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1年で前年比150%の採用を達成した初心者人事が意識したこと

はじめまして!
女性メディアSucleの運営やSNSマーケティング支援の会社、FinTにて採用責任者を務めている太田幸四郎と申します。

新卒は全然業界の違う会社(ニトリ)に就職したのですが、2年前に現職に転職をして1年間アカウントコンサルタントとして主に営業/プランニングを担当しておりました。そんな中、「よりこの会社を組織面から支えていきたい」という自分の思いからHRに興味を持ち、会社からも自分の強みを活かすという観点で人事業務に携わることになりました。
また異動して約3ヶ月で責任者に抜擢され、現在は主に採用に軸足を置いて戦略の立案から実行部分まで携わっております。
詳しい経緯について気になる方はぜひ↓のインタビューをご覧いただけますと幸いです!

2023年は採用の「さ」の字も触れたことがない状態でHRに異動し、採用責任者として文字通りがむしゃらに走った1年だったと思います。ここまでの裁量を任せてくれている会社には本当に感謝してますし、もっとこの会社に還元していきたいと考えています。
成果としては2022年1年間で採用した人数を150%超える人数の採用に成功しました!!

今回は採用の知識0状態から一定採用について任せてもらえるようになるまでに意識したことを綴っていきたいと思います!
(前提実力はまだまだですが、自分なりに書いてみます笑)
内容的には「採用」に限った話ではなく、もう少し広い視点でお伝えできればと思いいくつかのポイントにまとめてみました。

①とにかく打席に立つ

これだけ聞くと根性論に聞こえるかもなのですが、個人的にはめちゃめちゃ大事だと思ってます。多くの打席に立つことで、物事の解像度を上げるスピードが早くなるのと、何より自信もって自分の意見を相手に伝えられるようになりました。

自分の場合、採用に携わるようになって、はじめは一般的な採用のポイントだったり、エージェントさんたちと話したりすることで、改善策を考えてました。しかし「本当にこれ合ってるのか?」という疑問が自分の中にずっとありました。実際に候補者の人とたくさん会話をしているわけではないのに、確実に数字にヒットする施策と断言ができなかったのです。
これじゃまずいと思って、当時上長の山下(COO)にいきなり「今時間ありますか?」と言って「とにかく面談面接の現場に出たい」と言ったのを今でも覚えています。笑

自分の場合、面談/面接に出るようになって、就職・転職を考えている人がどのような考えでそこに至ったのか、またFinTのどの部分に魅力を感じてもらっているのかと言うのが定性的なデータとして一気に溜まって、それを元に「こういう訴求はハマるのか?」「こういう言い方にしてみよう」など小さい試行錯誤をすることで現場感を掴んでいきました。

また現場感を掴むことで、自分が考えた施策がどのような部分に影響しそうなのかと言うのを具体的にイメージできるようになりましたし、結果として、自分の意見として自信を持って「こうしたい」と言うように伝えられるようになり、迷いなくスムーズに動けました。

採用の文脈でお話ししてしまいましたが、これは営業やCSの部分でも通じるものだと思います。数字だけで判断するのではなく、実際に現場で細かいPDCAを回すことで試作の精度は圧倒的に上がると考えます。

ちなみに営業時代もMAX40件弱/月の新規商談をこなしたあたりから、自分の中で解像度が一気に上がって、受注率も変わりました。笑

②数字を元に会話すること

これは上長や他のチームメンバーと話すときに意識しています。
「数字だけだと納得しないんじゃないのか!」「当たり前だろ!」と突っ込まれそうですが、結局数字は大事です。笑
よく言われることですが「数字は裏切らない」です。

何か物事を判断するとき、上司に提案をするとき、「なんとなくこうした方が良さそう」「クライアントがこうしたいって言ってたから」だけでは良くありません。仮にそうだとしても、なぜそれが良いと思ったか根拠に数字を用いた状態まで持っていくようにするべきです。

また数字を元に立案したものであれば、それが良い施策だったのかどうかも数字で現れます。なので結果の良し悪しについて、主観ではなく全員が同じ結果として認識できるのも重要です。
直感的にやったもので、数字が変わったとしてもそれは博打が当たっただけで、PDCAを回せているものではないです。

少し話は逸れますが、自分は数字を扱う際は特に「比較する」と言うことを心がけています。ただ単にフロー全体の数字を見て、「ここだけ率が悪いから改善しよう」と言うのは少し危ないです。
週単位で計測しているのであれば前週とは比較すると思うのですが、その月の平均とは?前の月の同じ時期は?年間の平均では?比較するとどうなのかまで追ったりします。
そうすると前週より悪いなと思っていた数値が実はそうでもなかったり、逆に他のポイントで引っ掛かったりします。

③仕組みに落とせるものにすること

①と②を通して、何をやらなきゃいけないかなどはかなり見えてくると思います。仕組みと聞くと難易度高く聞こえますが、言い換えると「一時的なものにならない」ようにすると言うことです。

例えば、下記のようなケースです。

課題:「営業での受注率が悪い」
仮説:「初回商談時にBANTが握れていないのでは?」
対策:「BANTを確実に握るように商談の最後に聞く」

これも間違いではないと思います。ただ仕組みに落とすとしたら

対策:「商談ヒアリングシートを作成して、商談時に埋めるようにする」

ここまでできると、確実に漏れがなくなるのと、うまくいった際にチームのメンバーにも共有ができて会社として強くなる「仕組み」となります。

よく”〜を意識する”という対策は対策ではないと言われますが、動詞に落とすだけでなく中長期で見て形や仕組みに落とすことまでできるとベストだと考えます。

これに関してはHRに異動して、経営陣やマネージャーと話す機会が増えて意識するようになりました。ただ目の前の数字を変えるだけでなく、先を見据えた上で今何をやるのがより効果的なのかを考えるようになりました。

④自分が動きやすい環境を作ること

個人的にはこれが一番レバレッジが効くし、大事だと思っています。
少しわがままなイメージがつきそうな言葉ですが、ドラえもんのジャイアン的な発想のものではないです。笑

動きやすいというと2つの観点があると思います。
①体制的な動きやすさ
②心理的な動きやすさ

体制的な動きやすさ

これは自分がやりたいと思っているものにフォーカスするために、周りに何をやってもらうかと言うことです。これについてはリーダーなどの役職者だけでなくメンバーも普段の業務で考えるべきだと思ってます。

より成果を出すために、自分は何を集中するべきなのかを決めるのは大事です。それだけでなく周りの人に何をしてもらうかというところまでイメージできるとベストです。また可能であればミッションベースで棲み分けができると良いと思ってます。

自分の具体例だと、自分は”候補者の体験フローを設計する”のにフォーカスするので、メンバーには”面談面接が確実にFixされ実施してもらう”ように伝えています。そうすることで余計な心配をせず、自分のミッションに集中できます。

心理的な動きやすさ

一言で言うと自分が何か依頼をする際に引き受けてもらえる関係性を作ることです。
基本的に1人でずーっと仕事をすることはないと思います。誰かと仕事をするのが当たり前な故に、何か依頼をする際に「これお願いしてもいいのかな、、」と戸惑うのは時間の無駄ですし、塵も積もって大きなストレスになりかねないです。
そうならないためにも普段から関係性を作っておくことで、アクションを起こす際にスムーズに動くことができます。

「コミュ力がないと無理」「自分には向いてない」と思う人もいるかもしれないですが、そんなことはないですし、この関係性を作るのに無理に雑談をする必要はないです。(僕自身は話すの好きなので普通に雑談しますが笑)

具体的に何をすればいいか、自分が意識している例をいくつか挙げます。

・質問されたら相手が理解できるまでしっかり答える
・何か依頼されたら可能な限り引き受ける
・枕詞をつける(忙しいところ申し訳ないんですが、、みたいな)
・依頼についてしっかりと背景を伝える
・細かいことでも感謝を伝える
・テキストが淡白にならないように「!」や絵文字をつける
etc…

これを見ると、そんなに難しくないことばかりだと思います。
でも意外とできてなかったりするのです。どう見ても相手が忙しいタイミングなのに依頼をかけてしまったり、質問されたことに対して後で答えるね!と言って答えられてなかったり。普段の細かいことで変えられるのでこれは意識するべきだなと思ってます。

HRに異動して、通常業務で忙しい事業部のメンバーを巻き込むことがとても多い中で、上記を意識することで基本的にスムーズに連携したり協力してくれる環境が作れたと思ってます。
(前提、めちゃめちゃ協力的なメンバーには大感謝です、、)

最後に

色々書いていたらかなり長くなってしまいました、、
ここまで読んでいただいた方は本当にありがとうございます!
思ったよりも採用に限った話でなく、ビジネスマンとして意識するべきことにまとまったなと思います。そしてこれを書きながら、自分でもできてない部分あるなと自戒する面もありました、、

今回はかなりベースの部分になったなと思います!
もっとスタートアップでゴリゴリ活躍したい、成果をガンガン出したい!と言う人はぜひ熊谷のnoteもご覧ください。マジで刺激になります。

2024年、僕自身もっと発信増やしていきたいと思っているのでHR系のnoteも次回書いてみようと思ってます!!

また最後にFinTはみんなの強みを活かして、日本を世界を前向きにするためにさまざまなポジションで絶賛採用中なので、興味がある人はぜひいつでもカジュアル面談などします!!ですのでぜひこちらからご応募くださいー!!


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