途中

自分にとって言葉は大切だし、すごく好き。感情を伝え、人と関わっていくためには必要不可欠であると思う。ただ心の中にある想いに適した言葉を見つけるのは難しい。でも、それでも、面倒くさいと言って蔑ろにはしたくない。
それと同じ感覚で、既存の言葉を使って誰かとの関係に名前をつけることに違和感を感じる。

少し違うけど、「名前を呼ぶこと」を恐れる時もあり、それは名前にある不思議な力を知っているから。名前というか、自分に向けられた「言葉」は本人にとって大きな力を持つから。その言葉の代表的なものが名前かなと思っていて、名前を呼ばれれば呼ばれるほど好意を持ちやすいというのも納得がいく研究だ。

だから、名前や、そのほかの言葉を、無責任にぶつけるのはなるべく避けている。好かれたくないとうわけではないけれど、言葉は人を繋ぎすぎる。儚げでありながらも強い、なかなか切れない糸だと思うから。むやみやたらに誰かとの関係をつなぐ言葉を、人に発信することが怖いのだろう。

強烈な力を持つそれを、私は誰に使おうか。



これを書いていて「星の王子さま」の、あるシーンを思い出した。人はいろいろなモノを背負い、どんどん自由ではなくなっていくってところ。本当に大切なモノを持てなくなるほど、多くのものに縛られていく。どんな文章だったか忘れたけれど、すごく覚えている。自分自身の本質を見るようにしようと決めた。



これからの時代で誰かに届き、後に残り続けるのは、私が命をかけて作った何かなのだろうなと思うし、本気でやりたいと思うことをやらなければ私の人生に意味がないのではないかと思って、うん、そう、そう思う。これからは本気で面白いと思うことを進めていこう。そして極める。


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