働き方innovationで得る新たな気付きと学び、そしてこれから意識すること
リモートワーク中心となり協業でビジネスを進めていく上で、終始「確かに!」や「なるほどな〜」と頷きが多い、とても学びのあるイベントでした。
生産性の低下とはなんだったのか?
リモートワークが増えた中で生産性が低下したという声は良く聞きます。実際に身近でも生産性を気にしたり指標にしたりするケースが増えてきていると感じています。
この生産性に対して物理的な環境の不足による生産性低下とコミュニケーションロスによる生産性の低下という2つの観点の話がありました。
特にコミュニケーションロスによる生産性の低下については、従来の対面式のコミュニケーションとは違う手法でコミュニケーションを取らなければいけないにもかかわらず、今までの延長線上の手法でコミュニケーションをとってしまうことで、生産性の低下を感じるところがあるのかなと思います。
また、職業柄1人だけで成果を挙げられるものではなく多く人・チームと協業したり調整が必要になったりする中で仕事をしています。その中で個人の生産性とチームの生産性については、まだまだ区別がついていなかったり、片方だけにしか注目していないところも多いのではないでしょうか。
生産性というキーワードがでたときに、効率性に注目するだけではなく以下のような4つ観点で見ることは良い気づきでした。
どうすればリモートワークが良くなるのか?
登壇者の矢野さんのお話にあった4カ条の話は、データに基づいているというお話でしたが、経験的にも当てはまるところが多いなと感じました。
つながっている人数が互いに平等
5分間会話が頻繁に行われている
会話の際には、発言権が平等である
相手への身体の同調が多い
特に5分間会話や軽い立ち話(のようなもの)など、以前から雑談の重要性は注目されていましたが、これまでは一部もリモートワークをしている企業だけだったのがコロナ禍により多くの人や企業が実感したと思います。
ただこれら4カ条は個人の行動で変えるには限界があり、なくても全然構わないというスタンスの人もいるので、なかなか難しいなと...(かくいう自分も長い雑談は苦手)。
そんな中で、中山さんの心理的柔軟性の話がありました。
心理的柔軟性=心理的に硬直していない。コミュニケーションのキャッチボールができる
心理的硬直・心理的柔軟性という言葉を初めて知りましたが、幸せなリモートワークの4カ条について真剣に考えるときに、この心理的柔軟性も意識しようと思いました。
ただ、まだ自分自身良くわかっていないところでもあるので、柔らかすぎない硬すぎないコミュニケーションをとるため・とってもらうためにどうすれば良いのか、これから模索していきたいです。
チャットでどうコミュニケーションをとるか?
質疑応答で、チャットによるコミュニケーションで自分で心がけている点がいくつかあったので、それも書いておこうかと思いました。ツールとしてはSlackを主に使用していますが、
・とりあえず発言してみる(気になったら声をかける感覚)
・話し言葉のようにする(「あ、」とか「なるほどー」と使う)
・リアクションや返信は最速でつける(見てますという意思表示)
といったようなことを心がけています。チャットだから文字だから言っても話す時とコミュニケーションのとり方をあまり変えないように意識しています(はたしてこれらが効果があるのかどうか...そこはわかっていませんが...)
また、オンライン生体反応を出すというのも気づきのポイントでした。Slackの場合はステータスで示すこともできます(個人的にオンオフを忘れてしまうことがありますが...)。また個人チャンネルを作成して、そこに独り言を呟いていくのも生体反応を示す手段になるかなと思いました。
リモートワーク中心の働き方において、文字によるコミュニケーションは、ツールや手法そのものも含めてまだまだ進化の余地があると思っています。新しいことを試しつつ、より良いコミュニケーションが取れるように日々模索していきたいところです。
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