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新卒でFinTに入社し、抜擢されるために意識すること

はじめに

あけましておめでとうございます!
2023年末に出す予定だったのですが、2024年になってしまいました笑
株式会社FinTに2023年4月に新卒入社した熊谷聰威(クマガイソウイ)です。

現在、FinTではインフルエンサー事業部と事業開発室の責任者(社内ではマネージャー)をしております。
30名ほどが所属するインフルエンサー事業部の売上最大化/マネジメントの他、パートナー企業様との提携/新規プランの開発など様々なことをしてます。
新卒ではあり得ないほど会社からも多くの裁量をもらっており、本当に抜擢環境に感謝してもしきれません。

今年は、多くのご取材もいただき、ありがとうございました!
宣伝会議様にも掲載いただき、多くのお問合せをいただきました。

実力としてはまだまだですが、2年前まで本当になんでもなかった自分を何者かになる抜擢をしてくれたFinTには感謝してもしきれません。

2023年は、新卒1年目でスタートアップであるFinTに入社したという自分にとっては結構大きな変化があった年かつ、今年も多くの抜擢の機会をいただいたので、新卒でスタートアップに入社した意思決定の背景や、抜擢され事業インパクトを出すために意識していることを書ければと思います。(偉そうなことを言ってますが、まだ自分の事業インパクトは全然微力なものなので2024年も精進し続けます。)

意思決定の背景に関しては、縁あってワンキャリア様にもご取材いただいた記事があるので、ぜひご覧ください!

なぜ新卒でFinTを選んだのか?

面接や自分の周りの意思決定新卒でスタートアップを選ぶ方々は少しずつ増えていると感じているのですが、まだまだ新卒スタートアップのリアルな話はN数が少ないとも感じています。

これからスタートアップを検討している学生から〜社会人3年目の方にとって、リアルかつ一定読んでよかったと思えるお話が伝えられるかと思います。
自分は、大学3年生の8月からFinTでインターンをしておりましたが、新卒に関しては結構悩みに悩んだ末に入社しました。
インターン時代から最年少マネージャーに抜擢いただいた背景もあり、『スタートアップ入社しか考えてなかったでしょ』と言われることが多いのですが、大学2年時から就活をするくらいにはガチガチ就活生でした。
最初は外資の戦略コンサルを目指していたので、フェルミ推定やケース面接などもやっていましたし、面接も20社以上は受けたと思います笑

その中で最後に悩んだのが、内定をいただいていたサイバーエージェントとFinTでした。
自分も含めサイバーから内定をもらった時は嬉しくて、家族もおじいちゃんも『よかったね』『これで安心だね』と言われて、全員がサイバーに行く気満々でした。
周りからも羨ましがられたり、就活の相談がきて、自分の中でも華々しい新卒が待っていると思ってワクワクはしていたのですが、最終的にはFinTに新卒入社することを決めました。

親や周りからもいろいろ言われましたが、押し切ってでもこの判断をした背景には大きな軸がありました。

それが

自分の若さが活きる市場か=ジャイアントキリングが起こせる領域か

これが本当に重要だと思っていて、もはやこのnoteはここでピークを迎えるくらいです笑

会社や世の中で圧倒的に突き抜けるにあたって一番重要だと思うのが、どれだけ自分の強みや突出している部分を最大化して、自分にしか出せない価値を出せるかだと考えています。

圧倒的な抜擢というのは、新卒の中で突き抜けているとか、同期の中ではスゴいよね程度では起きないと考えてます。
要するに、『若いのにスゴいね』程度で抜擢されるほど経営やビジネスは甘くないし、年齢をとっぱらっても会社において圧倒的なインパクトを出しているねと自他ともに認める状態じゃないと抜擢は起きないです。
そのためには、先輩社員や上司に対して圧倒的優位性を持つもので成果を出さないと勝ち目はなかなかありません。

この点を意識したときに、会社には上司や先輩にいろんなキャリアやスキルを持った方々がいます。
この方々と比較したときに、新卒が持っているキャリアやスキルなんてたかが知れていると感じています。(もちろん一部のスゴいスキルを持っている方もいると思うので、全てにおいてではないと思いますが)

華々しいキャリア・凄まじいスキルを持っている方に、新卒が唯一勝てるのは『若さ』です。
この『若さ』が一番活きる市場で戦うからこそ、キャリアやスキルのある方々と比較しても目に見えるレベルの若手抜擢が起きるのだと考えてます。

左利きのエレンの若さを使うシーン痺れますね

代表の大槻がよくしてくれる話を引用すると、FinTは創業当初に金融事業をおこなっておりました。
ただ、金融事業は法律や規制などが様々存在しており、ビジネスをするにあたって免許だったりが求められる領域です。(金融業界に詳しくないので誤りがあったらそっと連絡ください、、笑)
もちろん20代の起業家の方も金融業界にはいますが、突出している方の多くがもともと外資系銀行や近い業界で長年務められた方々だと考えてます。

大槻は、金融事業を立ち上げ切ろうとするも、そもそも知識量で追いつくのに時間を要するのと、大槻自身が金融業界に関するインサイトを深い解像度で持ち切るのが難しいと判断し、金融事業を撤退しました。

これは起業だけではなく、新卒で入社する会社選びにも共通していていると考えてます。

金融含めそもそもその業界に関するスキルもキャリアもない若手が入っても、インサイトが掴めなかったり、業界に関する風習がわからないため、スタートラインに立つのに多くの時間を要します。
これでは、先輩たちと比較したときに圧倒的な成果を出すのはかなりハードになります。

これが若さが活きる場所であれば、大きく状況が変わってきます。
要するに、若手だけが経験やスキルを持つ領域で戦えば、ジャイアントキリングが起きるのです。
SNSマーケティングがまさにそうだと考えているのですが、中学の頃からSNSに触れていて、まさにYouTube全盛期世代を過ごしてきたのは今の20代の方々です。
常に、LINE・YouTube・Instagram・X(Twitter)・TikTokらのSNSと人生を共に過ごしてきた自分達世代は、圧倒的にこの領域に詳しいです。
この詳しさというのは、20代の中でも詳しい方などという次元ではなく、他の世代の方に比べても圧倒的に詳しいです。

入社4ヶ月で自分が新規事業の責任者に抜擢され、COO直下で立ち上げをした時も、まだまだ『TikTokってなに?』というタイミングで一日7時間以上TikTokを見て、会社の誰よりも一番自分が詳しい状態になりました。
企業活用がまだまだされていないタイミングでしたが、自分の周りではすでにTikTokを見ている人や、ダンスを投稿している人が多くいたので、友達に聞けば何が流行っているのかのキャッチアップは容易でしたし、実際に自分がTikTokを見ても『こういうところが面白いから流行るのか』というインサイトの言語化も非常に簡単でした。

圧倒的に若いうちから突き抜けるにあたって、自分の若さが活きる場所なのか、その市場で戦ったときに圧倒的に自分がインサイトを持っていて、強い解像度で戦うことができる市場なのかは意識したほうが良いと思います。

これを意識したときに、自分にとってサイバーエージェントにはプロの方が人数の絶対数として多すぎると感じました。
もちろん『新卒のうちはプロの人のもとで学ぶのが大事』『キャリアの最初はスキルを積み上げるのが大事』という意見もすごく分かります。

実際にいろいろな方と内定者時代にお話しした時も、とんでもないレベルの高さとそもそものベースレベルの強さを感じて本当に凄まじい会社だと感じました。
今マネジメントをする立場になり、制度設計など含めて圧倒的な経営レベルの高さを感じてます。

ただ、とにかく打席数と裁量権を意識していた自分にとっては、『若さ』を起点に突き抜けていくイメージが少し湧きづらいのも事実でした。
新卒だけでも200人超という圧倒的な人数と、広告業界に自分の人生と同じくらい在籍しているような方々と戦うとなったときに突き抜けるイメージが湧きませんでした。

一方、FinTは平均年齢が26歳で、経営メンバーやマネージャーメンバーもまだ両手で数えられる人数かつ、全社でも80人ほどと、死ぬほど努力をすればまず会社の中で突き抜けるイメージが湧きました。

大好きなリーダー合宿の写真です

人数が少ないからこその絶対数の少なさはあるかもしれませんが、大槻・山下という経営陣の他にも若くして圧倒的な強さを持つマネージャー・リーダーメンバーがいるからこそ、濃度としてはすごく高いと感じています。
若いからこその経験不足はあるかも知れませんが、その点を会社としても認知して投資家、40代以上のプロメンバー採用など経営力を上げる打ち手を連続的に打っているのを社内でも感じましたし、その事業インパクトを常に感じていました。

自分が最も重視していた『若さが活きる市場なのか』という点においてSNSマーケティングはこれ以上ない領域でしたし、ただ若さの勢いだけで戦うのではなく圧倒的な視座の高さを持っているこの会社で自分も戦いたいと思い、最終的にFinTを選びました。

この選択が正解だったかは長い人生なのでまだわからないかもしれないですが、新卒にもかかわらず、事業部の責任者を2つ任せてくれていて、経営メンバーとして巻き込んでくれて常に大槻・山下という経営陣と関わる時間が多いのを振り返ると、この選択が正しかったなと感じてます。

抜擢されるために意識すること

長々と書いてしまいましたが、最後に成果を出す上で意識することを書ければと思います。
メンバーに向けて書いているところもあるので、メンバーのみんなが見てくれることを祈ります笑

年明けからインターンやスタートアップに入社する方や、2024年はギアを上げるぞという方はぜひ見てみてもらえるとです!

①約束を絶対に守る

そんなの当たり前だろと思うかもしれないですが、本当に約束を守れているかを意識してみると、自戒も込めてですが、大体守れていないかと思います。

例えば、資料の確認をメンバーが上司に依頼して、提案日の2日前に確認予定だとします。
確認直前に、『すみません、資料進捗が悪く明日にリスケさせてください』という連絡をメンバーがします。
進捗が悪くなってしまうのは、緊急タスクなどもあると思うので仕方ないと思うのですが、確認する上司は『このタイミングでこういうFBをして、当日までにこういうアウトプットに持っていこう』というのをイメージしていたり、『最終確認は前日のいついつにしよう』など成果物に責任を持っているのでアウトプットまでのスケジュールやフローをイメージしてます。

確認が迫ったタイミングでリスケ連絡するのはメンバー視点だと『進んでいないから見せても仕方ない』と思いがちなのですが、リスケ先の確認タイミングで上司の期待値を下回っていたときに軌道修正が難しかったり、そもそも上司も修正依頼を許容ライン程度に抑えたりします。

上司からしたら最悪なのは、成果物が完成していないことです。
moreをとにかく求めるより、時間がないタイミングで優先するのはまず形としての完成を目指します。
そのため、120%で挑むのがベストだとわかっていながら、このタイミングでこのFBをすると、そもそも完成が危ういという思考が働いてFBのレベル感がMAXレベルよりは下がります。

圧倒的スピードで成長していくためには、上司がびびるレベルのアウトプットを出す必要があります。
そのためには、上司の期待ラインなんてものは提案や商談の3日前くらいにクリアしておいて、残り3日で圧倒的なものに仕上げるくらいの気持ちでやらないとだと思ってます。
だからこそ、約束を徹底的に守ると、求める基準が互いにどんどん上がっていき、成長していきます。

②仮説を持って、がめつく質問する

よく『質問しすぎちゃってすみません』とか、『質問ばっかしちゃってて上司に申し訳ない』など聞くことがあるのですが、基本的に質問は死ぬほどするべきだと思っています。
入社して3ヶ月以内なんかはもう質問するのが仕事レベルでしまくっていいと思ってます。

よく一人で悩んで、その作業にそんな時間かけてたの?!みたいなことが起きると思うのですが、大体聞いてみると無理やり自分で考えようとしているパターンがあります。(もちろん質問しやすい空気作りはしている前提)
よく本とかを読むと、仮説を持って質問しようとかまずは自分の頭で考えようというのがすごく多く書かれているので、それを意識した結果だと思うのですが、それは考えることに価値があるものだけに適応するべきだと思います。

基本的に下記を公式的に持っておくといいなと思うのですが、
・考えても仕方ないこと=考えずに0秒で質問
これはルールやテンプレなどがあるようなそもそも決まり事的なものになります。
これは本当に考えても仕方ないことなので、考える時間がそのまま無駄にした時間になります。

・考える・思考が必要なもの=5分考えて、自分の答えを持って質問
これはテンプレなどがなく、提案やミストラなど考える余白があるものになります。
たくさん質問するのは重要なのですが、考えればわかることや調べればわかることをたくさん質問するのはレベルが低くなります。
ただ、ここで重要なのは考える時間は5分間にとどめることです。
5分そのことについて考えて、手が動かない状況は1時間経とうと何も変わらないので、そこは諦めて質問をした方が良いです。

仮説・自分の思考フローを当てながら質問できると、そのプロセスについてFBをもらえるので、そこを意識するとFBのレベルと回収力が上がります。
結果は合っていても間違っていても割とどうでもいいと思っており、その仮説に至ったプロセスのすり合わせができると、次何かを考えるときに一定レールから外れない思考プロセスを辿ることができるようになると思います。

③個人最適ではなく、自分が社長になって会社最適で考える

自分が社長・オーナーになって意思決定をする重要性

ここまでは割と個人ベースの話かつ仕事ができるみたいな文脈の話だったのですが、抜擢ペースが早い人は圧倒的に視座が高いです。
視座については過去このnoteで書いているので、ぜひ『視座を上げろと言われるけど、どうやるんだよ』という方は見てもらえると少しスッキリするかと思います!笑

よく追い込まれていたり、忙しくなると判断が個人最適になってきます。
例えば、案件や相談が多くなってきて、どうしても人材やリソースが足りないとなったときに、自分のチームだけで判断しようとしたり、自分のキャパシティだけで判断を行うのがイメージとして近いです。
これは自分も結構やりがちなのですが、この状態は自分の視座が下がっていて、見えているのが自分のリソースと見れてもせいぜいチームメンバーのリソース状況くらいになっています。

この状況だと、会社にとってすごく大きなインパクトを与えられる案件や相談だとしても、目の前が厳しいからお断りをするというような判断をしかねません。

視座が高いとどうなるかというと、事業部・会社全体を見た会社最適な判断を行います。
この案件は会社全体に対するインパクトがあり、売上インパクトとしてもこのくらいあるから、自分達のチームでは対応は確かに無理かもしれないが、会社視点では受ける必要がある。

というまず会社全体での視点で起きている事象を判断して、その後それを可能にするために考えうる打ち手を全社ベースで考えます。
例えば、『このチームは今週余裕あると言っていたから、今週だけこの部分のみ切り出して手伝ってもらえないか』打診しようという形で、自分が社長になった視座で事象の分解と打ち手を生み出します。

これはミストラでもよく生じる話で、改善策を出すときに、『自分がダブルチェックを入れるようにします』みたいな打ち手がありますが、それは自分視点でしかなく、自分がチェックする範囲でのミストラ対応策でしかありません。
絶対に自分以外のチームや他の人が同じミスをします。
自分が社長であれば、そもそもそのミスを誰もが犯さない仕組みを作る方が遥かに合理的ですし、社長であればそうすると思います。

常に自分が社長・オーナーの視座を持ち続けて、この打ち手は全社として見たときに最適なのか、自分のチームだけの視点じゃないか、というふうに考え続けるのが重要だと考えてます。

最後に


かなり長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただいた方ありがとうございます!

いろいろ偉そうに書かせていただきましたが、自分もまだまだですし、本当に毎日自分のレベルの低さに絶望する毎日です。
ただそれでも、自分のnoteを見て面接を受けてくださる人や、自分を見てロールモデルとしてインターンを始めましたと言ってくださる方がいらっしゃるので、少しでも自分の経験が誰かを後押ししたり、手助けになれると嬉しいなと思い書かせていただきました。

スタートアップに入社することは挑戦的だなと思いますし、一定のリスクもあるかもしれません。
自分も新卒で入社するときに、早稲田からスタートアップに入社すると周りから勿体無いとか、絶対あっちの方がみんなから羨ましがられるなとか考えました。

ただ結局、そんなのは自分が気にしてるだけですし、大きな会社に行っても成果を出さなければ、どのみちただいるだけで飼い殺しにされるだけだと思います。
会社の名前がどうだろうと、成果を出して大きく活躍すれば、みんなからその会社に入って良かったねと言われます。

どこでも成果を出すのはとても大変ですし、ワークライフバランスを捨てるタイミングも多くあります。
成果を出したいとか突き抜けたいのであれば、グダグダ言ってる暇はないですし、周りから引かれるような努力が必要だと思います。

本当に成果を出したい・突き抜けたいと思うのであれば、そのくらいの覚悟が必要だと思いますし、その覚悟がないのであれば、圧倒的に突き抜けたいですなどと言わない方が自分のためにも、親身にFBしてくれる上司のためにもなると思います。

ワークライフバランスを保ちながら、圧倒的な成果を出したいですなんてことはあり得ないと思っています。
受験ではみんながこれを理解していると思っていて、遊びながら早寝して難関大学に受かろうとする人がいると馬鹿にするのに、ビジネスになると、自分の趣味の時間を大事にしながら突き抜けた成果を出したいみたいなことを平気で言うので、ここはトレードオフだと理解したほうが吹っ切れるなと思います。

最後に宣伝になってしまうのですが、
この記事を見て、少しでもFinTに興味を持っていただけたら、ぜひ下記TwitterにDMをください!

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一緒にとんでもない事業を作りましょう!

noteの言ってる意味をもう少し知りたいとかでも全然なんでも大丈夫ですので、ぜひご連絡お待ちしております。
https://twitter.com/SoiYahuuuu


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