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課題15.怒りの気持ちを伝える #夢をかなえるゾウ0 #やってみた

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課題15.『怒りの気持ちを伝える』

(当企画の説明や目的はこちらから )

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「人が生きる上で一番大事なことはな、本当につらいときに『助けて』と口に出して言えることやねんで」

という言葉。

あの言葉は、「自分一人で悩みを抱え込まず、人に頼ることが大事だ」という意味だと思っていた。

もちろん、そういった意味合いもあるだろう。でも、それ以上にこの言葉は、

「苦しいときに『助けて』と言えるような、『人間関係があること』の大事さ」

を表しているのではないだろうか。

引用元:夢をかなえるゾウ0(ゼロ)-ガネーシャと夢を食べるバク-水野敬也-

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『くぎまるくん、他の部署から定期的にくるこのメールの意味、どういうことかわかる?』

「…ああ、私の業務に関連することです。ですが、これは前任者から聞いていますが、特段気にしなくて良いと引き継ぎされました。」

『…ふーん。でもこれよく見ると、くぎまるくんの業務とは全然違うこと書いてない?

…メール読んだ??』

「…え?ほんとだ。全然違うこと書いてありますね…」

『…で、これ意味わかる?』

「いや、わからないです…」

『…わかった。そしたら、このメールの意味することが何なのか、そして、弊課として何をすべきなのか、クリアにして。』

「…承知しました。」

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『くぎまるくん、さっきの件、どうだった?』

「先程メール配信者の元に行って直接聞いてきましたが、結論、やはり弊課には全然関係のないメールでした。故に、弊課としてやることは特にないようです。むしろ、他の課にやってもらうことでした。」

『…ああ、そう。

ところで、このメールに添付されているファイルのこの部分、これ、どういう意味?』

「ああ、それは…

…すみません、まだ言語化できていないのと、全部を咀嚼できている、理解できているわけではないです。」

『…は?じゃ、なにしにメール配信者のところに聞きに行ったの?』

「メールの内容をクリアにするために直接聞きに行きました。ですが、メール配信者の管轄外のこともあるようで、その部分を他の担当課に聞いたり、自分で調べてたりできていないです。」

『…いやいや、答えになってないでしょ。俺の依頼は、”このメールの意味することが何なのか、そして、弊課として何をすべきなのか、クリアにして”って言ったんだよ。全然できてないじゃん。

あと、他の課がやることって言うけど、くぎまるくんだってその”他の課”にいつか行くかもしれないんだよ?そんな、自分のことじゃないから知りませーんって姿勢は、よくないんじゃない?』

「…すみません。改めて解決したこと、解決していないことをクリアにします。(イラッ)」

『OK。そしたら、現状確認するわ。これは意味わかる?』

「いや、わからないです。」

『は?これ聞きに行くまでもなく、基本のキでしょ?新入社員でもわかるよ?(イライラ)』

「…すみません(イライライライラ))」

『はあ…まあ、とりあえず調べておいて(イライライライライライラ)』

「…承知しました(イライライライライライライライラ)」



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『くぎまるくん、あのさ、さっきはちょっとイライラしちゃったけど、俺は一度バッと怒ったら、スパッと切り替える人だから、あんま引きずらないでというか、気にしないでというか、そういうことだからね。』

「…え??…ああ、ありがとうございます。私も、新入社員ではないので、そのあたりはわかっているつもりです。

あと、先程自分の中で、”怒り”と”問題”を別のこととして、分けて考えようと思いました

ですので今、私が考えなきゃいけないことは、メールの意味をクリアにするという”問題”である、という理解です。」

『…ああ、うん…そうだね。』




「…課長。さっきはすみませんでした。基本のキも知らなかったのは言うまでもないですが、これから新入社員が配属されるときに、この程度も知らない先輩がいたら、私だけでなく、課長、ひいては、部署全体への新入社員の見方が、悪くなってしまいますよね。

あと、今こうして冷静に振り返ってみると、課長に進捗について話しかけられたときに、”わかったことはありますけど、まだ全部を理解、解決できていないです。ですので、自分の中で咀嚼して、理解して、アウトプットできるようになったら、お声がけします”とでも言えばよかったなあと、反省しています。

…ただ、一つお伝えしたいことがあります。

私の苦手なことというか、”言葉足らず”な部分だったのですが、自分のことじゃないから知りませーんだなんて、全く思っていません。むしろ私は、この件に限らず、何事も全てを自分ごととして捉えて、仕事に臨むようにしています。

”他の課がやること”と言ったのは、弊課には関係がないからこそ、どの課がやることなのか、責任の所在を明確にしないと、このメール自体がうやむやになってしまうから、配信者に確認したのです。

…生意気言ってしまってすみませんが、もし私の意図が歪曲して伝わってしまっていたら、訂正させてください。」

『…そうか…わかったよ。』

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「助けて」と気兼ねなく言える関係では、自分が一方的に助けられるだけでなく、助ける側に回ることもある。また、そうした関係を続けていく中では、面倒だと感じたり、悩ましい出来事も起こるだろう。

でも、その関係には、常に他者からの評価に怯えたり、自分の市場価値を高めるために追いつめられたりしない、安らぎと温かさがあるはずだ。

それはきっと、もんじゃ焼きの鉄板を囲んでいた子どもたちが感じていたもので──決して高級ではないけれど、豊かさと呼べるものだと思う。

そして僕が課長の脅しに屈せずに済んだのも、そうした関係性があるという安心感が、自分に正直な行動を取る後押しをしてくれたからだった。

引用元:夢をかなえるゾウ0(ゼロ)-ガネーシャと夢を食べるバク-水野敬也-

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(昼休み、デスクで課長と一緒にアイス食べながら馬鹿話をしているとき)





『…くぎまるくん。なんで俺がこんな細かいこと午前中言ったのか、わかる?』

「…え??…そうですね…

ぱっと思いついたのは、主に2つで、

1つ目は、もうすぐ新入社員が来ることもあるし、改めて背筋伸ばして仕事しなさいということかなと。

2つ目は、”前任者や引き継ぎ書にそう書いてあったから”で終わらず、何事もちゃんと自分が納得感を持って、理解して、人に説明できるような次元にしなさい、ということでしょうか。」

『…なるほどね。そしたら、”後者”が俺の意図が近いかな。

…この件は、たまたま俺が気になったからくぎまるくんに聞いたけど、その前に、部長が俺に聞いていたら、どうなってたと思う?』

「…それは…よろしくない未来が見えますね…苦笑」

『だろ笑? わかってると思うけど、部長まじで細けえからさ笑

”お前、ちゃんと部下管理できてんのか、ちゃんと書類、メール見てんのか、てきとーに仕事してんじゃねーか”って、思われちゃうよね。

…でさ、言うまでもないけど、俺達の仕事、糞忙しいじゃん?しかも、俺達の仕事って、超〜〜〜広く、かつ深く、しかもルーティンワークが皆無ときてる。極めつけは、やってる仕事内容が難しすぎるというか、抽象的というか、要は自分でやってて意味不明なんだよな。

…つまり、俺たちには、極めて高いフィジビリティが求められているんだよ。』

「…はい、それは本当によくわかります。」

『…でもさ、くぎまるくんも、この先ステップアップして管理職になったら、”わからない”とか、”忙しい”とか、もっと上の人からすると、で??だからなに??って言われちゃうんだよね。

要は、そんな大変な環境、ハイプレッシャーの中でも、しっかりとキャッチアップして、しかも部下のフォローや教育までしていかなきゃいけないんだよ。』

『忙しいのはわかるよ。この仕事が大変なのもわかる。実際、ものすごくハイレベルなことをやっていると思う。そう思うと、この部署の人たちって、みんなものすごく優秀だし、なにより、フィジビリティが半端ないよね笑。それは例に漏れず、くぎまるくんもだよ。

…でもさ、くぎまるくんがこの先、さらにレベルアップしていくには、こういったゲロ吐きそうな、耳から脳みそ出てきそうな忙しさの中でも、何事もしっかり自分の頭で納得して、咀嚼して、理解して、キャッチアップして、自分たちは何をすべきなのか、これからどう進めていくのかを、しっかりとクリアにして、それも人に説明できるレベルまで、引き上げなければならない。

それって、ものすごくハイレベルなことなんだけど、そうしないと、今回みたいに、上司に突っ込まれたときに言い淀んだりすると、”ああ、こいつてきとーに仕事してんな。これじゃ任せられないな”ってなって、チャンスが遠のいていっちゃうんだよね。』

「…はい。なんというか…わかります。」

『だからさ、忙しいのはわかるよ。大変なのもよくわかる。

…でも、それでも、こういう細かいことなのかもしれないけれども、前任者や引き継ぎ書を鵜呑みにせず、ちゃんと自分の中で納得して、咀嚼して、理解して、キャッチアップできてから、メールをゴミ箱に捨てるようにしてみな。

そしたら、ふいに突っ込まれたときに、細かい数字まではわからなくとも、理解しているから、概要くらいは説明できるようになっているはずだから。

そうすると、上司としても、しっかりキャッチアップできているな、仕事もちゃんと一つ一つ理解して進めているなって、安心できるし、任せられる。』

「…なるほど…ありがとうございます。」

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『…ところで、なんでこの部署こんな忙しいんだろうね…』

『俺もさ、この部署に配属されてまだ3ヶ月だし、それまでは13年海外駐在していたから、この仕事に限らずそもそも本社のことなにもわからないし、というか、日本の生活に慣れるのでやっとなんだけど…

要はさ、”こんな状態でハンドリングなんかできるかっ!!”って、言いたくなるよ笑

…まあ、それは同じ時期にこの仕事の担当になったくぎまるくんも同じか…』

「…はい、一言一句同意です…笑

こんな大変な部署で、なにもわからない状態でハンドリングしろって、どう考えても無理だと思います…

あと、想像を絶する忙しさの課長の前で言うのもなんですが、僕も正直、というか見ててわかると思いますけど、まじでやばいですね…」

『うん…そうだね…。

例えると、超特急で走っている列車にぶち込まれて、運転しろ!!って命令されて、もちろん列車の運転の仕方なんかわかるはずがないだけど、とりあえず、はい!!!!って白目で言うしかなくて…んで、運転するんだけど、そもそも速すぎて足が宙に浮いてるし、レバー握って身体が外にふっとばされないようにするので必死だし、というか、そもそもこの列車がどこに向かっているのかもわからない、聞く暇もない、聞いてもだれもわからない、でも、とにかく運転しろ!!なんとかしろ!!!!って言われる…みたいな笑』

「めっちゃわかります!笑

そして、もうやばすぎて脱輪しかけているんだけど、謎の神風やミラクルが起きて、ほんとギリギリ線路に戻ってる、みたいな…

部長もよく言いますけど、こんな状態で必死で仕事している我々に文句言ってくるやつに、片っ端から、OKY(お前 / こっちきて / やってみろ)って、すごんでやりたいです…!!」

『そう!!そうなんだよ!!笑 まじやべーよな…どうなってんだよほんと…』

「僕、今の仕事担当になってから、歯磨きすると、おえっ…て、えずきますもん…」

『まじか…それはやばいな…

俺は、ストレスなのかよくわからんが、唾がしょっぱくなってきたわ』

…そ…それはやばいですね…(病院行ったほうが良いと思います)」

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「今日、自分は課長に対して、これまでずっと口に出せへんかった『怒りの気持ち』を伝えたわけや。これはほんまに大事なことやで。もちろん、怒りを伝えるちゅうても大声で叫んだり、やたらめったらキレてええちゅうわけやないけど、自分が傷ついて苦しんでることをちゃんと相手に伝えることが、自分を大事にすることにつながんねんな」

僕はガネーシャの言葉をメモしながら、これまでガネーシャが一貫して教えてくれてきた「自分を好きになる」という考えが、ここにも息づいているのを感じた。

引用元:夢をかなえるゾウ0(ゼロ)-ガネーシャと夢を食べるバク-水野敬也-

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夢をかなえるゾウ0 課題一覧

 1.日の出を見る
 2.好きな匂い、物、人、場所を見つける
 3.やりたくない依頼を断る
 4.自分の欠点や弱さを告白する
 5.生活に「初めて」を取り入れる
 6.自分の感情・感覚を丁寧に観察する
 7.実物を見る
 8.過去の出来事を「伏線」ととらえ、希望を持ち続ける
 9.興味を持ったことを一歩深める
 10.インターネットを一日断つ
 11.自然の中でゆっくり過ごす時間を持つ
 12.虫の役割を知り、大事にする
 13.名作を鑑賞する
 14.やりたくないことを全部書き出し、やりたいことに転換する
 15.怒りの気持ちを伝える
 16.苦手な人の信念を読み取る
 17.自分と違う分野・文化の人と話す
 18.仮体験をする
 19.欠点や負の感情を『自分の一部だ』と思う
 20.自分と同じ痛みを持つ人を助ける
 21.誰かの「ありのまま」を愛する

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