見出し画像

クリスマスはサンタさんからのプレゼント、クリスマスイブは「自分だけの本」を選んでもらう #貸切本屋 がオープンします!

自分で「選ぶ」ことを経験してほしい

若者や子どもたちを支える活動をしています。就労支援や学習支援だけではなく、さまざまな体験や経験をすることも大切にしています。

食事だけではなく、食糧や生活用品などもお渡ししています。しかし、私たちは、若者や子どもたちに自分で「選ぶ」経験もしてほしいと思っています。

さまざまな環境や機会を作る活動は、ときに「やる」か「やらない」かという二択になってしまいます。これは提供側のリソースの問題も大きいわけですが、やはり好きなものを自分で選ぶ経験が当たり前でない環境は、「選ぶ」を選ばなくなりがちです。

今日はハンバーグが食べられる日では、僕の子どもたちも「やったー!」となりますが、レストランのメニューから好きなものを選んでよいとなったとき、悩んだり、選んだりする姿は、とても嬉しそうに見えます。

「借りればいい」から、どれでもどうぞへ

今回、育て上げネットでは、バリューブック社と協働し、若者や子どもたちに「自分だけの本」を届けようと話し合いました。

本がないからといって日々の生活に窮することはないかもしれません。そんなに本が読みたければ、児童館や図書館で借りればいいという声もあります。

しかし、自宅の本棚に、読んでも読まなくてもいい。マーカーと付箋をつけてもいい。間違って破ってしまっても、汚してしまっても、怒られたり、弁償させられたりすることもない。数年後に突然読みたくなったとき、手元にあるもの。それが「自分だけの本」です。

日々の生活のなかで、読書を通じて知識を得ている方も、新しい世界を広げるために本を読む方も、最初のきっかけは自分だけの絵本や書籍、漫画だったかもしれません。

しかし、本を買うにはお金がかかります。まだ働けなければ、そのお金を稼ぐこともできません。毎日の生活が精いっぱいであれば、本のためにお金を出すことも簡単ではありません。

だからこそ、私たちは、「どれでもどうぞ」と言えるよう、たくさんの個人や企業の協力を得て、#貸切本屋 プロジェクトを作り、目標であった500名を越える572名の方々より書籍のご寄付をいただきました。

クリスマスはサンタさんからのプレゼント、クリスマスイブは「自分だけの本」を選んでもらう #貸切本屋 がオープンします!

もうすぐクリスマスです。クリスマスにはサンタクロースからプレゼントをもらいます。

私たちは、その前日である2022年12月24日(土)のクリスマスイブに、「自分だけの本」を選んでもらえるよう、2000冊の本をブックバスに乗せて、立川で貸切本屋をオープンします!(10:00-15:00)

好きな本を好きなだけ、「自分だけの本」をいっぱいにしてあげたいと思っています。若者や子どもたちを中心にご家族を含めて、たくさんのひとが見に来てくれること、本を手に取っていただけることは、本をもらいに来るのは自分だけかもしれないという子どもたちや若者の不安を払拭してくれます。

たくさんのひとたちに貸切本屋のことを知ってもらいたく、この文章を書きました。東京の立川市はとても遠い場所にいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ、情報をひとりでも多くの方に届けるため、情報の拡散にご協力ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?