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課題4.自分の欠点や弱さを告白する #夢をかなえるゾウ0 #やってみた
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課題4.『自分の欠点や弱さを告白する』
(当企画の説明や目的はこちらから )
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「で?何で俺がお前に金貸さないといけないわけ?」
「今日、どうしても出席しなければならないセミナーがあるんだ」
「いやいや、そんなセミナーがあるんだったら、なんで財布をちゃんと管理しておかねえんだよ。自己投資以前に、自己管理がなってねえぞ。ていうか、今、お前が穿いてるパンツ、ゴムが伸びきってダルダルじゃねえか。人から見られるところに気い遣っておけば隠れた部分はどうでもいいってか? お前の人間性は、例えるならポスターだな。正面は華やかだけど、横から見たらぺらっぺら、裏に至っては完全な白紙だわ」
バクのやつ、どこまで言えば気が済むんだ──。
課長は耳まで真っ赤になった顔をうつむかせ、拳を震わせている。
(中略)
「いいか?本当の自己投資っていうのは、外面じゃなくて内面を磨くことなんだよ。このスーツと時計を質屋に売っぱらって、その金でセミナー行けよ!」
(中略)
課長は顔をうつむけたまま、怒りで全身を震わせていた。その後もバクの罵倒は容赦なく続いたが、僕はその言葉を聞きながら、今後の課長との関係が取り返しのつかないことになるんじゃないかと危惧する一方で、ほのかな羨ましさを感じた。
バクの言葉は──口が悪すぎるという問題はあるものの──僕が普段、課長に対して感じていることと重なる部分があった。
でも、僕には、バクのように思ったことを口に出すことは絶対にできないだろう。
「…くぎの夢ってさあ、山田勝己みたいだよね。」
「山田勝己って、SASUKEのあの山田勝己?」
「そう。”俺には、SASUKEしかないんですよ…”の名言で有名な、あの山田勝己」
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─山田勝己─
「ミスターSASUKE」「浪速のターミネーター」の愛称をもち、”SASUKE”に人生を捧げた人物である。
(中略)
第10回大会脱落直後のインタビューでは、古舘の「まだ整理はついていないのは分かるんですけども…今後、どうしますか」との問いに、山田は以下の通り答えている。
「これだけは言えることなんですけど、俺には、SASUKEしかないんですよ。 自分の気持ちの続く限りはずっと挑戦し続けたいっていう気持ちは、今でも持っているし、多分これから先ずっと変わらないと思うんです」
このシーンは、後の大会やバラエティに出演した際の紹介VTRにおいても頻繁に使用されている。SASUKE新世代組の一人である川口朋広はこのシーンについて、「『俺にはSASUKEしかないんですよ』という名言を超える名言は未だにないと思うんですよ。SASUKE30回やってきて。それは多分50回60回続けても永遠に語り継がれる名言だと思います」と語っている。
「山田勝己さん、俺めっちゃ好きなんだけど、あの人のSASUKEに懸ける熱量まじで半端ないんだよ。もうね、SASUKEに取り憑かれてる笑。
山田勝己さんって、30歳くらいでSASUKEに出会ってからずっと、それこそ狂気的にSASUKEを突き詰め続けていて──気付いたらテレビで特集されるまでになっていた。60歳手前になった今でもSASUKEにチャレンジしたり、後身を育てるような仕事をしてる。
何が言いたいかと言うと、これって、『好きなこと』に突き進んでいったら、社会から興味持たれて、社会が歩み寄ってきたパターンの夢の追い方だよね。
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「でも…この、気付いたら社会が寄ってきてくれたパターンの夢の追い方って、めちゃくちゃ難易度高いと思うし、ものすごく大変だよね。
でさ、なんか、くぎの話聞いてると、山田勝己パターンの夢の追い方してる印象あるな。あと、くぎ家族いるじゃん?こどもたちや奥さんのこともあるから、この夢の追い方は、ちょっとリスク高くない?
『好きなこと』に熱狂して突き進む夢の追い方って、確かにドラマチックで魅力的に映るけど、足元の生活だって大事じゃん。まあ、山田勝己さんも家族いただろうけどさ笑」
「うーん…。伝えようとしてくれてることは、なんとなくわかるよ。」
「でさ、その対照的な夢の追い方の例なんだけど、東大王とかQuizKnockで有名な"伊沢くん"いるじゃん? くぎは、ああいう夢の追い方がいいと思うんだよね。」
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─伊沢拓司─
共働き家庭の一人っ子として生まれた。小学校入学後は読書に夢中になっていたが、2年生になるとサッカーに熱中し、友達とサッカーに関する知識比べをするようになり、その中で知識を蓄える楽しさを知った。
私立の幼小中高一貫校に通っていたこともあり、当初は中学受験を考えていなかったが、3年生時に塾に通いはじめたことをきっかけに勉強の楽しさに気づき、6年生時に本格的に中学受験を目指し始めた。
中学入学時はフットサル部に入るも、中高一貫で他に中学生部員がいなかったため周りについていけず、部活動勧誘会で興味を持ったクイズ研究部に転向。第18回『高校生オープン』にて当時中学3年生での優勝を果たした。その後、 高校1年生時に日本テレビのクイズ番組『全国高等学校クイズ選手権』の第30回大会(メンバー:田村正資、大場悠太郎、伊沢拓司)に出場し、開成高校を初優勝へと導いた。
2016年に「右脳も左脳もヨロコブ」というコンセプトの下、ウェブメディア『QuizKnock』を立ち上げ、編集長に就任した。2017年にはふくらPの提案で同名のYouTubeチャンネルを開設し、自身も動画への出演や企画等を行っている。
2017年4月にTBSのクイズ番組『東大王』のレギュラー放送第1回で優勝し、第1シーズンでは東大王チームの大将を務めた。同年11月の第13回放送で行われた東大王入れ替え戦の決勝にて水上颯に敗れ大将交代となったものの、東大王チームの最年長、大黒柱として、同じく入れ替え戦でベスト4に勝ち残った鶴崎修功、鈴木光と共に番組の第2シーズンを牽引した(水上不在時には代わりに大将を務めることもあった)。
2018年4月よりワタナベエンターテインメントに所属し、タレントとしても活躍している。
「伊沢くんの場合は、『好きなこと』である”クイズ”に熱狂して突き詰めていった点では、山田勝己さんのSASUKEと同じなんだけど、途中から、目標を高校生クイズで優勝するとか、テレビやYoutubeで活躍するとか、仲間を集めるとか、お金を稼ぐとか、社会との接点を意識するようになったと思うんだよね。」
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「ところで、くぎはなにが『好き』だって自分で思ってるの?」
「俺の『好き』は…「サウナ」、「温泉」があるけど、今一番興味があるのは、「夢」についてかな。特に、「夢のみつけ方」、「夢のかなえ方」、「夢との向き合い方」に関連する本とか、面白くて夢中で読んでるね。」
「へー!じゃあさ、その『好きなこと』である"夢"ってジャンル?で生きていきたいってこと?」
「そうだね。ちょっと補足すると、『好きなこと』の"夢"ってジャンルの中で、俺の『得意なこと』である、"人の背中を押す"って力を活かして生きていけたらなって思うよ。
…もっと言うと、”子供の頃、時間を忘れてみんなで夢中でドッジボールしていたような感覚で生きたい”って、『自分が大事にしていること』も重ねて、『好きなこと』『得意なこと』『大事なこと』の3つのベン図が交わる領域を、『社会が求めていること』の円に重ねて、生きていきたいなって思うんだよね。
その方法として、”夢をかなえるゾウ0の課題を実践して発信する”ってことを、今やってるんだ。」
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「くぎってさ、ドッジボールの例え、この手の話するとき必ず言うよね笑。」
「え?そう??笑
でもさ、そういう風な感覚で、自分も、周りにいる大切な人も、夢中で生きられるようになったら、最高だよなって、心の底から思ってるんだよね。
…でも、ご存知の通り、そうやって夢中で人生を生きたいって強く願っているのに、”自分が何に夢中になりたいのか”を、俺はずっと、見つけることができなかった。そして、そのまま就活時期になって、”夢中になれるなにか”を見つけられないまま就活することに、体が──心が──動かなくなってしまって、就職浪人することになってしまった。
俺、あの就職浪人の1年を、今でもずっと後悔しててさ。
今は、あの時とは違って、『好きなこと』、『得意なこと』、『大事なこと』の見つけ方を学ぶことができたから、何度も転んじゃうけど、それでも立ち上がって、仮説を立てながら少しずつ歩めていると思えるけど…
山田勝己さんや伊沢くんに比べたら、特に『好きなこと』の解像度が、まだ低くてさ。そりゃ、山田勝己さんの「SASUKE」や伊沢くんの「クイズ」と比べるなよって話なんだけど、やっぱ胸張って、自分が本当に『好きなこと』もクリアにして、『私の夢は、〇〇です!』って、自信持って言いたいよ。」
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「んー、まあ言いたいことはわかる。くぎ自分でも言ってるけど、くぎって昔から、”明確な目標が無いと、フニャフニャする”よね笑 逆に、明確に”これだ!”って目標があるときのくぎって、はたからみたら、すさまじいエネルギーなんだけどね」
「うん、それ、自分でもわかってる笑。俺の弱いところなんだよ。
…でもさ、強さと弱さって表裏一体だと思っててさ。
例えば包丁って、料理するときに使えばとても便利な道具だけど、使い方間違えると、人を傷付けてしまうでしょ。だから、マイナスに作用しているときは、音量調節のダイヤルを回すように、出力を抑えて人を傷つけないようにする。逆にプラスに作用しているときは、出力をあげてもっと良い料理を作れるようにする。
強さと弱さって、そうやって向き合っていけるといいなって思うんだよね。」
「あー、たしかにそうだね。」
「あとさ、人によって得意なジャンルって異なるじゃん?
例えば、ピカチュウは電気タイプだから、電気ショックを鍛えて10万ボルト、かみなりが出せるようにすべきで、草タイプのはっぱカッターを練習するのはナンセンスだよね。そりゃ練習すりゃ落ちてる葉っぱを投げてはっぱカッターができるようになるかもしれないけど、体内から葉っぱを生成できるフシギダネには逆立ちしても勝てないだろうし、そもそもそれは草タイプの技が得意なフシギダネに任して、ピカチュウは自分の得意な電気タイプを鍛えるべきなんだよね。
そうやって、得意なことを伸ばして、苦手なことは、それが得意な人にやってもらえば、世の中うまく回ると思うんだよね。」
「なんだか、ゲーム理論 に通ずるものがあるね。…ところで、その例えって、なんかの本に書いてあったの?」
「ん?ああ、そうだね。”世界一やさしい才能の見つけ方”って本に書いてあったよ。」
「…それ、何回読んだ?」
「んー、数えてないけど、最近出たばっかだし、まだ5回くらいしか読めてないかな?」
「…さっきの、『好きなこと』『得意なこと』『大事なこと』の話も、その本に書いてあったの?」
「いや、それは”世界一やさしいやりたいことの見つけ方”って本だね。著者一緒だから、表現も似てるかもね。こっちは3年前くらいに買って、回数数えてないけど…まあ、最低でも20回は読んでるかなあ。」
「…まじか…やばすぎるだろ笑」
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「今改めて思ったんだけど、くぎって、一回自分のものにしたことを、頭の引き出しからパってあけて、ものすごくクリア且つ流暢に話すよね。あと、同じ本を20回以上も読んだって、山田勝己のSASUKEや伊沢くんのクイズばりにやばいと思うけど笑
…もしそれが、くぎやその本が言ってる『得意なこと』だとするなら、例えば、"文章要約サービス"とかどう?
俺とかくぎは違うけど、世の中の人みんなが本読めるわけじゃないし、苦痛な人もいると思うよ。「夢」のジャンルの本一冊要約して、本嫌いな人とか、Youtubeばっか見てる人向けにアウトプットするとかさ。
あとさ、くぎの、”ドッチボールをしていたときのように働きたい”ってのは、ものすごく素敵だし、共感できるんどけど、それを叶えるための現実的な策が、ちょっとまだフワフワしてるというか、抽象的かなあ。
くぎが言ってる、『好きなこと』、『得意なこと』、『大事なこと』。これらの3つのベン図が交わる箇所を、『社会が求めているもの』って円に重ねて、それを仕事にしたいってロジック? それに懸ける想いの強さや、そこに至るまでにすごい試行錯誤したんだろうなってことは伝わるんだけど、なんか一発でそれを当てようとしてる感というか…
何事も、一発でホームランを打つのは難しいんじゃない?まずは打席に立つ回数を増やすとか、仮にそれで三振しちゃっても、次はもっと脇締めて打とうかなとか、次に活かしながら軌道修正して、それでホームランを狙いにいくのはどうかな?」
「ダーツで例えると、真ん中に当てるために、矢を何回も投げながら少しずつ近づけていくイメージってこと?
あ、これさっきの本の著者の八木仁平さんが言ってた例えね。ちなみにこの人、俺たちと同じ早稲田出身で、多分同世代だよ笑。」
「え、まじか笑。…なんか嬉しいけど…なんか悔しいな笑」
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自分が本当に好きなものとは、自分が「本当は」好きなものなのかもしれない。
そして、周囲の評価や期待に隠れて見えなくなってしまった好きなものを一つ一つ取り戻していく。
それが、自分が本当にやりたいことを見つけるための、最初のステップなのだ。
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夢をかなえるゾウ0 課題一覧
1.日の出を見る
2.好きな匂い、物、人、場所を見つける
3.やりたくない依頼を断る
4.自分の欠点や弱さを告白する
5.生活に「初めて」を取り入れる
6.自分の感情・感覚を丁寧に観察する
7.実物を見る
8.過去の出来事を「伏線」ととらえ、希望を持ち続ける
9.興味を持ったことを一歩深める
10.インターネットを一日断つ
11.自然の中でゆっくり過ごす時間を持つ
12.虫の役割を知り、大事にする
13.名作を鑑賞する
14.やりたくないことを全部書き出し、やりたいことに転換する
15.怒りの気持ちを伝える
16.苦手な人の信念を読み取る
17.自分と違う分野・文化の人と話す
18.仮体験をする
19.欠点や負の感情を『自分の一部だ』と思う
20.自分と同じ痛みを持つ人を助ける
21.誰かの「ありのまま」を愛する
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