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#507【WBC栗山監督から学ぶリーダー像】

WBC
ワールド・ベースボール

クラシックで、

侍ジャパンが14年ぶりに
世界一に輝きましたね。

日本中が熱狂に包まれた
大きなイベントでしたが、

多くのスター選手の
活躍が注目された中、

栗山英樹監督の
現代的なリーダー像に
スポットが当たっています。

=====

栗山監督は
北海道日本ハムファイターズの
監督を長く務めていて

北海道在住のわたしも
球場で何度も
応援してきました。

その温厚で
人間性あふれる人柄は

選手からはもちろん
多くのファンからも
愛されたものです。

当時の
好きな監督ランキングでは

つねにトップクラスの
人気がありましたね。

かつてのプロ野球監督
といえば、

重厚で
近寄りがたい雰囲気が
あったものです。

もちろん、選手時代は
素晴らしい実績があった
監督が多かったので、

自分の確固たる経験と
技術をもっていた人は
多かったのです。

過去の名将と呼ばれた
歴々の監督たちは
そんな人たちが
多かったですね。

しかし、世代がかわって、
昨年のセパ両リーグの
優勝監督をはじめとして

若くて、選手にとっても
身近な監督が多かったです。

選手を頭ごなしに
𠮟りつけたり、

こんこんと説教する
タイプの監督は

明らかに少なくなった
気がします。

その先駆けともいえるのが
日ハム時代の栗山監督でした。

栗山さんは
現役時代のキャリアは
7年と、比較的短く

その成績も
大選手というわけでは
なかったのです。

しかし、
元々、教員を目指していた
経験があって

人に教える立場には
向いていたのでしょう。

大学の講師や
キャスターとしての
実績が評価されたこともあって

日ハムの監督に就任し、
数々の実績を残しました。

成績はもちろんのこと、
今回のWBCでも大活躍した
ダルビッシュ選手や
大谷翔平選手を育てて、

多くの選手やファンに
親しまれてきた監督でした。

=====

栗山監督をみていると、
選手を信頼して
使いつづけたり、

選手に寄りそって
大いに励ますタイプです。

かつての大物監督とは
明らかに一線を画する
リーダー像なのです。

その人柄と親近感によって
かつての教え子だった二人を

WBCに招くことができたのは
間違いないでしょう。

現代のリーダーは
知識や経験、指導力は
もちろんですが、

それ以上に
人間性と親しみやすさ、

部下を思う気持ちの深さ
重要な要素となります。

どんなに実力があっても
厳しいだけで

優しさに欠けている
リーダーには

特に最近の若い人は
ついていかない
傾向があります。

選手や部下の
良いところを見出して、

そこをほめて
伸ばしてやること。

弱点を指摘して
厳しく指導して
修正することよりも

良いところを
さらに伸ばすやり方の方が

現代の人には
成果が出やすいはず。

そんなリーダーのあり方を
教えてくれたのが

今回の栗山監督だったと
いえるでしょう。





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