなくても問題がないですが、20%くらいの割合で受精障害や酵素の異常から顕微受精でないと受精できないこともあります。その場合には顕微受精の適応となります。



自分は排卵しているのだろうか?と気になる方は人工授精やタイミングをとった後、1週間後あたりに排卵の確認を行うといいでしょう。

基礎体温だけだとわからないこともありますので気になる方はしっかり見ていただいた方がいいと思います。


本日の内容はここまで( ^ω^ )

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