くだら なき

癌の転移で抗がん剤治療中。本名:たかはしきよし 66歳。 遠くに置き去りにしたものがあ…

くだら なき

癌の転移で抗がん剤治療中。本名:たかはしきよし 66歳。 遠くに置き去りにしたものがある。 拾い集めて吟味し、昇華しなければ次に進めない・・・。 そんな旅の中で残せるものがあればと思い、ここに足跡を残していきます。

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  • がん治療

    突然の癌宣告(みんなそうか・・・)。癌との共存の過程を綴ってみました。

  • 秘密の部屋

    他ブログに載せた記事の移動をしています。その他色々・・・

  • 「食ってる途中でしょうが!!」・・・あなどれないグルメ

    食って「おいしい!」と思ったものしかアップしませんので、食いかけばかりでスミマセン・・・

最近の記事

最後通告

「もう、出来る治療はありません」 担当医師はわたしら家族を前に、そう言った。微熱が2週間続いていた。 少しだるいほかに体に感じられる痛みは無かった。 最初の抗がん剤はゲムシタピン主体の点滴が約10ヶ月続いた。 膵臓がんは切除したが肝臓に転移し、この点滴でがんの増殖を抑えていた。 しかし、やがて癌の力が増してきた。 すぐにエスエーワンという飲み薬に変えたが、これはまったくわたしに効果がなかった。 「膵臓がんからくる転移がんはその治療法が狭く、限定されています」 胃や腸の癌

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      次のクスリは

      • いつもお腹の調子が悪い・・・

        • グランビアのリアシート外し&1ナンバー化改造作業

          この記事は2017年04⽉29⽇に他のブログに投稿していた記事です。 試行錯誤しながらこっちに移動してきました。この記事は案外読まれているようで、記事を参考にする人がいるんだなぁ・・と思い、古い過去記事は削除しようかと思ったのですが残しておくことにします。 ポンコツ車すでに友⼈から1ナンバーで譲ってもらったグランビアです。 そのときは15万Km⾏ってたがついに先⽇、20万Km達成︕︕ ディーゼル⾞の価値はこれからだよね︕ 路肩に停めてパチリ!! そのときに警告灯

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        記事

          アベノマスクが届いた。特別定額給付金も振り込まれていた。 嘘じゃなかったんだね( ◜ᴗ◝) 正直うれしい。助かるよ。必要な人には必要なんだ。 いろいろ言われてるけど、ここは「ありがとう」だね。

          アベノマスクが届いた。特別定額給付金も振り込まれていた。 嘘じゃなかったんだね( ◜ᴗ◝) 正直うれしい。助かるよ。必要な人には必要なんだ。 いろいろ言われてるけど、ここは「ありがとう」だね。

          むすめと雪さんへ、コメントありがとう!

          自分のLINEから引用しました。

          むすめと雪さんへ、コメントありがとう!

          久しぶりの投稿だ。 ペンタブとかいうのを購入してイラストを描く練習をしていた。着色が難しい。 そんな折、以前に勤めていた会社から「パソコンできる者が入院したので代わりにやってくれないか?」と電話があった。 何かしなければ・・と思っていた矢先だったので、引き受けることにした。

          久しぶりの投稿だ。 ペンタブとかいうのを購入してイラストを描く練習をしていた。着色が難しい。 そんな折、以前に勤めていた会社から「パソコンできる者が入院したので代わりにやってくれないか?」と電話があった。 何かしなければ・・と思っていた矢先だったので、引き受けることにした。

          退職願に添えて

          退職届を送付させていただきます。 無出勤が長く続いているにもかかわらず、ずるずると自らの進退を決めかねておりましたこと、大変申し訳なくお詫びいたします。 併せてこれまでご心配・お気遣い頂いたことに深く感謝申し上げるとともに、退職を決心するに至った経緯を含めて病状等の簡単な説明を付させていただきたいと思います。 昨年の2月に黄疸症状が出て赤十字病院に検査入院しました。膵臓に腫瘍が認められ癌の疑いが濃厚でしたが、慎重を期すために各種の検査が1ヶ月ほどかかりました。膵臓部の癌は

          退職願に添えて

          癌はいつだって突然に

          「癌は事故のようなもの」と例えていう医者もいるが、ある日不意に身に起きるからということか・。または、多くの人が遭遇する可能性を言ったものだろうか? 癌で死ぬ人は4人に1人。と思っていたら最近は2人に1人は癌宣告されてるらしい。 石を投げれば必ず癌の人に当たるくらい普通にあるってことだ。 だから取り立てて癌を病気の王様のように言う必要はないかな・・と思う。 20年くらい前までは癌宣告を躊躇する傾向が社会にはあった。 「癌=死」という図式だからだ。 わたしの母も癌で余命半年だっ

          癌はいつだって突然に

          美味しいね(^^)

          美味しいね(^^)

          真夜中の疾走

          「妹が危篤!」 その電話が妻に掛かってきて、私たちは孫のバスケの応援を中断して一旦、家に戻った。 妹が住んでいるのは東北の地方都市だ。こっちは北海道の真ん中。 直線距離ではそう遠くないが、交通の便が良くない。 飛行機は小型のジェット機(74席)が、日に2便。今からではキャンセル待ちだという。 鉄道路線は乗り継ぎの連続になる。新幹線は函館までしか来ていない。 自分の車で行くことにした。 高速道路を使っても函館のフェリー埠頭までは6時間くらいかかる。 夕方出発したが、途中休み

          真夜中の疾走

          「肉野菜炒め弁当」があなどれない!

          「肉野菜炒め弁当」があなどれない!

          えっ、こんな時に・・!

          「とてもうまくなったよ!」 「レギュラーになれたよ!」 「あと一回勝てば、決勝戦に!」 40歳を超えた娘からメールが来る。 バスケットボールのことだが、娘がやっているわけではない。 娘が産んだ小学5年生のおんなの子のことだ。 わたしの、かわいい孫娘。勉強がよくできて、同時にスポーツマンだ。男女混合チームの中でレギュラーを勝ち得ている。 すくすくと…、そんな孫娘だから爺ぃじと婆ぁばは、なんの心配もない。 将来は女医さんだな・・などと思いを巡らせている。 ちゃんとバスケやっ

          えっ、こんな時に・・!

          次女の秘密を知る

          四方を山に囲まれた小さな町に、姉とその夫は住んでいる。 車で数時間も走れば行ける町だが、20年以上も訪れたことがない。 わたしが癌治療を受けるために仕事をリタイアすることがなければ、訪れる機会はずっとあとになっていただろう。 行く道々のドライブインがなつかしいが当時は人であふれていた店舗が今は閉鎖されて、壁のひび割れや閉ざされたシャッターのさびが物悲しく、風雨の傷みが目にも痛く映る。 立ち寄ったドライブインは市場のようにつながった建物だが、土産物屋と食堂が一つになった店舗の

          次女の秘密を知る

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          ラン逝く、23歳。

          ラン逝く、23歳。

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          「めざせ! Jリーグ」

          「地区選抜チームに選ばれたww」 もうすぐ40歳に届く息子からLINEが入った。コメントの後に〈ゴ~~~~~ル〉を意味する絵文字が並んでいる。 孫はサッカーをやっている。小学5年生の男の子だ。 その孫が欠員補充のための選抜チーム実技試験を受けて合格したという。 欠員補充は5人。そこに50人が集まってきた。 試合形式で一人一人の動きを観察し審査、選考されるようだ。 しかし、「いいアピールが出来ずに終わった・・」息子はそう言って肩を落としていた。「普段はいい動きができるんだ

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