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2021年1月2月の視聴作品

月をまたぐ連続ドラマがあるからと2ヶ月分まとめたのですが、お正月もあったので思いのほか盛りだくさんになってしまいました。
今シーズンは特に注目ドラマが多くて、なかなか全ては見切れないのが悩ましいところです。追えていないドラマは紹介からは外して、全話視聴しているもののみ紹介しています。

公式サイトがあればそちらへリンク、ない場合は映像イメージを伝えるためにAmazonの商品リンクを張っています。

それでは視聴感想まとめ、いきます。

ドラマ:リアルタイム(録画視聴含む)

◆ 麒麟がくる

様々なトラブルを乗り越えて、初の年越し大河ドラマとなりました。長身で和風の顔立ちでシュッとした長谷川博己さん演じる明智光秀、本当にカッコ良かった。
長年、反逆者として語られてきた武将ですが、とても頭の良い人だったと思うんですよ。「平らかな世」を望む思想が残念ながら戦国時代にマッチせずに散っていった方なのだという描かれ方でした。
風間俊介さん演じる徳川家康と親交を持ち、その後家康が江戸時代を開くという希望につなげたのは良いストーリーでした。
信長役の染谷将太さん、秀吉役の佐々木蔵之介さんが、それぞれの経緯を経てそれぞれの姿の武将になっていく様子も心が苦しくなりながらも見事。

一つだけ、明智光秀が敗北した「山崎の戦い」がナレーションで済まされてしまったのは個人的には残念でした。「本能寺の変」でかなり尺を取っていたので予感はしていたものの、山崎をどう描くのかずっと楽しみにしていたので、スペシャルドラマとか作らないかなぁ。

◆ 青天を衝(つ)け

始まりました、2021年の大河ドラマ。
渋沢栄一氏のことはあまり詳しくないというか、次の一万円札になることで初めて認識したくらいの疎さなので、知る楽しみを味わいながら観ています。
藍染農家から商売を覚えていく様子は面白いです。
あと、よく言われている「イケメン揃い大河」。もうずるいですよね、どこを見てもイケメン(笑)。徳川慶喜役の草彅剛さんも楽しみ。ファンというよりは、いろいろあってテレビ露出が減った期間を経ての大河ドラマ重要役、つよぽん応援してます。新しもの好きなラスト将軍、自転車乗る姿とか似合いそうー。

◆ 天国と地獄 ~サイコな2人~

綾瀬はるかと高橋一生の入れ替わりサスペンスドラマ。
冒頭から残虐な連続殺人事件が起きるなど、設定的には極めてシリアスなはずなのに、綾瀬はるかの魂を宿した高橋一生の仕草がもう!かわいおもしろすぎて目が離せない!
綾瀬はるかは真面目すぎて突っ走って失敗しちゃうキャラと、美貌と闇を抱えた策略キャラ、どちらも合いすぎるので、それを同時に観ることができる美味しすぎるドラマです。
月と太陽が象徴的に挿入される映像は、『白夜行』の雪穂も連想させます。

その他、同居人の陸(柄本佑さん)とバディの八巻(溝端淳平さん)もキャラが最高。先輩刑事のセク原こと川原(北村一輝さん)も汚い手を使いながら独自のルートで真相に迫る力強さ。
TVerでは登場人物による副音声と一緒に楽しむこともできるので、テレビで観て、TVerでも観るという2回視聴が定番になりました。もう、時間泥棒!

◆ オー!マイ・ボス!恋は別冊で

これは『プラダを着た悪魔』を観たことがある人なら、そっくりって思いますよね。地味な女の子が興味のなかったファッション誌部署に配属されて、鬼女性編集長のもとでコーヒー準備したり車手配したり雑用でこき使われながら成長していくストーリー。
上白石萌音ちゃんの妄想(玉森裕太くんの子犬姿)や王道ラブストーリー路線は『恋つづ』にも重なる点が多い気がします。
それほど大きな障害もなく、想定通りに勘違いが起きて想定通りに誤解が解けて、比較的楽に観ていられます。
登場人物の中ではドS先輩役の間宮祥太朗さんがとにかくカッコいい!大人だし紳士だし言うことは言って強く出るところは出て、毎回良い男!当て馬役なのが本当にもったいなさすぎる!

◆ 君と世界が終わる日に

ゾンビ物ドラマ。止まらない感染から身を守ることや危険区域の封鎖の難しさはつい今の情勢と重ねて考えてしまいます。力を合わせて一緒に戦ってきた仲間がゾンビ化してしまうときが一番切なくなりますね。
そして毎回誰かしらが何かしらやらかすので、あーもうってツッコミながら観たり、主役の武器が弓っていうのも雰囲気のカッコ良さより「矢が足りるかな?」って心配になります(笑)。

余談だけど主役の竹内涼真さんと中条あやみさん、コミックシーモアのCMで共演している2人で、ドラマの合間にもそのCMが流れるたびになんだか緊張感が抜けてしまうの、相乗効果としてはどうなんだろう。

◆ 書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~

脚本家としての仕事がなく、主夫として家事を受け持っていた主人公・生田斗真と、ベストセラー小説家の妻・吉瀬美智子さん。いいなぁ(笑)。
ようやく脚本のオファーが来たと思ったら、ムチャな要求と締め切りに追い詰められるという、深夜ドラマならではの突拍子のないドタバタコメディ。
ドラマ制作側に北村有起哉さん、長井短さん、小池徹平さん、ムチャぶり俳優に岡田将生さん、その他菊池風磨くん、矢柴俊博さん、小野武彦さん、スキンヘッドの男と、みんなクセ強すぎでしょ!!(笑)

◆ バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間〜

バイプレイヤー(脇役)って言っていいのか迷うくらいの大物俳優さんたちが本人役でゾロゾロ登場。絵面がとにかく豪華!!名優の無駄遣いが過ぎる!!(良い意味で)
ここまでやっちゃっていいの?って心配になるくらい他局ドラマも容赦なくパクる(笑)。みんなノリノリで楽しそう!映像作品好きにはオススメ一択の、楽しさの止まらないドラマです!この人にこんなことさせて贅沢すぎる!もったいない!!(良い意味で)

◆ 京阪沿線物語〜古民家民泊きずな屋へようこそ〜

大阪と京都を結ぶ京阪沿線を舞台にしたドラマ。NON STYLEの石田明さんが脚本担当ということで楽しみにしていました。
小説家デビューしたものの次回作のプレッシャーから逃げ出した主人公、その彼女が滞在することになった民泊「きずな屋」の人々の暖かい交流が描かれています。小学生ながら民泊オーナーというしっかり者のこころちゃんが良い!
京都大阪の名所や食事処を交えながら展開するストーリー、とても好みです。

◆ 教場 (2020年)
◆ 教場Ⅱ (2021年)

正月の特別番組ということで、年末放送された昨年の一作目と合わせて視聴。白髪義眼の迫力あるキムタクが存分に味わえます。
このドラマ以降、他のドラマで警察官を見るたび「あの厳しい訓練を乗り越えてきたんだなぁ」って思ってしまって、どんな間抜け刑事もちょっと見直すようになりました。

ドラマ:過去作品

◆ 泣くな、はらちゃん(2013年)

長瀬智也くんが新ドラマに主演するからか、期間限定でTVer配信されました。地味な暮らしをする大人しい越前さんが、不満や愚痴をこっそり漫画に描いていたら、その漫画の登場人物が現実世界に飛び出してくるという物語。懐かしい!
純粋なはらちゃんと漫画世界の仲間たち、かまぼこ工場で働く気弱な越前さん、気前のいいお母さんと怠惰でお調子者の弟(菅田将暉くん!)、職場の個性的な面々の交流が、ひっそり片隅で暮らす人の心を照らすようなドラマです。
丸山隆平くん演じる田中くんがとても良い人だし、漫画世界の仲間の賀来賢人さんも気のいいお兄ちゃん。

「世界中の敵に降参さ 戦う意思はない」
「だからお願い関わらないで そっとしといてくださいな」
ちょっと悲しい挿入歌は何度も頭を流れました。

アニメ

◆ STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)(2011年)

トゥットゥルー♪まゆしぃです☆

いやー懐かしかった!
10年前のアニメ作品で、オリジナルはゲーム作品。(ゲームはやっていません)
当時のオタク文化、萌え文化、秋葉原のメイドカフェ、2ちゃん用語が満載で、ハッキングやタイムリープなどサイバー要素も盛りだくさん。主な通信手段はガラケー。ガラケー時代はまだすれ違いが発生するんですね。10年の変化の大きさも感じます。

最近「世界線」という言葉をネットでちょくちょく目にするんですが、どうもニュアンスが自分の認識と違っていて、もちろん言葉は生き物で時代や場所によって変わるものなのは承知してますが、この手の専門用語は解釈が違うと意図したとおりに伝わらなくなってしまうので、私はしばらく使うのをやめています。代わりにシュタインズ・ゲートで自分の中の「世界線」の概念を再確認した感じです。

◆ ノートルダムの鐘  (1996年)

かなり以前に制作されたディズニーアニメ作品。
フランスの美しい街並みと活気ある華やかな人々、一方で差別と陰謀のある暗い世相。ノートルダムの高い塔を器用に渡る主人公カジモドの姿が印象的です。
ディズニーらしいなめらかな動きとミュージカル。原作とは異なる、愛と友情が勝利するハッピーエンド。視聴後感のいい作品です。

◆ シュガー・ラッシュ:オンライン (2019年)

昔ながらのアーケードゲームセンター内で暮らす、悪役キャラクター・ラルフとレーサー・ヴァネロペ。インターネットの波が押し寄せてきて、狭い世界で行き来していただけのゲーム内キャラクター2人がWi-Fiを通してネットワーク世界に飛び出していく、冒険と友情のストーリー。
こちら観るのは3度目くらいなんですが、データであるキャラクターたちの表現や、ネットワーク内の表現がとても面白いんです!動画配信サイトやオークションサイトを利用したり、実在のIT企業の名前が並んでいたり、ネットゲームをキャラクター側として楽しんだり、「そうきたか」と見どころたくさん。
その他、ディズニーファンにとって最高の楽しみポイントは歴代ディズニー作品のプリンセスが登場するシーンじゃないでしょうか!女子は強い(笑)。

友情と冒険と夢と時代、いろいろなことを考えさせられながら一気にラストまで楽しめる映画です。

◆ PUI PUI モルカー

なんですかこの衝撃アニメーション!!
ストップモーションアニメ(コマ撮り)は元々大好きで、ピングーあたりもツボすぎるツボ中のツボだし、なんなら自分で小さなコマ撮り作品を作ったこともあるんですが、モルカーは令和に現れたモンスターですね。愛らしさがヤバい。内容もヤバい。モル要素ヤバい。PUIPUI。人生持って行かれそう。語彙もヤバい。

映画

◆ 窮鼠はチーズの夢を見る (2020年)

成田凌くんがアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたことでタイトルを覚えていた作品。
BL作品というくらいの浅い認識で事前情報もなく、たまたまTwitterでまい香(まいたけ)さんが呼び掛けている鑑賞会を見かけて経緯も知らずに飛び込み参加したのですが、これがもう楽しかった!

AmazonPrimeVideoのウォッチパーティーという、複数人同時視聴ができる機能を使ったんですが、同じシーンを観ながらチャットでリアルタイム会話ができる、素晴らしいシステムでした。知らなかった。
詳しくはホストになったまい香さんの記事を是非読んでみてください。

内容はもう、生々しさすごいです!チュッチュじゃ済まない!擬音の表現はとても書けない!大倉忠義さんのファンが観たらどんな感情を持つんだろうって気になってしまったり、はぁでも成田凌くんの切ない眼差しがたまらない。

かなり濃厚な性的シーンが出てくるので家族で観るのはとても無理。でも一人じゃなくて誰かとこの揺さぶられる感情を共有したい。なので一緒に楽しめるメンバーだけが集まる場で、すでに視聴済みの窮鼠おかわり組(この表現好き)からのプチ情報も楽しみつつ映画を観ることができて最高でした。良い時代になりました。ありがとうございます!

◆ インターンシップ (2015年)

腕時計屋の倒産で失業した中年セールスマンの2人が、Googleの実習生(インターン)として慣れないIT業界で正社員を目指して奮闘するストーリー。
デジタルネイティブの若者に囲まれて戸惑うおっさんの姿がコミカルで面白い。大失敗しながらも営業マンならではの経験を生かしたり、凸凹仲間との出会いと協力、ライバルの妨害を乗り越えていく様子など、アメリカらしい夢とコメディ要素が満載の映画です。

以前オススメされてから観たいと思っていて、AmazonPrimeVideoで見つけたので今回ようやく視聴できました。

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長くなりました。たくさん観たなぁ。

次回は3月でまとめます!

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