起業をしてはじめて融資を受けた時に思ったこと
ksk_bizの記事を開いてくださりありがとうございます!
だんだんと梅雨が近づいてきて片頭痛に悩まされております…
そんな中でもnoteの記事を書きたいと思えるのはひとえに記事を読んでくださるみなさんがいるからだなぁと改めて感じています。
今日もありがとうございます!
今日は僕が起業をしてはじめて融資を受けた時に思ったことを書いていこうと思います。
ノウハウとかハウツーとは違う本当に起こったことや思ったことですがよければ読んでいってください。
早速結論になるのですが、大きくは以下の3つですね。
経理をやっていて良かった
自分という個人に信用なんてない
担当者の力の差は本当に大きい
僕の経歴について少し…
僕はサラリーマン時代にいくつかの会社を転々としていて(ちゃんと目的をもっての転職でしたが)、その中で一番長く経験していたのが中小企業の経営管理部門の仕事でした。
経営管理というといわゆる財務経理、人事労務、総務といった本社の仕事です。まったくの素人から入社をしてありがたいことに部長というポジションまで経験させていただきました。
本社の人数はあまり多くなかったので全ての仕事に携わりましたが、中でも財務経理の仕事は僕にとって一番楽しい分野で、今でも人に教えたりするぐらい「ハマった」仕事です。
まぁそんな楽しかった仕事でしたが、ひょんなことから退職をして自分で会社を起こすことになりました。
(このあたりは今回は割愛します。また後日にでも)
本来はあまり無いことだと思いますが、なんとほぼ未経験分野でしかもいわゆる「ハコモノ」、店舗をかまえなければいけないという少々厳しい条件での起業でした。
しかも、行政がらみの業種なのでまったく売上の目処がたっていない状況で従業員まで雇わないといけないなんて、今もう一度やれと言われたらちょっと悩むかもしれません…笑
なにかあっても自由に動けるようにと、ある程度の貯金はしていましたがやはり融資を受けるということは避けられない状況でした。
経理をやっていて良かった
融資を受けると決めてからやはり思ったことは、経理をやっていて良かったということです。
なぜなら融資を受けるときに最も大切なのは「事業計画」であり、
中でも「収支計画」は必須な計画です。特に創業融資ともなると、今までの結果がないのでいかに「それらしい未来の計画」を作り説明できるかが融資審査の明暗を分けるのです。
未経験業種ではあっても、ある程度の数字感覚があったのでこの計画部分についてはほぼ完璧につくることができました。
(実際に初年度と2期目の収支はほぼ計画通りにすすみ銀行員にも驚かれたほどです。)
いかにその業界・仕事に詳しくスキルがあろうとも、その内容を数字に落とし込めるかどうかは別の話。
経理という仕事を経験していて本当に良かったと思いました。
自分という個人に信用なんてない
よく営業の世界なんかで、「会社という看板があってこそ商品が売れる」という話があると思いますが、これって本当のことなんだなぁと改めて感じました。
それこそ僕はサラリーマンで仕事をしているときには、部長として融資の仕事もしていました。
合計で数億単位の融資を受けて、ともすれば銀行の方から借りてほしいというスタンスでやりとりをできるほどになっていました。
しかも今回は完璧と思える(自分の中では…ですが笑)計画を作っていたものだから、なんの問題もなく融資を受けれるだろうと思っていました。
しかし、フタを開けてみると口座を開設するところからつまづきが…笑
結果としては問題なく口座開設から融資決定までいけましたが、「今までとは違うんだ、あの対応はあくまで会社の信用があってこそだったんだ」ということが身にしみてわかりました。
担当者の力の差は本当に大きい
そんなこんなで無事に融資を受けることはできたのですが、これは本当に覚えておいた方が良いなと思ったのが、「担当者の力の差は本当に大きい」ということです。
僕はこの融資で複数の融資担当者とやりとりをしました。
これもあまりないことかもしれないですが、融資申し込みのときに途中で担当者さんが異動になってしまったのです。
異動の話を聞いたときには「えぇ…このタイミングで…?」とすごく不安になりました。
というのもこの異動してしまった担当者さんのときに審査にすごく時間がかかっていたのです。
ただでさえ予定よりも遅れているのに担当が変わるなんて…
今までの経験上、銀行の担当が変わるときは引き継ぎもそこそこになることが多く、新しい担当者さんには一から説明しなければならないんです。
正直手元の資金も減っている状況だったのでこのときは本当に肝を冷やしました…
しかし、この新しい担当者さんに変わってなんと一週間もたたないうちに融資をまとめてくれたんです!
(もちろん前任の方がしっかりとやってくれたというのもあると思いますが…)
しかも、この担当者さんは追加融資の申し込みのときにも、こちらの意図を汲み取ってくれ、すぐに稟議を通し「社長のタイミングでいつでも実行できますんで言ってください!」なんて言ってくれたんです!
※融資ではお金を振り込んでもらうことを実行と言います。
これにはさすがに担当者さんの力の差は本当に大きいなと思いました。
(前任の方が良くなかったというわけではないです。本当に親身に話を聞いてくださいました。)
ということで僕は無事に創業融資、追加融資を受けることができ事業を続けていくことができています。
というお話でした。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
これから起業をしよう、融資を受けようという方たちに「こんな人もいるんだなぁ」くらいのお役に立てたらなによりです。
経理の仕事を教えたり、起業のお手伝い、相談もフリーランスとしてできますので、なにかご希望があればお気軽にコメントなりプロフィールのインスタからDMでもいただければお答えします。
(ちょっと宣伝ぽくなってすいません)
最後まで読んでくださいありがとうございました!
また次回もよろしくお願いします!
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