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高齢者団地に住むチビッ子たちに果物を買ってもらった話

売上18500円/4h、声をかけた人数82人、購入者8名、2023/8/21


はじめに


こんにちはフルーツボーイ中村です!
本日は大家族のお家に訪問した時のお話です。

大人も子どもも同じ人間。

今回は、子どもを通して人間の本質に触れた瞬間がありましたので、それをお話ししたいと思います。

それではスタート!

都営団地は高齢者が多い


今日は品川。

最近ゲリラ豪雨が頻発するため、すぐに対応できるようにと、適当な場所を探していたら、都営団地を見つけました。

ココがベスト!

と思って14階建ての200戸くらいある棟を回ることにしました。空き家、不在、居留守などを含めると、実際に会話ができた人数は半数くらい(今回は82人でしたが)

さぁ
今回はどんな"研究材料"に出会えるか。。。
いつものようにドキドキとワクワクが混在します。

さて
開始から1時間を経過して1yes(1人購入)。
回ってみた感じ、9割以上が高齢者でした。
都営団地の特徴から、高齢者が多く住んでいることは想像していましたが、実感として、本当にそんな感じ。

余談ですが
高齢者の方にお会いすると、いつもエレベーターの有難さを感じます。
もちろん、おばあちゃんおじいちゃんにとっても必要不可欠ですが、重い果物を運んでいる私にとっても、超不可欠!めちゃ助けれられており、ボタンを押しながら

「エレベーターさんありがとう!」

といつも感謝していますw

初めは断られたが


さて
インターホンを押すと意外なお客様に出会いました。

ピンポーン

「すみませーん、果物屋でーす!」

、、、

「誰か来た!」

ドア越しから、元気な子どもの声が聞こえると、数秒後に

ガチャ

とドアが開きます。

「はーい!」

とテンション高めの4-5歳くらいの女の子が2人同時に出てきました。
そして、奥にはその2人の様子をそーっと見ている、別の女の子とかなり小さい男の子1~2歳が見えました。

「果物屋なんですけど、お母さん居ますか~?」

と手前の2人に声をかけると

「いるよー!」

と言ってドアを締め、お母さんに事情を説明しているのが聞こえてきました。

「ママぁ!果物屋さん来た、買って買って!」

そんな声が聞こえてしばらく待っていると、

インターホンの声で

「ごめんなさい、今足りているので大丈夫です」

とお母さんらしき女性の声で返答がありました。

「分かりました、またよろしくお願いします!」

と言ってその場を後にし、隣のお家を訪問しました。

高齢者団地にも、若い世帯が住んでいるんだなぁと、子供たちの元気の良さに微笑ましく思いながら、次のインターホンを押すと

先ほどのお家の方から


パタパタパタパタ、、、

と、こちらに向かってくる靴の音が。

「果物屋さーん!やっぱり買うー!」

と、さっきの女の子たちが3人が駆け寄ってくるのが分かりました。(奥にいた女の子が1人追加されていましたw)

「おっすぐ行きますね~」

と、今対応しているお客様から一瞬席を外し、3人に向けて伝えました。そしてお客様の対応が終わり、もう一度子どもたちのもとへ。

ドアが開いており、入り口には5人の子ども(女の子4人(もう1人いたw)、男の子1人)とお母さんが。

「さっきはすみません、なんか子どもたちがぶどうが欲しいらしくて~」

とお母さんが、申し訳なさそうに私に言ってきました。

お母さんを囲みながら、みんなニコニコしてこちらを見ていました。

一人の女の子はずっと飛び跳ねており、もう一人の女の子はバレエ選手のようにくるくる回っています。1-2歳くらいの男の子は良く分かっておらず、お姉ちゃんの袖をつかみながら、こちらの様子をボーっと見つめています。

「そうだったんですね、わざわざ、追いかけてくれてありがとうございます。ぶどうですね~」

と言い、私はプレゼンを始めるのでした。

今日の学び


さて、今日の学びは

子どもの「環境の鎧」は薄い

ということです。
環境の鎧の詳細はこちらから↓

私はこれまでに35万人以上の老若男女に声をかけ、人間の本質を探ってきました。まだ研究途中ではあるものの、年齢性別にかかわらず、人間の本質はみな一緒である!ということが分かってきました。

そして
人間の本質を覆い隠す「環境の鎧」というものがあることもわかってきました(中村が勝手に命名)

それは
これまでの体験から得た価値観のかたまりみたいなもの。生きている期間が短ければ短いほど、体験が少ないので、それだけ環境の鎧は薄いと考えられます。

今回はこの環境の鎧の「分厚さ」について。
やはり子どもが身につけている鎧は薄いなぁと感じたのです。

無警戒にドアをフルオープンしたり
外に出てニコニコしながら私に近づいてくる子供たち。

一方で
警戒しながらインターホン越しで断ったり、
一回断ったことを申し訳なさそうにするお母さん。

子どもと大人が身につける鎧の分厚さの違いが見て取れました。

そして、考えました。

これからこの子どもたちは、教育を受け、社会性を身につけていくことで、お母さんのようにちゃんとインターホン越しで会話するようになっていく(環境の鎧を分厚くしていく)んだろうなと。。。

最後に


社会の中で生きていく以上、人間を社会の枠から外して、単体で考えることは難しいです。

なぜなら、強制的に社会の中に産み落とされた私たち人間は

イコール=社会的動物

だからです。では
私たちはこの運命から逃れられないのでしょうか?



いえ、この問いに対抗できそうな答えが一つあります。

それは

生まれたての赤ちゃんです。

生まれたての赤ちゃんはまだ何色にも染まっていない真っ白な状態、つまり社会性がゼロの状態です。つまり社会的動物と言っていいかもしれません。

人間の本質を研究している私はここに光を感じます。
社会的動物が人間であるならば、非社会的動物である赤ちゃんは人間ではないのでしょうか??

いえ、もちろん人間です。

生まれたての赤ちゃん。。。。
ここからも人間の本質を探っていけそうです。



さて
私はこんな感じで人間の本質を探求しています。私は行商を通して(リアル人間から)のアプローチですが、もし皆さんの周りで、別のアプローチで人間の本質を探究している人がいましたら教えてください。(そんな人いるのかなぁー。いてほしい。きっといると思うんだけどなぁ~)

そして、学びや気づきをシェアしていただけると嬉しいです。

それではまた~!

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