探索的調査②(Eチーム)

こんにちは
京都橘大学現代ビジネス学部経営学科瀨良ゼミEチームです。よろしくお願いします。🙇‍♂️

前回は1、2回生の英語学習状況についてまとめてみました。今回はその状況について英語教員の方たちはどのように感じているのかインタビューを行なったのでその内容について説明していこうと思います。

今回、私たちがインタビューを行ったのは2名の英語教員です。1人目の方はTOEIC対策の講義を担当している教員で、2人目の方は英語クラスでの講義と編成を統括している教員です。

まず、始めに前回説明した私たちが英語学習に対して感じていることに加えて教員が今の英語学習についてどう考えているのかを聞いた内容をまとめてみました。

●学生側と教員側の英語学習

学生🙋
・やらされてる感があり、自主的に行えていない
・単位の為に学習している
・授業でのコミュニケーションが激減
・コロナ禍により更なる意識の低下
・英語学習は大切であるとわかっていても行動に起こせない

教員👩‍🏫

・1、2回生では語彙や文法力などの基礎を鍛え直し、それをベースに3・4回生では、ネットを介して沢山の情報が英語でも入ってくる現在なので、学習という形ではなくても生活の一部として英語を取り入れ、触れてもらうことが理想である
・遠隔授業となり、授業動画の準備、遠隔への対応など教員の負担は激増し、7.8割くらいのことしかできていない

・学生同士のコミュニケーションの時間はとても大切で、遠隔よりも対面の方が学習効果が高い!
 しかし、コロナ禍の対面授業でのペアワークは気を使う🗣💦
→感染症のリスクがある中でのてスピーキング学習をアプリの活用で行えるのは非常に良い✨
ex)英語教員も使っている「Flipgrid」というアプリ。動画で双方向にコミュニケーションを取ることができ、ひたすら話しかけるだけではなく、リアルにコミュニケーションがとれる!

・京都橘大学の英語授業は、1クラスに対するクラス人数が多い!(約40名)
→語学の授業は、20名以下が最適

・学生一人ひとりの習熟度や取り組みを把握できていないため、確認できる機能があれば負担がかなり低減する。習熟度は10回のレッスンを行うと10回の内容を網羅するテストの点数をつけることで確認ができるが、その作業をAIがやってくれたら手間が省ける✨


また、今回インタビューした教員お2人共TOEIC対策の講義を担当した経験があるので、その点についても意見を聞いてみました。

・TOEICのpart6.7のメールや掲示板などの問題は、大学生でもあまり触れる機会がなく難しいのでこれらを書いて理解できる機能もあれば学習の幅が広がるのではないか?
・TOEIC対策の、学習であるためスピーキングやライティングを指導する機会が少ない
・TOEIC対策の授業では、聞いて読んで答える形式を行っていたが、本当に使える英語は、相手の言うことがわかる、読んで理解するだけでなく自分から発信できるということが大事である!
→究極に目指すところは、学生に英語を使ってコミュニケーションを取ってもらえるようにすること!💯

・世の中がTOEICに走っているところがあり、TOEICはビジネスを学んだ、経験している前提のテストとなっているため大学1回生でいきなりTOEICを受けるのは難しい。しかし、「TOEICのスコアを要求する企業もある」という現状から大学でTOEIC対策授業は外せない。これは、他に適切な知見がなく、英検は合格不合格の形であり、TOEFLはよりアカデミックで難しい。コスパなどを考慮してTOEICが採用され、試験の能力の指標となっているためである。しかしこの状況は歪んでいる。

このような、TOEIC学習の現状やこの先の求められる変化についてもお話をしていただきました。私たち自身も就活の資格のための英語学習という目的意識になっていたなと気付かされました。

そしてスピークバディについての説明をさせていただいた後、スピークバディについてもいくつか質問をいただきました。

スピークバディは、発音矯正にも利用されるほどスタンダードなアメリカ・イギリス英語であるが、ネイティブとは違ったお互いの意思で通じ合える英語はAIが認識できるのか?
・AIに向かって話しかけることで話した感じがしない、また、毎回AIに話しかけるのでは飽きが来ないのか?

これらの質問をサービスの提案に生かしていけたらなと思いました。

●料金について 
もしも大学でスピークバディを導入するとなったら私たちは、学生が授業に応じて代金を支払うという形で考えていました。これに対し、高い学費を払っているプラスαで費用を負担してまでやりたいと思う学生は少ないのではないか、法人導入を行い授業料に組み込ませていく形で生徒の目に見える負担をなくせば良いのではないかというご指摘をいただきました。
ex)大学で現在導入されているオンライン授業や課題提出などを行うteams

今回、教員の方に貴重なお時間をいただき、私たちにとっても非常にいい経験となりました。教員の方々もコロナを経たことで授業を異なる視点で考えられるようになり、アプリ導入に関してもこの状況を経なければ✨ありがたみ✨を感じることができなかったかもしれないとおっしゃっていました。さらに、英語をこのようなプロジェクトに取り入れていただけるのは非常に嬉しい!とも言っていただきました。😭

インタビューを通じて、自分達では考えることのできない部分を教員の生の声として取り入れることで、より自分達の英語学習や提案を深く考えることができました。このインタビューで出た教員の課題と前回挙げた私たち学生の課題を解決するサービス提案ができればなと感じました。

次回は、コンセプト導入について説明したいと思います。

最後に調査にご協力頂いた皆様、誠にありがとうございました。🙇‍♀️

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