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コルクアートの軌跡 第5話 共創

第5話 コルクアートの広め方
    SNS発信の良手・悪手

目次
・競争から共創へ
・SNS時代到来
・SNS発信の良手・悪手
・広まっていくコルクアート

・競争から共創へ

コルクアートを始める前までのソムリエの仕事では、

他のソムリエよりもっと知識を付けなければいけない、もっとホスピタリティを追求しなければいけない、もっとセールスを上げなければいけない、
もっと会社に貢献し、重要なポジションを獲得しなければ給料を上げることはできない・・・など

これはどの仕事でも一緒だと思いますが、同業他社や組織のライバルとの競争に常にさらされていました。

そしてこの競争に自分はあまり向いていないことも
15年ほど続けるワインの仕事の中で薄々と感じていました。

ところがコルクアートを始めてみると一転、フランス料理店からもイタリア料理店からも日本料理店からもコルクが届き、自分より年上のソムリエ先輩や若い後輩、ソムリエ仕事だけでは絶対に相手にしてもらえなかったような方からも「素晴らしい活動ですね、頑張ってくださいね。」と応援してもらえるようになりました。

競争から共創にシフトすることが出来、このことは競争を得意としなかった自分には、精神衛生上もとても良く、コルクアートをこれほど長く続けてこれた最大の理由だと感じています。

・SNS時代到来

2000年を過ぎたあたりから、インターネットが徐々に身近になり、最近ではなくてはならないものになっていますが、SNSの登場もコルクアート活動にとって、とても有効なツールでした。

僕のSNS履歴は、ミクシー、Twitterは参加せず、Facebookを確か2012年くらいから、インスタグラムをその後に始めました。

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facebook
https://www.facebook.com/tomonori.kubo.31

instagram
https://www.instagram.com/kuboblanc
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使い始めた最初は、しばらく連絡を取っていなかった友人の最近の趣味や仕事、近況が分かることでコミュニケーションしながら楽しく眺めていたのですが、

これは作品の発表やイベントの告知などにも最適なツールだと思い、日常の投稿はほどほどに、コルクアートを知ってもらうことをメインに使うようになりました。

・SNS発信の良手・悪手

その便利さや使いやすさから、いろいろな人と繋がれる新しい時代に突入した感のあるSNSですが、普及して利用者が増えていくことに合わせて「使い方」が重要になってきたように思います。

タイトルを「SNS発信の良手・悪手」としていますが、僕自身SNSのスペシャリストなどでは決してなく、日々悩みながらどう伝えるべきか?考えながら発信しています。

良手・悪手は自身の経験から、やってよかったこと、やってみてうまくいかなかったことという位置づけでとらえていただけると嬉しいです。僕がうまくいかなかった方法でも、別の人がやってみたらうまくいくこともありますし、逆もしかりです。

良手・悪手はタイミングによるところも大きいと思いますので、やはり人と人とのコミュニケーションだというところはリアルと変わりませんね。

<SNS発信の良手 久保の場合>

・飽きさせないような発信
・適切に見て読んでもらえる量や頻度で
・見ている方にYES、Noなど選択を迫らない
・一方的にDMメッセージを送りすぎない
・やたらとコメントしすぎない(返事をしなければいけないプレッシャーを与えない)
・自分の価値観を相手に押し付けるような言い方をしない
・特に発信することがない時は、無理して発信しない
・自分のページの色を守るため、やたらに他のページをシェアしすぎない

他にもいろいろありそうですが、パッと思いつくのはこんな感じです。

<SNS発信の悪手>

※上記の逆のことをする

実は良手も悪手も表裏一体で、同じことをどちらの方向から見るか、という感じで、この辺りも「どのくらい」という匙加減が大切なのではないでしょうか。

・広まっていくコルクアート

SNSを使って活動の自主的な報告をするのと同時に、メディアの取材を受けネット上に増やしていくことで

「コルクアート = この人」

という第一人者としての存在感を意識して作ってきました。

下記は前回ご紹介したNHK、日経新聞以外の
メディア取材履歴です。

フジテレビ めざましテレビ


日本テレビ ぶらり途中下車の旅

日本テレビ ヒルナンデス

恵比寿新聞

テレビ朝日 デザインコード

Dali museum ダリ・ミュージアム

スペイン大使館Facebook

Wine Bazaar

くりっくにっぽん

今日もワイン部

https://wine-bu.com/110

grape

azernews アゼルバイジャン・アートフェア参加の様子)

Hotpepper グルメ

新R25 GACKTインタビュー背景

Eluxe Magazine アジアのエコアート

初代会長 渋沢栄一を帝国ホテルで発見!歴史探訪宿泊プラン

渋谷商店部 お店に行こう! 恵比寿ブロック 2022.6.24

トルシエ監督のワイン紹介チャンネル
愛する日本の皆さまへ (Dear friends in Japan ... Philippe Troussier)

日本経済新聞 2023.6.21
シェフはウクライナ避難民 祖国・家族への思いを一皿に

制作→発表→メディア取材→注文受注→コルク収集→制作

このサイクルが奇麗に回っていけば、活動が止まらずに続けていけるはずです。

半分できているような、まだまだ足りないような
調子が良い時もあれば、調子が悪い時もあります。

すべてはグラデーションの中を生きています。

次回は10年間、コルクアート70作品の軌跡
選んだモチーフの理由をお話ししたいと思います。

・・・第6話に続く・・・

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【8/17】
第1話 体験したレストラン業界・ワインビジネスの裏側
     次々と働き手が去ってしまう理由
https://note.com/kuboblanc/n/n5f4d6001f302

【8/18】
第2話 コルクアートのはじまり
     飲食業界での挫折をへて
https://note.com/kuboblanc/n/n9a499d893a96

How?do you do it.

【8/19】
第3話 コルクが集まり続ける仕組み
     15万個ものコルクが集まったわけ
https://note.com/kuboblanc/n/ne78a17da8fba

【8/21】
第4話 コルクアートの作り方
    気になる?どうやって作っているのか
https://note.com/kuboblanc/n/n83e98bd2d72d

【8/22】
第5話 コルクアートの広め方
    SNS発信の良手・悪手
https://note.com/kuboblanc/n/n858965bc9945

What?did(do) you do it.

【8/23】
第6話 コルクアート70作品の軌跡
    選んだモチーフの理由
https://note.com/kuboblanc/n/nb8f464909db1

【8/24】
第7話 新作のモチーフは 「   」
     イタリアワインのラベルを飾って発売へ
https://note.com/kuboblanc/n/nfec0b36e62d6

【8/31】
第8話 作品を通して伝えたいこと
https://note.com/kuboblanc/n/n41cdbbbdbd86

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