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マウンティング。それもまた人生の大切な学びだった。

以前の私は、
マウントをとられると
嫌だなと思いながらも
何も言えず、
相手に合わせ、
最終的には
心身共にクタクタになっていました。

でも
いつの日からか
そんな理不尽なマウントを
軽やかに流せるようになりました。

それはつまり
嫌われることを恐れず
自分を大切に出来るようになった
ということ。

こんな風に
自分が変わったことで
不思議と
そういう人たちとも
疎遠になっていきました。

さて、
随分前のことになりますが
ある一人の女性と出会いました。

出会ったと言っても
それはネット上のことなのですが。

彼女は
ある時を境に
不思議な能力を得たとのこと。

そんな彼女のことを
私は
自分とは違う特別な存在
そんな風に思い
畏れ多い気持ちで見ていました。

ただ、時折届く
彼女からのメッセージは
どこか威圧的で。
メッセージを受け取る度に
私の心は重く沈みました。

それでも
彼女は全てを見通しているに違いない…
そう思うと怖くもあって
彼女の言葉を受け止め
悶々とした日々を過ごしていました。

ある時
そのことを
メンターに相談しました。

メンターとのやり取りの中で
私は、
自分が見通せていなかったものに
気付いていきました。

彼女が私に伝えてきたことは
あなたの考えは間違っている
今のままのあなたではだめだと
ということ。

そこに
寄り添いや共感はなくて。

彼女の肩書きや能力を
一切取り除いて
彼女を見た時
私は彼女から
愛を感じることが
出来ませんでした。

彼女が私にした行為
それは
マウンティング…。

私は素晴らしいと
自分に誇りをもつことと
私は素晴らしいが
あなたは間違っていると
相手を否定したり
批判したりすることは
全く別のことで。

後者は
その人自身の心に
傷があるということ。

どんな時も
自分を大切にしていれば
自ずと大切なことが分かってくる…

マウントをとられたからと言って
相手を批判したり
むやみに争ったりする必要もなくて。

その人が
自身の痛みと向き合い
成長していくことをただ信じる…

それが
分かち合いであり
共感…。

とは言え、
自分を守るために
時には、関係を断ったり
逃げたりすることも
必要になってくるのかもしれませんが。 


さて、
例の彼女ですが…。

ある時を境に
メッセージが
ピタリと来なくなりました。

理由は分かりませんが
これで良かったのだと思います。

彼女のおかげで
私は気付くことが出来ました。

自分の中に、
嫌われたくないという思いや
権威に対する恐れや不安があったことを。

誰かを批判したくなったり
怒りや悲しみが
沸き起こってきたり…
そんな風に心が揺れ動いた時こそ
自分自身に
目を向けていくことが大切で。

そうすることで
自分が見通せていなかったものに
気付き、
やがてそれが
心の平和へとつながっていく
ということを。




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