編集者が常駐するカフェがあったら
バーやカフェに行くと、店の人と話すことがあると思います。
僕はあれが大好きです。
多くの人は、同僚でも友人でも家族でもない話し相手を求めていて、そういう時はバーやカフェに行く。
タクシーに乗って運転手と話す人もいれば、キャバクラや交流会に行く人もいるでしょう。
利害関係がなく、フラットにかつ肯定的に聞いてくれる、優しい人柄が滲み出ているマスターになら本音が言える。
そういうことってありますよね。
寂しい時に話したいバーのマスター、熱い思いを語りたい時に会いたい古着屋のオーナー、どうでもいい雑談をただ聞いてほしい時に会いたい喫茶店のママ。
タイプの違ういろんな顔が街にあると、いろんな気持ちを受け止めてもらえます。
通い慣れた店のマスターくらいの絶妙な距離感が、社会にいっぱい散らばっている方が、小さな悲しみややるせなさを減らせるのかもなぁ。って思いませんか。
僕の観察では、同じように思う人はたくさんいて、だから「いつか小さな喫茶店をやりたい」的な夢を持つ人が多いのかもしれません。
<編集者がずっといる店>
で、御多分に洩れず僕も店を持ちたいと思ったのでした。
申し遅れました。
僕は、編集者・ライターとして生計を立てている久高諒也(くだかりょうや)という者です。
話を聞くプロであり、それを言語化して伝えるプロなのであります。一応。
友人や知人の人生を聞く。質問によって本人も忘れていた素敵な記憶を引き出す。それを本人に最もしっくりくる言葉にしてお返しする。
どんな未来を望むか聞く。一緒に思い描く。
できれば彼の夢へ続く物語に役者として登場する。
そういう対話を通して、他者が自分の人生を前より少し好きになる、誇らしいものと感じるようになる瞬間を作るのが昔から好きでした。それが僕の幸せです。
そういう対話が好きな僕が、
お客さんが来ない時間には執筆活動をして、
お客さんが来たらお話しする店をやったら
すごく収まりがいい感じがする。
と思ったのです。
編集者として生計を立てていられれば、焦ってマネタイズに走らなくても問題ないしいいんじゃないかと。
<エンジニアの先人がいた>
どんなアイデアも思いついている人はごまんといるとよく言いますよね。
リモートで、一人でできる仕事を持つ人が、人がぜんぜん来なくても構わないゆるいしゃべくり喫茶店を開く。
高単価・少数・遠隔地の人相手のひとりでやれる商売と、その真逆のものを抱き合わせる形でやることでストレスの少ない、ハッピーな生き方をする戦略です。
なんてすばらしいアイデア!
そう思ったのですが、このアイデアにも先人がいて、しかもバズっていました。それがこちら。
先人がいるというのは朗報です。
そのやり方で上手くいっている人がいるなら、自分にもできる可能性がある。夢が広がる。
以上、そんなことを思った話でした。
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