見出し画像

宿題をギリギリにやるタイプは、【結婚に向いている】。

「結婚」という制度に、
メリットを感じない人が増えている。

家庭を持てば、自由な選択がしづらくなる。
お金も好きなように使えない。
生きづらさがプラスされるだけなのでは?

パートナーが必要なら、結婚なんてせずに
ちょうどいい距離感を保っていたい。

正直、私もその一人だった。


そんな私が結婚してみると、意外や意外。

結婚という制度に呑まれてみて、
本当に良かったと思えている。笑



独身時代は気づけなかった、
結婚のメリット。

それは私の、
追い込まれないとやる気を出せない」
なまけ者の性質が影響していると思う。




私は、やるべき事を
後回しにしてしまうタイプだ。

小学校の時から、
夏休みの宿題は、最終日まで残っていた。

大学の時の実習やゼミの課題は、
余裕はあったが動き出したくなくて、
結局、3徹で死にそうになった。

社会人になった今でも、
面倒臭い事は、つい先送りにしてしまう。



「早く終わらせた方が、その後気持ちいいじゃん」
と言う人がいるが、
私にとって、それは取り掛かる理由にならない。

気持ちいい、気持ちよくないとか、
損する、損しないとかではなく、
私にとっては、今やらなきゃ!という「焦り」が、
動き出す原動力であり、「理由」なのだ。


そんな私の、人生設計。

人生は、自己責任。
ご親切に、期限を決めてくれる人はいない。笑

貯金をした方がいい事は分かる。
生活リズムを整えた方がいい事は分かる。
運動をした方がいい事は分かる。
健康な食事を心がけた方がいい事は分かる。
親孝行をした方がいい事は分かる。

分かるのだ。
ただ、それを今やる
「焦り」も「理由」もなかった。


そんな私なのに、結婚すると色んな状況が変わった。

自分の給料が、二人のものになった。
今後の人生を一緒に豊かに暮らしていくために、
どう工面していこうか、話し合いが始まり、
気づけば、資産運用の勉強をするようになった。


二人の生活リズムを合わせる作業が始まった。
深夜3時まで起きていた私だったけど、
「早く寝なよ?」と言われるので従うようになったら、
自然と0時に眠くなるようになった。


相手のパートナーとして見劣りしない程度には
体型を維持しなきゃいけないな、と思い、
夜寝る前は、竹脇まりなのYoutubeでストレッチを始めた。

自分だけなら、連日ラーメン!連日パスタ!でいいのだが、
相手の食生活を請け負ってるという責任感から、
栄養バランスを考えた献立を作るようになった。


結婚した事で、親が4人になった。
私が、相手の親に気を使うように、
自分の親にも思いやりを持って接しようと思うようになった。


今までできていなかった事が、
結婚をキッカケに、

相手との生活を
自分が理由で崩したくないという「焦り」、
相手を想う事自体が「理由」になって、

あれよあれよと前進していったのだ。


私は「自分のため」だけだと、
何も出来ない人間だという事に気がついた。

だから今まで、
生きてくモチベーション=相手を求めて、
恋愛に執着していたのだと。

恋愛から結婚に変わると、
(離婚の可能性とかは置いておいて)
死ぬまで寄り添う相手が決まったという事だ。

揺るがないであろう「相手のため」を思う事が、
こんなにエネルギーになるとは。


私が思う結婚のメリットとは、

尽くすべき「相手」を、
結婚という制度を使って正式に決める事で、
これからの人生に対するモチベーションを高める事だ。

人生の節目というけど、まさにその通りで、
結婚は、「キッカケ作り」に過ぎないんだと思う。


だからこそ、結婚が向いてる、向いてないは、
タイプに分かれると思う。

私は、「自分のため」には頑張れないタイプ。
相手がいないと堕落するから、
キッカケを作るという事だ。


その一方で、
「自分のため」をモチベーションに頑張れる人もいる。
自発的に努力ができたり、
自分の生活、環境を整える事に喜びを感じる人。

そうゆう人は、
正直結婚は向いていないと思う。

結婚となると、自分を変えなければいけない
「負担」を必ず負うから。

自分の人生そのものにベクトルが向けられる人は、
そこに相手が加わると、
ただのマイナスにしかならない可能性がある。


私は、「追い込まれないとやる気を出せない」。
だからこそ、その「負担」こそが、
人生を前に進めるキッカケになったという事だ。



私は今、人生を考えるのが超楽しい。

今までは、
結婚するかもしれないし、しないかもしれない。
出産するかもしれないし、しないかもしれない。

何もかも分からないから、
自分のキャリアをどう考えるべきなのか、
将来どこでどんな生活をしたいのか、
自分がどんな大人になりたいのか、
明確な人生設計を組めないでいた。

そして、
それが半端なくもどかしかった。


人は、完全な自由を与えられると戸惑う。
ある程度の選択肢が決められる事で、
前に進みやすくなると、
マーケティングの勉強で習った。

私はまさに今その状態。


家庭を持ったということ自体は、
自由ではないかもしれないけど、

夫と私の、性格や職業。将来の意向。
息子の年齢から想定する、育児計画。
ペットの環境づくり。

家族4人の情報を頼りに、
より具体的な構想を練る事ができている。


具体的なタイムリミットを決められるから、
自分の「焦り」を作る事ができる。
頑張る「理由」を生み出す事ができる。

「追い込まれないとやる気を出せない」私だからこそ、
結婚という制度には、ありがとうを伝えたい。笑



結婚に自分が合っているのか。
そもそも、
結婚=幸せじゃないんじゃないか。

そうモヤモヤしている人の、
考える材料になれば。笑

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?