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ヴィーガン業界の2021年ハイライト|人口・チーズ・JAS制定・フードテック・メディア露出など

こんにちは!ブイクックの工藤(@kudoshu_vcook)です。
年末年始ということで、遅ればせながら2021年を振り返りハイライトをまとめていきたいと思います。

せっかくなので、大きく3つに分けて書いていきます。興味あるものがあれば、ぜひご覧ください🙆‍♂️

  1. ヴィーガン業界の2021年ハイライト

  2. 株式会社ブイクックの2021年ハイライト

  3. 工藤柊の2021年ハイライト

それでは、まずは「ヴィーガン業界の2021年ハイライト」から書いていきましょう!
「消費者側」「企業側」「行政側」に分けてまとめていきます。

(2020年のまとめはこちら👇)

消費者側ハイライト

①ヴィーガン/フレキシタリアン人口

最初に、ヴィーガン/ベジタリアン/フレキシタリアンの日本における人口比率をご紹介します!

株式会社フレンバシーが2021年12月に発表した人口調査の結果はこちら。

2017年、2019年、2021年の比較図

まとめ
・ベジタリアン 3.8%
・ヴィーガン 2.2%
・ベジタリアン率 5.1%(重複除く)
・フレキシタリアン 15.8%
※定義:週に1日以上、意識的に動物性食品を減らす食生活を送る人

第3回日本のベジタリアン・ヴィーガン・フレキシタリアン人口調査 by Vegewel【21年12月】より

この調査によると、この2年間での人口増加は見られませんでした。
来年あたりは、数万人規模の大型調査が実施されることを期待…!


②メディア露出の増加→認知度向上

今年2021年は、昨年にも増してメディアに「ヴィーガン」「プラントベース」「代替肉」などのキーワードで取り上げられることが増加しました。

引用させていただいたツイート元の、ネクストミーツ社を筆頭に、フードテック企業が、マスメディアで取り上げられていました。

これによって、これまで知ってる人は知ってる状態だったのが、一般消費者にも少しずつ認知が拡大してきてきています。
とはいえ、まだまだこれからだと思うので、僕も頑張りたいです。

(僕も、アベマTV、朝日新聞GLOBEなどで登壇させていただきましたが、来年は地上波に出たい…!)


③ベジグルメ大賞がスタート!

スマベジを運営するすみれさん(@smile_veg)と、べじ美さん(@vegemi2021)による「ベジグルメ大賞」がスタートしました!

飲食店や商品など、ヴィーガンやプラントベースなものを、消費者一人ひとりが投票して大賞を決められる企画です。

第1回目にして、投票数は合計2800を越え、盛り上がりを見せていました。来年も楽しみです!


企業側ハイライト

2021年も、企業側もたくさん動きがあった1年でした。3つにまとめてご紹介していきます。

①ヴィーガンチーズ製品の流れ

企業側のハイライトで2021年の特徴の一つは、ヴィーガンチーズ製品がの販売が多く始まったことです。

ヨーロッパ発のViolifeをはじめ、日本企業であるマルサンアイ社やトップバリューブランドから「シュレッドチーズ」「スライスチーズ」などが販売。
一般のスーパー(都心中心)にも並びはじめたのは、2021年の大きな変化でした。

また、D2C的にこだわり抜いたヴィーガンチーズを提供する事業者も増加しました。

TOKYO VEG LIFE faux-mageやVego Japanなどのブランドは、手作りで発酵しているため、市販のものとは違う本格的な味を楽しむことができます!
(ブイクックモールにも出店してくださっているのでぜひご覧ください🙆‍♂️)

自然発酵 国産ヴィーガンチーズ Creamy Heaven
4種のチーズ盛り合わせセット


②代替肉をはじめフードテック企業の資金調達

企業側ハイライト2つめは、フードテック企業の資金調達のニュースが多くあったことです。

ネクストミーツ社・DAIZ社・グリーンカルチャー社が資金調達を行いました。

またフードテック企業以外にも、ヴィーガン関連では冷凍惣菜の開発・販売を行うgrino社、入浴剤ブランドから飲食事業「2foods」を展開するTWO社も資金調達を行いました。

また、ブイクックデリ2021年2月に、社会課題解決に特化したtalikiファンド等から資金調達を行いました。


③小売店のヴィーガンコーナーの増加

最後に、小売店のヴィーガンコーナーの増加も2021年の特徴です。

これまでは、グローバルな潮流に乗るため、食品メーカーなどがヴィーガン商品開発・市場開拓に投資をしてきました。
2021年は、AEONやイトーヨーカドーなどの小売店が「大豆ミートコーナー」「プラントベースコーナー」を設置しはじめました。

これまで、「製造→小売」に提案していた流れから、「小売→製造」という方向で商品を求めるようになったのは、来年のヴィーガン業界の成長につながる大きな変化。


行政側ハイライト

最後に、行政側のハイライトです。
行政も多様性・SDGs・環境問題の観点から、ヴィーガンへの取り組みを少しずつ進めています。

①行政食堂でのヴィーガンメニューの提供開始・継続


②ベジタリアン・ヴィーガンJAS制定が進む

有機JASなどと同様に、行政が定めるヴィーガン・ベジタリアンの基準や認証の制度ができつつあります。(2022年3月のJASの制定・公示予定らしい)

議論の中であった「添加物はどうするか?」「今までの認証マークはどうなるのか?」などについて、生活文化ジャーナリストの加藤さんがnoteにまとめてくださっているので、気になる方はご覧ください。


さいごに

最後まで読んでくださりありがとうございます。
ハイライトということで、なるべく端的かつシンプルにまとめてみましたが、2021年のヴィーガン業界がざっくり分かったかと思います。

2022年は、今年よりもさらに消費者の認知度も高まり、商品やメニューを提供する企業も増加すると予想できます。

ただ、まだまだ生活者にとって「ヴィーガン生活するぞ!」と思っても、なかなかハードルが高い状況だと思います。

僕たちブイクックも、ヴィーガン生活を支えるために活動をさらに加速させていきたいと思います!

明日大晦日は、「株式会社ブイクックの2021年ハイライト」と「工藤柊の2021年ハイライト」を投稿できるように頑張りたいと思いますので、フォローよろしくお願いします👍




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