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018|ゴミの日


ゴミの日|2021

Title|ゴミの日
Date Created | 2021
Art Supplies|ペン
Size|-

Concept|
人間は傲慢だ。
そんな人間はゴミだ。
中身のないその腕に価値はないのだ。

Explanation|
自分の作品が様々な人の目に映る中で批判はつきものだった。それはものづくりに限らず様々な事柄に起こり得ることだ。しかし勘違いしてはいけないことがある。批判とは悪いことではないということ。批判というのはあくまでも当人の価値観の指標を伝えただけだからだ。その批判があっていることもあれば見当違いなこともあるのだ。しかし、中にはこんな人もいる。こうすれば良くなるのに。や、もっと色使いをなどという技術面に対して物を言う人だ。この背景には、自分の方がいい物を作れるという傲慢さが隠れている。ただ、この思想は人は常に抱えている物だ。こうすれば、ああすれば。要は自分の知識や技術の方が優れていると思っての発言なのだ。日常生活で必要な要素でもあり、誰かに物を教える時に役立つ思想ではあるが、アートの世界では正直面倒なのだ。その人がどんな背景があってそれを言っているかは知らないが、こんなにも自由な世界なのに、その人の価値観だけで左右されていたらキリがないのだ。仮にアートに正解があるのであれば納得できる。しかし、そうではない。人それぞれ目指す正解が違う中で、こうじゃないとという思想をぶつけられると何様なのかと思うのだ。多様な業界の中でなぜそうまで凝り固まった考え方になってしまうのか。私には理解できない部分だ。そのような他者の思想を侵害するものの手などゴミ同然だと私は思う。そんな気持ちを表した作品だ。カラスがゴミを漁り掴む様子を腕に変えている皮肉の効いた作品である。皆さんの周りにもそのような方がいるかもしれません。しかし、年を重ねるごとにそう言った人間に対して大人の対応をしなければなりませんね。とても我慢のいることです。それでも努力している皆さんは素晴らしく、我慢できることはとても偉いことだと思います。たとえ馴れ馴れしく接してくる人間に出会っても深く関わらないことを肝に銘じてください。いいことがないので。それではまた。

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